赤ちゃんの発達障害に見られる特徴と原因

発達障害という言葉は最近よく聞かれるようになりましたね。

20年くらい昔は「え、それ何?」という感じでしたが、今では随分世間に知られるようになったと思います。

発達障害の程度には個人差がありますが、できるなら早期発見が望ましいのです。

発達障害の特徴や原因について知っておくと、赤ちゃんのときに気づくことができます。

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外見からは気づきにくい赤ちゃんの発達障害

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発達障害とはどのような障害でしょうか?

発達障害の具体的な兆候や特性はあまり知られていないようです。

社会性やコミュニケーション、想像力の特徴を持つ知的障害を伴う自閉症、アスペルガー症候群、高機能自閉症などの広汎性発達障害、落着きがなく、集中力が持続しないADHD、読み書き、簡単な計算ができない学習障害などが発達障害と呼ばれます。

ほとんどの発達障害の赤ちゃんは、出生時の判定は正常で、体の一部が不自由だとか、特徴のある顔つきをしているわけではありません。

赤ちゃんは8ヶ月前後から喃語がでるようになり、10ヶ月前後から歩き始めるようになり、1歳前後には物の意味を理解し始め、意味のある単語を発するようになります。

成長段階には個人差がありますが、歩き始めるようになると行動範囲が広がるので、正常だと思っていたのに違和感を感じる、同じくらいの赤ちゃんと違うと感じるのがこの頃です。

知的障害のある重度の発達障害の赤ちゃんには、言葉の遅れが見られ、夜寝ない、音にとても敏感なことなどがみられ、てんかんを起こす場合もあります。

癇癪がひどく、自傷行為を起こすこともあり、扱いにくい、神経質な子供と思う方も多いそうです。

知的障害のないアスペルガー症候群、高機能自閉症、ADHD、学習障害などは赤ちゃんのころは判断ができません。

赤ちゃんに見られる発達障害の特徴

発達障害は気づきにくい障害ですが、赤ちゃんのときから見られる特徴というものがあり、それらをあげると次のようなものがあります。

抱っこしにくい

抱き上げようとすると体をこわばらせたり、のけぞってしまうことがあります。

安心して抱かれないというか、体を委ねてくれないという感じです。

目を合わせない

相手の目を見ようとしません。

目を見て話をしようとしても目をそらしてしまうことがあります。

表情が乏しい

あまり笑わない、あやしても声を出してキャッ、キャッと喜んだりしないことがあります。

寂しくて泣くということがなく、一人で遊んでいることもあります。

感覚過敏

大きな音や、掃除機の音、大勢人がいるところで泣き出すことがあります。

太陽の光、明かり過ぎる蛍光灯の光などを嫌がります。

触られるのが嫌いな赤ちゃんもいます。

耳かきをひどく嫌がることもあります。

決まったものしか食べないこともあります。

言葉が遅い

静かな赤ちゃんという印象をもたれることがあります。

言葉の意味を理解していないように見えます。

1歳を過ぎても言葉が出てこない場合があります。

名前を読んでも振り返らないという赤ちゃんが多いです。

指差しをしない

指差しをして何かを取ってもらう、指差しをしてあれなあに?と尋ねるというようなしぐさをしない場合があります。

大人の手を持っていくクレーン現象が見られることもあります。

睡眠障害、てんかんを起こす場合がある

赤ちゃんは寝るのが仕事なのに、眠りが浅く、夜中にもよく起きる場合があります。

てんかんを起こす赤ちゃんもいます。

協調運動障害

寝返り、這う、歩く、走るといった基本的な運動がうまくできないことがあります。

モノをつまんだり、ひっぱったり、指先を使ってする細かな作業ができないことがあります。(スプーン、フォークの持ち方、はさみを使う、ボタンをかけるなど)

癇癪、パニック、自傷行為、他害行為

知的障害があると、相手の言葉が理解できず、言葉で表現することができないため、思い通りに行かないことで癇癪をおこしやすいです。

また、聴覚過敏などがあり、騒がしい音や環境に我慢できず激しく泣くことや、不快な環境にストレスを受けて頭を床や壁に打ち付けたり、物を投げることもあります。

言葉のキャッチボールができない

これはある程度言葉が出るようになってからになりますが、簡単な質問の意味がわからない、聞いたことに対する答えが返ってこない場合があります。

聞いたことをそのまま返すオウム返しが見られたり、一人でしゃべっていたりすることがあります。

記憶力がよい、頭がよい

テレビのCMを繰り返し呟いたり、アニメやドラマの台詞を覚えていることもあります。

数字にものすごく強いとか、文字を覚えるのが早いとか、IQの高さをうかがわせる一面を見せることがあります。

実際、アスペルガーの子供でIQが120以上あるという場合も少なくありません。

発達障害の赤ちゃんに見られる問題行動というのは主に重度の発達障害の場合に現れます。

知的障害のない赤ちゃんは、言葉の遅れがないので周りが気をつけていないと気づかないこともあります。

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発達障害の赤ちゃんに現れる特徴の原因は?

発達障害の赤ちゃんは先天的な脳の機能障害を持っています。

障害の程度により現れてくる特徴は様々ですが、問題行動には理由があります。

感覚過敏

広汎性発達障害の赤ちゃんは生まれながらに感覚過敏を持つ子が多いです。

抱きしめることは親子の愛情表現なのですが、普通の人がそっと触ることが、感覚過敏を持つ赤ちゃんには痛いと感じてしまうのです。

耳かきをひどく嫌がる赤ちゃんもそうだと思います。

音に敏感な赤ちゃんは、普通の生活音がとても大きな騒音に聞こえるのです。

人の声や、車の音や、雑音、テレビの音などが一度に耳に入って来て、必要ない音を遮断できないことがあるそうです。

小さい子供の声やスピーカーの音、大きい音などに耳を塞いでしまう姿を見ることがあると思います。

偏食のある赤ちゃんが食べないのは、味覚、臭い、食べ物の固さによる食感などが原因だといわれます。

定型発達の人には何でもない刺激が、発達障害の赤ちゃんにとっては過剰な刺激になります。

言葉ができない赤ちゃんは、自分の気持ちを伝えることができないため、更にひどく泣いたり、不機嫌になったりしますが、初めは親も原因がわからないので、両方のストレスになります。

表情の乏しさ、一人遊び

赤ちゃんは、泣くことによって自分の気持ちを伝えようとしますが、発達障害の赤ちゃんは自分の気持ちを伝えるのが苦手だといいます。

こうした母親への愛着行動をしない特徴があり、一人で遊んでいることもあります。

母親にとっては育てやすい子どもと感じることがあります。

広汎性発達障害の赤ちゃんは、人に興味や関心がなく表情が少ない特徴があります。

人と目を合わせない理由も、人に関心や興味がないからという説と、人の目が怖くて見れないという説があります。

反対に興味の対象にはとても深い関心を向けるので、一つのことを何時間もやっていることもあります。

言葉が遅い、名前を読んでも振り返らない

言葉が遅いのは知的障害がある可能性があります。

言葉の意味が理解できないと言葉は出てこないし、コミュニケーションが取れません。

自分の名前という概念を理解できていないと、名前を呼んでもわかりません。

言葉の遅れがない場合でも、言葉の意味を理解していないことや、相手の意図していることがわからないと意思疎通がうまくいきません。

これらの特徴は発達障害の赤ちゃんだけに該当するわけではありません。

定型発達の赤ちゃんにも当てはまることがあるので参考にしてください。

まとめ

赤ちゃんの発達過程には個人差があります。

一般的に男の子より女の子のほうが、早く言葉を話すようになるといいます。

兄弟が多い家と一人っ子では育つ環境も違うでしょう。

言葉が遅いと思っていても、3歳を過ぎたら言葉があふれ出したとか、このような症状があっても成長と共になくなることもあるので、あまり神経質にはならないほうがいいです。

知的障害のある重度の自閉症の赤ちゃんは3歳くらいまでに診断が可能ですが、アスペルガー、高機能自閉症、ADHD、学習障害の場合には経過観察になります。

注意深くお子さんの状態を見守りながら、心配なときは専門機関に相談してください。

発達障害についての特徴と原因があることを知っておくと役に立つかもしれません。

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