3歳児に現れる広汎性発達障害の特徴と症状とは

広汎性発達障害は自閉症スペクトラムとも呼ばれ、自閉症、アスペルガー症候群、小児期崩壊性障害、高機能自閉症、特定不能の広汎性発達障害等が含まれます。

知的障害がある自閉症の場合は、3歳までに特徴や症状がはっきりしてくるので診断が容易だといわれます。

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定型発達の3歳児の特徴とは

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定型発達の子供は3歳になるとどのようなことができるようになるでしょうか。

3歳は運動能力や心の発達が徐々に伴うようになる頃だといわれ、次のような特徴が現れてきます。

・自分と他人、友達との関係がわかるようになる

・きちんと教えれば危険から身を守ることもできるようになる

・なんにでも興味を持って、「どうして?」「なんで?」と質問が増えてくる

・順番を待つことも少しずつできるようになる

・友だちとおもちゃの貸し借りができたり、一緒に遊ぶことができる

・言葉も発達するので人とコミュニケーションができる

・簡単な指示を理解できる

3歳児の成長には個人差がありますが、人とのかかわりの中で人間関係を広げていこうとするのですね。

広汎性発達障害の3歳児の特徴と症状とは

広汎性発達障害の3歳児には次のような特徴症状が見られるようです。

・知的障害がある場合は言葉が遅い

・「ごみを捨てて」、「新聞持って来て」等、簡単な指示が理解できない

・同じくらいの子供たちと遊ばない

・予定が急に変るとパニックを起こす

・オウム返しをする

・興味のあることには、高い関心を示す

・多動でじっとしていることができず、すぐどこかに行ってしまう

・目を合わせない

・名前を読んでも振り向かない

・人が大勢いるところが苦手だったり、泣き出したりする

・おおきな音や、感触にとても敏感だったりする

・鉄道の駅名や、世界の国旗を覚えてしまうなど、記憶力に優れていることがある

アスペルガーや高機能自閉症には言葉の遅れは見られません。

こちらの記事もご覧ください ⇒広汎性発達障害の子供の診断とチェックリスト

広汎性発達障害の特徴や症状が見られたら専門医に相談を

3歳はいろんなことができるようになる時期です。

自分の子供がちゃんと成長しているかどうかは、とても気になるところですよね。

同じような年齢の子供を見ると、つい目に留まります。

お隣の子供はもうこんなこともできる、あんなこともできるのに、うちの子はできない、、、と比較したり、兄弟と比較したり、、、。

男の子より女の子の方が早く言葉を覚える傾向があり、愛嬌もあるようです。

一人っ子と兄弟が多い子とでは育つ環境も違います。

成長には個人差がありますが、もし検診や、保育園の先生から助言を受けたり、または親が気づいたら、早めに専門医の診察を受けられたほうがよいと思います。

息子は知的障害があり、自閉傾向の強い広汎性発達障害でした。

一緒に散歩に行くようになって気づいたことは、よく歩いてはくれたのですが、大勢の人がいるところは嫌がったり、母親が呼んでもわが道を行くのです。

いつも同じ道を通ろうとし、別の道を行こうとするととても嫌がりました。

こちらの簡単な呼びかけに反応しないので、いつも親が子供を追いかけているという感じでしたね。

言葉がなかなか出てこなかったので小児科にも行きました。

普通の子供とは明らかに違うなーと思ったので診察を受けることにしたのですが、言葉が出ていて、人にも関心を向ける子供だったら、病院を訪ねることはなかったでしょう。

地方の総合病院の小児科でしたが、今思えば発達障害の専門の先生ではなかったのでしょう。お母さんが外国人なので言葉が遅いんでしょう。まだ小さいから様子を見ましょうと言われました。

韓国は教会がとても多い国です。同じ町内に幾つも建っていることもありますが、少し大きな教会では子供を預かる保育園を一緒に運営しているところがあります。家から歩いていけるところにそのような場所があったので相談に行きました。

そこは4歳から6歳くらいまでの子供たちが沢山いたので、そういう環境にいれば言葉も覚えるかもしれないということで昼間の3時間くらいを見てもらうことにしました。

預けるのはこちらも初めてなので、当日は私もどきどきしながらもお願いしたのですが、その日の当日に電話が来ましたね。お子さんがいなくなりました!おうちに帰っていませんか?と。!!!!

初日から何!どういうことですか?と先生に尋ねると、まあ、子供も多かったのですが、いつの間にかいなくなってしまって、と、今職員で手分けして探してます!という電話です。

じっとしていない子なのでということは伝えていましたが、先生が目を離した隙に勝手に外に出てしまったようです。しばらくして近くを歩いていたのを見つけたそうですが、大きな歩道もあったのでひょっとしたら事故になっていたかも知れないのです。

こちらもまだ言葉がうまくできないし、先生に対しても強く言えなくて、とにかく無事に見つかったのでよかったです。気をつけてくださいとだけお伝えしました。とてももどかしかったのと、自分の意見をしっかり言えない自分が悲しかったです。

今までその園では勝手に出て行く子供はいなかったらしく、その翌日からその園には頑丈な鍵が取り付けられたのです。

 

言葉が出ていても発達障害である場合があります。

人と関わろうとするのに一方的な発話をする、オウム返しをする、言葉のキャッチボールができないことがあります。

保育園や幼稚園に通うようになって、先生が気づいて診察を受ける子もいますが、知的障害がない場合の診断は難しく、病院でも経過を見ましょうといわれることもあります。

3歳くらいではそれほど大きな差は現れないのですが、幼稚園、小学校と進んでいくと、その差は開いていきます。

アスペルガー症候群や、高機能自閉症、ADHD、学習障害、多動がめだたない子の場合は、未診断のまま成長していくこともあります。

日常生活に特に支障がなければいいのですが、本人が生きづらさを感じていることもあります。学校の授業についていけなくなってわかることもあります。

普通と違うということがいじめの対象になるということもあると聞きます。お子さんの日常に気をつけてあげることが必要なのかと思います。

発見は早ければ早いほどいいといわれています。

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広汎性発達障害の特徴や症状は早期療育によって改善する

広汎性発達障害は障害の程度によって、現れる特徴と症状は多様です。

言葉の遅れのないアスペルガー症候群、高機能自閉症の子供などは、障害があると気づかないまま大人になる人も少なくありません。

最近、大人の発達障害が社会問題になっていますが、子どもの時に発達障害であることがわからずに、大学に進学したり、就職するようになってから、診断を受けに来る人が増えているということです。

社会に適応できない自分を責めたり、周りの理解を得られず受け入れてもらえなかったり、さらには引きこもり、うつ病という二次障害を引き起こしてしまう人も少なくありません。

彼らにたずねてみると、ずっと生きづらさを感じていたと言います。

周りの理解と適切なサポートを受けられない人は、本当に辛く孤独な人生を歩んでしまうのです。

親や教師が早いうちに気づいてあげられないと、その期間が長引くことになります。

日本は欧米に比べると発達障害の認識も低いため、世間体や周りの目をとても気にしながらも、時間だけが過ぎてしまいます。

今すぐ命に関わるようなことではないからと、診断を受けることを先送りにしていませんか?

人よりちょっと遅いだけで、成長と共に良くなっていくのでは?と思っていませんか?

先生から話があっても「いやいや、自分の子にそれはない」と受け入れないことはありませんか?

今は、ちょっとしたことで検査を受けさせられるとか、気の遣いすぎだと言う意見もあるようですが、よく考えれば早期に発達障害に気づくことができます。

早期療育に取り組むことで、子供と親の心理的な負担を減らすことができ、その子供にどういう支援が必要なのかがわかります。

早くに相談や療育に取り組んだことによって、グレーゾーンにいた子供たちがとてもよい方向に変化していくケースも報告されています。

まとめ

重度の発達障害の子供には言葉の遅れ、多動、強いこだわりなどが目に付くようになります。

ちょうど歩き始めるようになり、子どもがどんどん外の世界に飛び出していこうとする時、定型発達の親は広汎性発達障害の子どもの態度や行動に翻弄されることでしょう。

2歳~3歳後半までの時期がいちばん大変な時期ではないでしょうか。

多くの方が子どもの対応に追われ、どうしたらいいかわからずに途方にくれ、情報を集めるために検索されるようです。

障害の重い子供は3歳くらいで診断が可能だといわれていますが、障害の軽い子は小児科の医師でも診断が難しいといわれます。

経過観察をしていくうちに、その特徴がはっきりしてくる場合もあるし、障害が認められないという場合もあります。

ただ、早い時期から相談や療育に取り組んでいったほうが、あとあと良い結果を結ぶようです。

その子どもを取り巻く支援者、環境も大きな要因になります。

自分のように広汎性発達障害のことをよく知らずに子どもに対応すると、子育ては悲惨な状態になります。

息子が3歳の時は家にネット環境もなく、十分な情報を入手する方法がなく、身近に適切な指導をしてくれる人もいなくて、大切な時間を無駄に使い、とても遠回りをしてしまいました。

広汎性発達障害に対する社会の認識はまだまだ不十分で、誤解されている部分も多いと思います。

小さいお子さんの親がお子さんの成長を注意深く見守ってあげ、正しい情報を知っているだけでも子どもの大きな助けになることでしょう。

3歳という大切な時期を無駄に過ごさないでくださいね。

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2 Responses to “3歳児に現れる広汎性発達障害の特徴と症状とは”

  1. 浅野 より:

    この書き込みを読ませていただいて、そのとうりだと思いました。
    私は、孫が6人いて、その孫たちを自閉症にしたくない、と言う思いから、事変賞の研究に取り組みました。前に不登校と脳について研究していましたので、割と早くに出来ました。それから13年、ずーっと、自閉症のカウンセリングと研究を続けてきました。そうして、昨年3冊目の本を出版しました。
    「0から4歳脳を元気にする療育・発達障害と改善事例44」と言う本です。読んでいただき、そうして感想を聞かせていただけると大変に嬉しく思います。突然の厚かましいお願いをお許しください。

    • mina より:

      浅野様
      コメントありがとうございます。
      発達障害の子供の母が書いたブログに関心を向けてくださり恐縮です。
      最近仕事を始めてブログの更新が滞っております。今すぐというわけにはいきませんが、本を読ませていただきます。また、ブログでも紹介させていただきますね。

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