2歳児の癇癪は、広汎性発達障害の可能性があるの?

2歳児の癇癪は、子供が成長過程において起こす一つの表現方法だと言われますが、新米ママにとっては初体験です。

しばらくの間、泣き止まなかったり、物を投げたり、時には頭を壁や床に打ち付けたりすることもあります。

こだわりが強く言うことを聞かない、すぐ癇癪を起こす、そのような子供の姿を見ると、大丈夫なのかな?どこか病気なのかな?最近耳にする広汎性発達障害なのかな?と不安になる人がいるかもしれません。

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癇癪はどの子供にもあるもので、病気ではありませんよ

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癇癪は、赤ちゃんが成長していく過程において、2歳前後から始まるといいます。

ほとんどの時間を寝て過ごす新生児は、泣くことでママを呼ぶのです。赤ちゃんが泣けば、すぐママが飛んできて、オムツを替えたり、ミルクを飲ませたり、常に快適な環境を整えてくれますよね。

月齢が進むにつれ、起きている時間が長くなり、はいはいを始めるようになると、目の前にある物はなんでも触りたくなるのでしょうか。手当たりしだい家中の物を触るようになりますよね。

ママの化粧品をいじったり、流しの下の調味料をこぼしたり、戸棚の中を引っ掻き回すので、子供の手の届くところに、うかつに物をおくことができません。

この頃からママにいけません!と注意されたり、我慢させられることも増えてくるので、子供の要求はだんだん通らなくなってきます。

だから思い通りにならないので癇癪を起こすのですね。

癇癪の起こし方も個人差はあります。ある子はとても激しい癇癪を起こし、1時間以上泣いている時もあります。

物を投げつける子、自分を傷つけてしまう子、そうかと思うと、ほとんど癇癪を起こさないおとなしい子もいます。

そのような姿を見る時、『この子はどこか悪いのだろうか、 親の接し方が間違っているのだろうか』などと心配になってきますが、癇癪はどの子供にも見られるのです。

ママがあまり不安にならないほうがいいんですね。

広汎性発達障害の疑いがもたれるいくつかのサイン

ところが中には、発達障害などの先天的な障害により、激しい癇癪を起こすことがあります。

定型発達の赤ちゃんは、成長するにつれて少しづつ単語がではじめ、物を認識できるようになり、ママの言葉を理解できるようになっていきます。

2歳になると、言葉もどんどん出てくるといいますが、個人差がとても大きい時期でもあります。

広汎性発達障害の特徴の一つに、言葉の遅れがあります。

一般的に、男の子より女の子のほうが早く言葉を覚えて話しはじめます。

言葉が遅いのは、『パパも子供の頃言葉が遅かったから』と思うこともありますが、言葉の遅れには早くから注意を傾けましょう。

お子さんに特にこだわる部分や、絶対に変えようとしないことや、パニックになるなどが見られたら、書き留めておきましょう。

広汎性発達障害は、知的障害を伴うものと知的障害を伴わないものがあります。

知的障害を伴うのは主に自閉症、知的障害を伴わないのは高機能自閉症、アスペルガー症候群で、言葉の遅れは見られません。

2歳くらいに現れるその他の特徴としては、次のようなものがあげられます。

・目を合わせない

・名前を呼んでもふりむかない

・抱っこを嫌がる、のけぞってしまう

・いつも同じ道を歩きたがる

・人ごみや大きな音を嫌がる

・急に触られるとひどく嫌がる

・人見知りをしない

・周りに関心を持たない

・同じくらいの子供と遊ばない

・物を一列に並べる

・回転する物を好む

・目を離すとすぐどこかにいってしまう

・決まった習慣、物を置く位置などにこだわる

・人の腕を引っ張り要求を満たそうとする

・昼寝をしなかったり、夜の睡眠時間も少ない

・アニメのDVDなど同じ場面だけを何度も繰り返し見る

・ことばのキャッチボールができない

・オウム返しをする

・一方的にしゃべる

・予定が変更するとパニックを起こす

現れる特徴は個人差がありますが、癇癪を起こす子供の状態を注意深く観察してみてください。

子供の成長にあまり神経質になってもいけませんが、そのうち何とかなるだろうという安易な気持ちはお勧めできません。

このときの対応が、後の子供の人生に、大きな影響を及ぼすことになるからです。

検診や発達検査などで、発達障害の疑いがあるといわれたら、すぐに発達障害専門の医師の診察をうけるか、発達障害者支援センター、地域の福祉課などに相談しましょう。

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広汎性発達障害の子供の癇癪ってどんなかんじなの?

癇癪は定型発達の子供にも見られる現象ですが、ある程度の言葉で納得できたり、抱きしめたりすることで収まる場合が多いです。

しかし、広汎性発達障害の子供の場合、特に知的障害のある子どもは、言葉が出ない上に、親の言葉を理解していないし、感覚過敏があると、抱きしめることが逆効果だったりします。

あまりやりたくないことを強要されたり、予定が急に変わったりすると、激しく癇癪を起こし、道にひっくり返ったり、物を壊したり、手がつけられない状態になる子供もいます。

癇癪がますますエスカレートして、頭を壁にぶつけるなどの自傷行為を起こすこともあるので、見ているほうはどうしたらいいか分からなくなってしまいます。

また、些細なことで癇癪を起こし、自傷行為にまで及ぶ子供の一連の行動は、何故そうなるのか、定型発達のママには最初は理解ができません。

何故なら、定型発達の人にとってなんでもないことが、発達障害の子供にとっては脅威になることもあるからです。

例えば、物が一定のところに納まっていないと我慢できない場合があります。

こういう子供にとって、物の位置がいつもと同じところにないことが大事件なのです。

部屋の模様替えや、ちょっとした環境の変化が苦手な子どもは多いです。

どこかに出かけるとき、いつも同じ道を行きたがるという子供もいます。

こういう子供にとっては、いつもと違う道を行くということは、とても不安になるらしいのです。

音に敏感な子供は、定型発達の人が普通に聞こえる音が、ものすごく大きな音に聞こえたり、あらゆる雑音まで拾ってしまう場合があるといいます。

こういう子供にとっては、人の言葉も、外を走っている車の音も、となりの家の犬の鳴き声や、雨戸を閉める音もぜーんぶ耳に飛び込んでくるわけです。

触られるのが痛いと感じる子供もいれば、先の見通しがつかなくて不安な子供もいます。

これらはほんの一部なのですが、そんな世界があるのかと、初めはわかるはずもありませんが、2歳の子どもがそんな世界に生きているのだとしたら、とても脅威だと思います。

特に知的障害のある子供は、自分の意思を相手に伝えようにも伝えられないので、泣いたり、パニックになったりということが多いかもしれません。

こういう子供の扱いは、慣れるまで時間がかかるし、周りの目を気にしてママもパニックになるし、なんて扱いにくい子供なんだろうと、嫌悪感さえ抱くことがあります。

当時の自分がまさにそうでした。

初めての子供で、子育ても初めてで、周りに聞く人もいなくて、ここは外国だし、旦那はぜんぜん頼りにならず、発達障害も何も知識がなく、新米ママは心も強くありません。

もうね、心身ともにへとへとで、精神をすり減らしていたんです。

昔のわたしのような方が、もしこの記事を読まれているのだとしたら、お子さんがひどい癇癪を起こして手がつけられなくなったら、ママが深呼吸をした後、まずは子供の安全を確保して落ち着くのを待ちましょう。

子供の気に入っている毛布などでくるんであげると、高ぶった気持ちを抑えることができるかもしれません。

どんな時に癇癪を起こすのか、パニックになるのか、普段からチェックしておくことも必要です。

定型発達のママから見てほんとに些細なこと-突然の外出、いつもと違うパジャマ、いつも見ているテレビ番組の変更なども、広汎性発達障害の子供にとっては大事件なのです。

2歳で広汎性発達障害の疑いがあるといわれたら

2歳を過ぎてもまったく言葉が出てこない、自閉傾向があるといわれた場合は、専門医の診察を受けたほうが良いと思います。

不安や心配が先立つとは思いますが、勇気を出して相談してみましょう。

もちろん言葉が出ないから障害であるとは限らず、経過観察となったり、その後、急に言葉が出るようになることもありますが、発達障害は早期発見と早期療育が大切なのです。

発達障害は先天的な脳機能の障害だから治らないと言われますが、適切な支援と、療育で良い方向に導くことができるからです。

そして広汎性発達障害の子供は、定型発達のママとは明らかに違う観点で物事を見ています。

子供の不可解な行動、癇癪、パニックなども、定型発達の人には理解できないところで、本人がつまづいてしまうのです。

親の発達障害に対する知識と理解が必要です。また、ペアレント・トレーニングなどを受けられると、子供の癇癪やパニックを減らすこともできます。

発達障害についての理解が深まるほど、自分の子供のパニックや癇癪の原因が予想しやすくなります。

まとめ

2歳児は『魔の2歳児』といわれるくらい、イヤイヤを連発して新米ママを困らせる時期でもあります。

反抗して、自分でやると主張して、思い通りに行かないと癇癪を起こすという、、、。

子供の成長に欠かせない癇癪や反抗期に、親は振り回されてしまうのですよね。

あまりにも手に負えないので、育て方が悪いのかと自分を責めたり、周りの目を気にするようになると、子供との関係も悪くなっていきます。

自分の思うとおりに育ってくれない子供に対して、何でこの子は自分を苦しめるのかと、イライラして叱ることが多くなり、大声で叱ったり、たたいたり、、、悪循環に陥ります。

怒りたくないのに、笑顔でいたいのに、子供の問題行動ばかりが目に付き、否定的な見方をするようになると、その気持ちが子供をさらに不安にします。

広汎性発達障害の疑いがある時は、専門の相談機関に相談してみたり、親の会、ネットのコミュニティなども利用してみましょう。

一人で悩んでいても良い考えは浮かびませんし、いくら親しい友人に話しても、問題解決にはなりません。

最近は、発達障害に関する書籍も、多数出版されています。

ネットでもいろいろ調べることができるので、子育てをするママたちが、一般常識として知っておくとよいと思います。

子育てはわからないことだらけですが、ママもプラスのイメージを持ち、子供と共に成長していきましょう。

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