自閉症と広汎性発達障害の違いとは何か?

自閉症と広汎性発達障害の違いについて疑問に思われる方が多いそうです。

発達障害の疑いのある子供を病院に連れて行くと、様々な検査や問診の結果診断をもらうのですが、今は広汎性発達障害、または自閉症スペクトラムという診断名をもらうことがほとんどです。

自閉症は広汎性発達障害の中に含まれる一つの診断名です。

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自閉症の診断はどのようにされるのでしょう

上の図では、自閉症は発達障害の一つである広汎性発達障害の中に含まれます。

自閉症にはカナータイプの自閉症、高機能自閉症、小児自閉症、非定型自閉症、広汎性発達障害、自閉症スペクトラムなどいろいろな呼び名があり、それらはDSM精神障害の診断と統計マニュアルICD-10疾病及び関連保険問題の国際統計分類の診断基準により診断されます。

同じ自閉症の診断を受けていても、知的障害の有無によっても現れてくる行動や特徴は様々です。

高機能自閉症、アスペルガーの人たちは言葉の遅れはありませんが、自閉症と同じような特徴を持っているので、同じく広汎性発達障害または自閉症スペクトラムに分類されます。

日本での自閉症の診断はDSMとICD-10という国際的な診断基準が用いられます。

診断名について、一般に「自閉症」と呼ばれる場合には、DSM-IVでは「自閉性障害」「アスペルガー障害」「他に分類されない広汎性発達障害、PDDNOS」、ICD-10では「小児自閉症」「アスペルガー障害」「非定型自閉症」と診断される。

「自閉症」という言葉には様々なイメージがあり、中には誤っているイメージも多い。

このため、医師が親に話すときに「自閉症」という言葉を使うと、親が誤ったイメージを持ってしまう危険がある。

このため、より広い概念の「広汎性発達障害」という言葉を使う場合もある(ただし、広汎性発達障害のうち高機能に相当するものと知的障害のあるものとで連続性があり、不可分であるという考え方をする専門家もおり、その場合は「(知的障害のない)自閉症スペクトラム」と称することがある)。

自閉性障害の基本的特徴は、3歳位までに表れる。以下の3つを主な特徴とする行動的症候群である

1.対人相互反応の質的な障害

2.意思伝達の著しい異常またはその発達の障害

3.活動と興味の範囲の著しい限局性

「ウィキぺディアから抜粋」

広汎性発達障害?自閉症?違いは何?

自閉症は、今は広汎性発達障害という診断名であったり、自閉症であったり、自閉症スペクトラムであったり、アスペルガー症候群であることもありますが、知的障害がある場合は精神遅滞の診断名をもらうこともあります。

息子の場合もそうでしたが、診断する先生によって診断名が変るのです。

海外で初めて専門医に見てもらったときには『愛着性発達障害』という診断名でした。

そこでは自閉症という診断名は使わなかったのですね。

日本の病院で診断をもらったときは、知的障害のある自閉症ということでしたが、診断名は発達障害ではなく精神遅滞でした。

日本では手帳を申請するときに、療育手帳か精神障害手帳かを区別するので、そのように付けられたのかと思います。

だから行く病院によって、診察する医師によって、診断名が変るということはよくあります。

自閉症と広汎性発達障害と、自閉症スペクトラムと、発達障害と何が違うの???と、初めはとても迷うかも知れませんが、発達障害について学んでいくと、診断名の違いはそんなに大きな問題ではありません。

同じ自閉症でも、言葉の遅れがある場合とない場合は、できることも随分違ってくるし、現れる特徴は人によってかなり多様です。

障害が軽度の人から重度の人までの間に、はっきりとした境界はなく、虹のように境界が曖昧であるため、その多様性・連続性を表した概念を自閉症スペクトラムや自閉症連続体と呼ぶ医師もいます。

2013年5月にDSM-IVがDSM-5に改定されたのですが、このことによって、今後は「自閉症」、「アスペルガー症候群」などという診断名を使わずに、「自閉症スペクトラム」を使うようです。

また、医師が診断基準にDSM-5を使うのか、ICD-10を使うのかによっても診断名は変ると思います。

自閉症の特徴について

自閉症は、広汎性発達障害、自閉症スペクトラムの一つに含まれるのですが、ここには言葉の遅れのないアスペルガーも含まれます。

・言語の発達の遅れが見られる子が多い。

・対人面での感情的な交流の困難さ、あるいは全くの無関心が見られる。

・反復的な行動を繰り返す。

・行動様式や興味の対象が極端に狭い。

・常同的に奇声を発する、手をひらひら動かす。

・物を一列に並べたりする。

・モノの並び・積み上げかたにこだわる。

・変化に対する抵抗、急な予定変更に対応できない。

・自傷行為、他害行為がある。(手を噛む、頭を壁や床に打ち付ける、髪の毛を抜くなど)

・特定のものに対する高い記憶能力がある。

・感覚過敏。音、光、におい、触覚に強い不快感を示す。

・時間の概念形成が未発達である。

・多動、手を離した瞬間にどこかに行ってしまう。

・睡眠障害。小さいころから昼寝をしない、夜も2.3時間で目を覚ますなど。

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広汎性発達障害や自閉症の診断名の違いは重要ではないかも

自閉症と広汎性発達障害の診断名の違いには、あまりとらわれなくていいと思います。

発達障害は先天的な脳機能の障害といわれているので、これから一生の間付き合っていくことになります。

今まで上げてきたように、自閉症にあらわれる特徴が皆同じではないので、障害自体の受け止め方が難しいと思います。

先ず、目の前の問題行動をどうしたらいいかと思いますが、言葉が出ないから言語治療をうければいいという単純な話ではありませんし、長期的な目線で見ていかなければなりません。

癇癪や自傷行為を起こす場合は、ストレスの原因を取り除いてあげなければなりません。

人との関係性を育てていくために、遊びながら学んでいく支援が必要かもしれません。

ことばのできない子供と、コミュニケーションを取る方法を、親も学んでいく必要があります。

現実は毎日生活するだけでも大変だし、療育に通うだけで精一杯かもしれませんが、人任せにしていると振り回されて、結局時間とお金をかけてしまうことになります。

個人個人に合う支援も違うわけですから、療育の専門家とこまめに相談することをおすすめします。

まとめ

自閉症スペクトラム、広汎性発達障害、自閉症、アスペルガー症候群、学習障害、ADHD、LD、他に分類されない広汎性発達障害、非定型自閉症、、、、。

発達障害の中にこれだけの診断名があります。

発達検査などで発達障害の疑いがあるからと言われ、病院を訪れるとき、ほとんどの親がそうだと思いますが、そもそも発達障害って何?というところから調べないといけないと思います。

診断名を言われても最初はぴんとこないというか、親も当事者も、自閉症と広汎性発達障害の違いなどよく分かりません。

発達障害は診断を受けてからが大変で、療育に通ってくださいとか、こういう指導を受けてくださいとか言われるのですが、言葉の遅れのある自閉症の子の場合は問題行動が目について、保育園や幼稚園に通うまでが一番大変なときだろうと思います。

もともと自閉症や発達障害の知識がない親は、自閉症がどういう障害なのか理解するまでに、とても時間がかかります。

一人で悩まずに、調べたり、本を読んだり、親の会に入って情報交換をすることが助けになると思います。

子供を理解し、親子の信頼関係を作ることから始めていきましょう。

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