広汎性発達障害児を持つ親のストレスと原因

広汎性発達障害児を持つや、その家族は、人には言えないご苦労を、何年もされていると思います。

主に養育者である母親に、かなり高い確立で気分障害、うつ病が発症する可能性があると言われています。

障害のある子供を産んでしまった自分への罪責感、育児の負担が大きなストレスの原因になっています。

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広汎性発達障害児の母親が受けるストレスの原因

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広汎性発達障害の子供は定型発達の子供に比べて、育てにくい子供といえるかもしれません。

個人差はありますが、広汎性発達障害には落着きのなさ、多動、言葉の遅れ、強いこだわり、癇癪、パニックを起こしやすい、意思疎通が難しい、夜寝てくれない、音や味覚に敏感であるなど、とても扱いにくい面を持っています。

知的障害のある重度の自閉症の子供は、言葉の遅れがある上に、簡単な意思疎通ができず、年齢相応の身辺自立ができないので、母親がかかりっきりになります。

物事を理解する年齢になっても、広汎性発達障害の子供はじっと座っていられない、落着きがない、順番が待てない、パニックを起こすなど、公衆の場でのマナーが守れません。

言葉の遅れのない子供でも、初対面の人に失礼なことを言ってしまったり、言葉のキャッチボールがうまくできないなどの問題がみられます。

発達障害は外から見てわかる障害ではないので、どうしてもその視線は母親に向けられます。

周りから、親戚から、時にはご主人から、子供のしつけがなっていない、母親の教育が悪いと思われやすく、母親自身も子育てに自信を持てなくなるなど、肉体的にも精神的にも追い詰められていきます。

広汎性発達障害の子供は常に外界からの刺激にストレスを受けていて、それが原因で問題行動が起こることが多いのですが、親もはじめはその理由すら分からないので理解できません。

言葉で言ってもわからないので子供を叱る、時には叩く、ヒステリックになることもあると思います。

多動な子供は、ちょっと目を離すと外に出て行ってしまうこともあります。

いつ何をするかわからないので、養育者は常に気の休まることのない緊張感の中に置かれています。

親は兄弟に及ぶストレスにも注意すること

広汎性発達障害の子供に兄弟がいる場合、親は兄弟に及ぶストレスに対しても注意を向ける必要があります。

どうしても母親が障害のある子供にかかりっきりになってしまうため、兄弟は我慢させられることが多くなり、とても寂しい思いをしています。

利口な子供は、母親が大変なのがわかり、自分が我慢してしまうことがありますが、下に小さい妹、弟がいるときには、一緒になって甘えてくるので、子供も親もパニック状態だと思います。

同じ小学校に通うママ友の一人に、重度の発達障害で、てんかん発作を持つ女の子のお母さんがいましたが、さらにその子の下に年子の弟が二人いました。

学校に行っている時だけがほっとできる時間ですが、いつてんかんを起こすかわからないので、気が休まらないといっていました。

学校からみんなが帰ってくると戦争状態で、上の子供に手がかかるため、すぐ下の弟は暴力的になり、一緒に心理治療に通うようになりました。

また、障害のある子供のお姉ちゃんを、別の小学校に通わせている人もいました。

弟のことで、お姉ちゃんに負担をかけたくないという親の気持ちからでした。

障害のある子供よりも、むしろその兄弟に細心の注意を払わなければいけないと、よく言われていることですね。

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お父さん、お母さんと広汎性発達障害を持つ子供を助けてあげて!

広汎性発達障害の子供を持つ母親の心が、常に強い状態でいるわけではありません。

子供に障害があることを受け入れることは、とても時間がかかることです。

何故自分が障害のある子供を生んでしまったのか、という罪責感がいつも心の片隅にあります。

自分は一生懸命やっているのに子供には伝わらない、療育を始めたからといってすぐ効果が出るものではない、この先どうしていけばいい?、、、自分の中で必死に戦っているのです。

そんな時、お父さんの出番です。

お父さんが会社が休みの日、子供を公園に連れて行ってくれるだけで、癒されます。

お父さんは、もちろん昼間は外で働いているのですから、「家のことぐらいちゃんとやってくれよ」と文句を言いたい人がいるかもしれません。

会社でストレスを受けているのに、家の問題までやってられるかという方もいるんですよね。

ついには奥さんを非難してしまうご主人、家庭崩壊寸前ですよ。

広汎性発達障害の人の割合は女子より男子が多いので、男の子が体も心も成長していく時に、お父さんがしっかり受け止めてくれたら力強いですよね。

日本の男性は面倒を良く見てくれる人が多いそうですけれども、いつまでも子供の面倒は奥さん任せで、自分も甘えたい、そういうお父さんもいるんです。

発達障害の子供を持つお父さん!

子供の状態を見れば、情けなくて、イライラして、もっとしっかりしろよ!と感情をぶつけてしまうかもしれません。

奥さんに文句をいい、非難する前に、どうしてそうなったのか、ストレスの原因を聞いてあげることはできませんか?

親は広汎性発達障害児が受けるストレスの原因究明を

障害の特性により、発達障害の子供は小さいころから怒られたり、叱られたり、時には虐待を受けたり、いじめやからかいの対象になります。

定型発達の人にとってなんでもないことが、すごい刺激だったり、脅威だったり、先の読めない不安だったりするのです。

不安や恐怖から逃れたくて耳を塞いだり、叫んだり、その場から飛び出してしまう時もあるんです。

何を言っても反応しないと思っても、自分の興味のあることに集中しているのかもしれません。

広汎性発達障害の人は自分が感じた恐怖や、嫌な経験をずっと記憶していて、それが突然フラッシュバックすることがあります。

小さいころから否定的な見方をされ、押さえつけられてきた子供は、どこかで爆発してしまうかもしれません。

子供は理由なしに親を困らせようとしているのではありません。

子供の側に寄り添ってストレスの原因を考えてあげましょう。

広汎性発達障害児のストレスの原因を軽減するために親ができること

広汎性発達障害の症状が様々で、どこが障害なのか理解されにくい部分があります。

中には子供の障害についてどこにも相談もできず、悩み苦しんでいる人もいるのではないかと思います。

子供の様子が何か違うと違和感を感じたら、まずは自治体の福祉課、保健センターに相談してみましょう。

医師の診断を受けて、広汎性発達障害がどういうものか、どのような支援が必要なのか知ることから始めましょう。

それから、相談できる相手を見つけましょう。

それはパートナーであり、同じ悩みを共有できるママ友や先輩であり、学校の先生、療育の先生、医師であるかもしれません。

子育てに疲れて落ち込んだとき、話を聞いてくれる人や客観的な意見を言ってくれる人、元気をくれる人の存在はとても大きいです。

診断名が同じでも、障害の程度により現れてくる特性、こだわるところも本当に人それぞれなので、その子にどんな支援が必要なのか注意深く見ていく必要があり、親も勉強するべきだと思います。

発達障害というと、周りに合わせられない問題行動や、悪い面がクローズアップされてしまいますが、心が繊細で、純粋で、探究心があり、クリエイティブな人たちなのです。

広汎性発達障害のお子さんの親、一緒に暮らす家族は本当にたいへんなストレスを受けています。

悪い面ばかりが目に付き、お互いにストレスを受けてきたのが今までの私たちだったとするなら、これからは少しでもよい面に目を向けていきましょう。

療育の方法、家庭でできる育て方など、DVDや書籍、様々なコミュニティを活用していきましょう。

まとめ

自閉症の息子もいつしか高校生になりました。

当時は何からはじめていいかわからず、毎日が憂鬱で、ストレスで、世間に対する不平不満で心が満ちていました。

以前のわたしは自分も精神的に幼い上に、周りに相談できる人がいなくて、今のように情報を入手するのが困難で、父親も精神的に病んでいたので、子供と夫と暮らす自信がありませんでした。

家に重度の障害者がいると、その家は潰れるといわれるくらい、病人や障害者を抱えるということは大変なリスクを背負うことになるでしょう。

でも、苦しんでいるのはあなただけではありません。

だから周りに目を向けて、発達障害を正しく理解し、勉強してくださるようにお願いします。

なぜなら制度や医療知識など、情報はどんどん変化していきます。

広汎性発達障害の子供を持つ親や家族が、どうか試練を乗り越えながら、笑顔で生きていくことができますように。

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