緊張して疲れやすい広汎性発達障害の子供への対処法

自閉症の息子の話になりますが、小さいころから触られるのが嫌いでした。

とても恐がりで、人が多いところや電車の中では緊張し、体を硬くして顔もこわばっています。

広汎性発達障害の人は感覚過敏を持っていることが多く、それは本人にとって不安や緊張を生み出すのでしょう。

緊張により疲れやすい広汎性発達障害の子供への対応について調べてみました。

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広汎性発達障害の子ども(人)は緊張状態に置かれやすく疲れやすい

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広汎性発達障害の人が緊張する原因の一つに感覚過敏があります。

感覚過敏は五感すべてに生じるもので、音や光、臭いや味覚、触覚や痛みなど定型発達の人とは違う感じ方をするようです。

何故このような感覚過敏が生じるかについては、脳機能の不安定さが関与していると考えられていますが、当事者にとってはとても辛いものらしいです。

定型発達の人にはなんでもないこの世界が、広汎性発達障害の人には恐ろしい世界だとしたら、不安や緊張といつも隣り合わせにいることになり、疲れやすいことでしょう。

ある子供は水が顔にかかるのを嫌がりますが、その子にとって顔を洗うことも、お風呂に入ることも、プールに行くことも気持ちいいことではないのです。

ある赤ちゃんは耳かきをするだけで大泣きをすることがありますが、とても痛いのだそうです。

息子は男性の太い声、他人のくしゃみや咳ばらいが聞こえると、肩をすくめて耳を塞ぎます。

ある子供は文字や数字を見る時には色がついて見えたり、音にも色があるというのです。

ある人は風景がぐにゃぐにゃして見えるときがあるといいます。

ある人は、授業中に先生の声と、生徒がひそひそ話す声と、誰かが筆入れを落とした音や、運動場の生徒の声や学校の外を走っている車の音まで全部耳に入って来て、聞きたくない音を遮断できないといいます。

定型発達の人の日常に突然このようなことが起こると考えて見てください。

想像しただけでも広汎性発達障害の人達は大変な状況に置かれていることがわかります。

さらに厄介なことには感覚過敏は他人には分からないのです。

しゃべれない赤ちゃん、小さな子供に対してママが知らずに取ってきた行動が恐怖でしかなかったかもしれません。

意思伝達ができない人はどうやって伝えたらいいのでしょう。

感覚過敏があると耳を塞ぐ、目を覆う、偏食、接触を嫌う、服や靴下を脱いでしまう、土や水を触るのを嫌がる、人を避ける、教室から飛び出すなどという形で現れます。

感覚過敏による不快感を減らすためには、彼らの行動パターンを理解して刺激を与えすぎないようにする配慮が必要であり、そうなった時には適切な対処ができるようにしておくことが必要です。

広汎性発達障害の子ども(人)の緊張の表し方

広汎性発達障害の子供は緊張や不安が強い傾向がありますが、3つのタイプがあるといいます。

1.感情爆発型:不安が強くなったり、緊張したりすると、癇癪やパニックを起こす

2.まぎらわし型:不安や緊張をまぎらわせようとして、やたらに動き回ったり、いたずらを繰り返す傾向がある。

3.感情抑圧型:固まってしまう。

緊張や不安感情を溜め込んでしまうと、人は無意識のうちに体に力が入り、体を硬直させます。

心に恐れや不安を抱くと食欲もなくなり、夜も眠れなくなります。

このような経験は誰でもすることですが、このような環境に常におかれるとしたら、体にも心にもよくないだろうということは明白です。

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疲れやすい広汎性発達障害の子ども(人)の緊張のほぐし方

人はストレスを受けたり緊張すると交感神経が優位になり、鼓動や呼吸が速くなります。

広汎性発達障害の子ども(人)が緊張していることに気づいたら配慮してあげましょう。

1.不安や恐怖の原因を探し理解する

不自然な行動に対して「なにやってるの!」ではなく、何に対して敏感になっているのか気づいてあげましょう。

2.不安や緊張を認め共感してあげる

「恐いんだよね」「緊張しちゃうよね」と共感してあげます。

3.リラックスできる環境を作り、緊張をほぐす

背中をさすってあげたり、ハグしたりスキンシップして「大丈夫だよ」と安心させます。

落ち着く場所で休ませたり、音楽を聞かせることもあります。

その他の緊張をほぐす方法を次に挙げます。

腹式呼吸

緊張をほぐすのに一番手軽な方法ですね。

日頃から行っておくと自律神経のバランスが乱れにくくなります。

日光浴

太陽の出ている日は5分程度日光を浴びましょう。

日光は、朝の目覚めをスッキリさせるだけでなく、「セロトニン」という、心を安定させる物質が脳内で分泌されるそうです。

イメージトレーニング

イメージトレーニングは、緊張しない自分を作るためにとても効果的で、スポーツ選手などもよく行っています。

ポジティブなイメージを頭の中で想像することで、様々な状況に対し臨機応変に対応する力をつけます。

緊張をほぐすと同時に、自信をつける働きがあります。

ツボを押す

緊張をほぐすツボ

漢方薬

抑肝散(ヨクカンサン)や柴胡加竜骨牡蠣湯(サイコカリュウコツボレイトウ)などの漢方薬は、神経や筋肉の緊張をほぐす効果や、気持ちを落ち着けて心と体を平常心に保つ効果があるといわれます。

マッサージ

体幹筋肉が弱い、多動傾向がある、疲れやすい子供の体の力を上手に抜いてリラックスするためのマッサージです。

こちらは頭蓋仙骨療法(頭の骨の整体と考えるといいそうです)

げんちゃんのママはブログでこのようなことをおっしゃっています。

発達障害の子どもたちは、姿勢が悪い。つまり、体を重力に対抗させて、維持する筋肉が弱いわけです。従って頭をささえる筋肉も弱い・・・

そのくせ、彼らは、すぐに、情緒が爆発します。言い換えると、ある刺激に対して、脳から非常事態警告が体に発せられやすいのです。
「逃走するか、戦うか、」というような大げさな発令が、頻繁に体に出されてしまうのです。

その指令は、ジョン・レイティー先生の「脳の働きのすべてが分かる本」によると、大脳辺縁系を介さず、扁桃帯から、一気に体に送られます。
その子が意識しようがしまいが、いっきに、体がこわばるのです。もちろん、それにともなって、交感神経が優位に働き、いわゆる興奮状態の、体が作られてしまうのです。

筋肉が硬直すると、次に何がおこるか。
骨の動きも、ぎくしゃくしてきます。筋肉の硬直が長期にわたっておこってくると、筋肉が付着している骨は、動きにくくなります。筋肉と骨は、ひとかたまりで硬直するのです。

げんちゃんの発達障害プロジェクト

広汎性発達障害の子供たちは見かけは普通の子供と同じように見えますが、見えない部分では熾烈な戦いを強いられ、緊張状態ですから精神的に疲れやすいと思います。

まとめ

つい先日、子供の歯科検診に行ったら、上下の奥歯が以前より磨り減っているとのことでした。

「かなり強い力が歯にかかっていて、歯ぎしりするんですかね~、このままだと神経に届いちゃいますよ」と。

多くの人が寝ている時に歯ぎしりしてるそうなんですが、その力は相当なもので、また歯ぎしりの最大の原因はストレスなんだそうです。

息子は治療もなかなかさせてくれないので、何とか虫歯を作らないようにと気を使ってきたんですが、これを聞いてさすがに「これはまずい!」と思いました。

緊張するといつも歯を食いしばっているよな~と思っていましたが、同時に疲れやすい体質なんだろうなと思いました。

今までずっと感じてきたであろう恐怖や不安についてあらためて考えるようになりました。

子供が小さいころは、それこそ広汎性発達障害や自閉症に対しての知識も経験も無いので、随分ひどいことをしてしまったという後悔の気持ちになります。

知らなかったことがあまりにも多く、親だというだけで自分の気分や感情で子供に怒ってしまったことが多かったのです。

発達障害の子の親たちは、様々な試行錯誤を繰り返しながら、日々奮闘しておられ頭が下がります。

その努力が報われるように、子供と親の素敵な笑顔が見られるわたしと皆様になるように願っています。

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