遺伝の確率は?注意欠陥障害(ADHD)との付き合い方

発達障害は先天性の脳の機能障害です。

親子や兄弟に同じく発達障害が見られることがあるので、遺伝するらしいと認識されています。

注意欠陥障害(ADHD)は、重度の知的障害は見られませんが、遺伝と確率についてはどうでしょうか。

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発達障害は増えている?遺伝する?

発達障害には広汎性発達障害、自閉症、アスペルガー、ADHD、学習障害、注意欠陥障害、高機能自閉症、特定不能の広汎性発達障害、自閉症スペクトラム、精神遅滞と様々な診断名があります。

発達障害の特性は、子どもの頃から多動で、集中力がなく、よく物を忘れたり、物を失くしたり、突然キレたり、教室から飛び出してしまったり、空想家だったり、コミュ障だったり、こだわりが強かったり、わがままなどと、とかく問題行動が目立ちます。

そのため親のしつけが悪い、愛情不足などと周囲から思われることも少なくありません。

発達障害をよく知らない親がやってしまうのは、自分の思うように動いてくれない子供に対して、否定的な感情を持ちやすく、世間の目を気にするほど、どうしてこの子はこうなのかと、子供を叱ることになってしまいます。

そして、親自身も子育てに自身をなくし、悩んでしまうパターンになりやすいです。

言葉の遅れがある自閉症などの場合は、明らかに障害であることがわかりますが、言葉の遅れのない場合は周りも本人も、まさか障害とは思いませんね。

注意欠陥障害やADHD、アスペルガーの人達の問題となる部分は、言葉は話せるのに、集中力がないとか、コミュニケーションが苦手とか、時間が守れないとか、片付けられないとか、仕事がきちんとできないという部分なのです。

障害というよりもその人の性格や個性ともいえる部分であるため、今までとりあげられてこなかったのですが、社会と時代の変化に伴い、生きづらくなってしまった人たちが浮き彫りになってきて、昔より発達障害が増えてきたと言われるようになったのかもしれません。

昔に比べて検査の精度が上がってきたこともあり、子供の発達障害をきっかけに親も調べてみたらそうだった、親戚にもそういう方がいるとのことから遺伝性が認められるようになりました。

急に増えてきたと思われる発達障害ですが、実は昔から存在していたのですね。

発達障害が認識され、研究が進むに連れて、今では親のしつけや愛情不足、家庭環境が原因ではないという見解が一般的です。

まだ脳科学の研究段階で原因ははっきりと解明されていませんが、発達障害は先天的な脳の機能障害によるものと定義されています。

初めてのお子さんが発達障害だった場合、次生まれてくる弟や妹に遺伝する可能性があるでしょうか?

親が注意欠陥障害(ADHD)だったら子供に遺伝するのでしょうか?

家族に発達障害の人がいると、親や兄弟の間で発達障害になる確率はそうでない家庭に比べて高い傾向があるようです。

100%遺伝するのではなく家族性だと言われています。

出生前に発達障害の検査はできるのか?

現代は遺伝子レベルでの研究が進んでいるので、発達障害になる要因の遺伝子を突き止めればいいのではないかと思うかもしれません。

健康の面から、将来癌になりやすい遺伝子を特定するという検査方法が、最近では10,000円でできるそうですね。

いくつかの染色体異常のある胎児を羊水検査で発見することができますが、出生前診断で30~40万円前後の費用がかかるといわれています。

発達障害の遺伝は認められていますが、どの遺伝子かはまだ特定されていないのです。

現代の科学ですべての遺伝子検査をすることは可能だといわれていますが、誰もが受けられる一般的なものではありません。

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注意欠陥障害(ADHD)の傾向が見られたら

注意欠陥障害は発達障害の中でも軽度といわれる障害のため、親や教師が気をつけてあげないと発見が難しい場合があります。

子供の場合なら、発達障害専門の医師のいる病院、クリニック、小児精神科の診断を受け、早くから療育を受けられることをお勧めします。

日常生活が普通にでき、大学を卒業し、社会にでてみたら適応できなかったという方たちが大人の発達障害と言われる方たちですが、大人になってからわかった場合でも落胆しないでほしいのです。

発達障害の専門の医師のいる病院やクリニック、心療内科を受診しましょう。

大人の発達障害を見てくれる病院の数はとても少ないのですが、発達障害を診断してくれる医療機関も以前に比べると少しずつ増えています。

すべての病院が何ヶ月前からの予約が必要です。

地域の福祉課や発達障害者支援センターが相談口になっているので問い合わせてみてください。

注意欠陥障害(ADHD)の治療法は?

社会にでてから適応障害を起こしてしまった発達障害の人たちは、自分を責めてしまうことが多いです。

人間関係でトラブルになったり、仕事ができないと怒られたり、せっかく就職しても長続きしないなど、やがて精神的なストレスから他の精神疾患を引き起こしてしまうこともあります。

日本で発達障害に対する取り組みが本格的になったのは、発達障害者支援法が制定されてからです。

特に大人の発達障害に対する取り組みは遅れているのが現状ですが、発達障害の診断をうけて、どういう特性があるのかということを知っていくことで、得意分野や不得意分野も見えてくるので、『自分はだめだ』とご自分をを責めずに前向きに取り組んでいただきたいと思います。

治療には生活環境を整えることや、その場に合う適切な行動を取れるようにスキルを学んだり、心理的、社会的な治療が行われます。

必要に応じてお薬による対応をする場合もあります。

注意欠陥障害が遺伝する確率について

発達障害の遺伝は家族性で、必ず子供に遺伝するというものではありませんが、言葉の遅れのある自閉症や、パニックになり自傷行為や他害行為が見られる重度の発達障害の方が家族にいた場合は、常に誰かが付き添っていなければならないので、家族や兄弟が大変なご苦労をしてきたと思います。

本人や結婚相手が発達障害だったら結婚をやめようか、子供を生まないほうがいいだろうかと真剣に悩む方もいらっしゃると思います。

もし結婚して子供に遺伝したら?生まれた子供が発達障害だったら、その兄弟にも遺伝するかもしれない、、、と思うと心配になりますよね。

重度の知的障害のある子供の場合は、周りも障害のあることがわかるのですが、注意欠陥障害の場合は親や教師が注意深く見ていないとわからないということのほうが多いと思います。

また、発達障害に関心がなければ大人になるまでわからないことも少なくありません。

注意欠陥障害の遺伝の確率を心配するよりも、親や周りが発達障害についての知識を持っていることが大切であり、注意深く関心を持って見てあげる必要があります。

発達障害は学校の成績だけが判断基準ではないのです。

頭はとてもいいのに全体行動についていけないとか、周りの空気が読めないとか、とても不器用だとか、判断しにくい部分が障害の部分なのですから、特に軽度の発達障害の子供の場合は、周囲の大人が気をつけて見てあげる必要があると思います。

そして、発達障害の可能性が見られたら早めに専門医の診察を受け、適切な指導をしていくことが、その子の将来に役立つことではないかと思います。

お子様やご本人に発達障害の傾向が見られた場合、当然心配になられると思いますが、同じ発達障害やADHDの場合でも、現れてくる症状は本当に様々です。

集中力がないことや落着きがない、じっとしていないなどはどの子供にも見られることなので、検査をしてみたら発達障害ではなかったという事はよくあります。

発達障害の診断を受けたとしても、日常生活は一人でできるのですから、苦手な部分を補ってあげ、必要なスキルを習得していけば、社会に適応できるようになっていきます。

まとめ

わたしは子供が重度の自閉症だったので、次の子供を生まないほうがいいんじゃないかと真剣に考えました。

当時周りからはばかげていると思われたかもしれませんが、一人で育てていく自信がありませんでした。

実際重度の自閉症の兄弟を育てていたママ友もいたので、遺伝する確率があるということがわかっていました。

発達障害が何であるかもよくわからなかった当時、PCがなく、十分な情報は得られず、父親は自分の趣味に夢中で子供の面倒を見てくれる人ではなかったからです。

でも、それはもう20年前の昔の話です。

息子に比べたら、注意欠陥障害などの軽度発達障害の人達は、できることが沢山あって、選択肢も沢山あります。

心配しなくても大丈夫ですよ^^

未来の漠然とした不安を抱えて悩むよりも、まず発達障害に対する知識を学び、取り組んでいくなら、今の不安や恐れは消えていくと思います。

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