広汎性発達障害の人は結婚できる?

近年になって夫がアスペルガー症候群で結婚生活が辛い、結婚生活がうまくいかないなど、様々なことがメディアを通して明らかにされています。

これから結婚を考えている人は、広汎性発達障害の人は結婚できるのか、パートナーが広汎性発達障害の場合はどうしたらいいのかと相談する人も増えているといいます。

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広汎性発達障害の人は結婚できるのかについて

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広汎性発達障害といえば、自閉症、アスペルガー症候群という言葉が思い浮かぶと思います。

世間一般では発達障害は一生苦労を抱えていかなければならない障害だと思っています。

広汎性発達障害には知的障害がある重度の自閉症、知的障害がないアスペルガー症候群、高機能自閉症、特定不能の広汎性発達障害など障害の程度は様々です。

広汎性発達障害、ADHD、LDなどをあわせて発達障害といいますが、診断を受けていない人を含めると100人に1人は発達障害を持っているのではないかといわれています。

アスペルガー症候群、高機能自閉症、特定不能の広汎性発達障害、ADHD、LDの人は、言葉の遅れはないので日常生活にそれほど問題はなく、成績優秀な人も多いです。

問題児、変った人、空気が読めない、対人関係が苦手、落ち着きがない、不器用だと言われますが、以前は今ほど大きな問題にはならなかっただけで、大人になるまでわからなかった人もたくさんいるだろうと思います。

軽度発達障害のほとんどの人は、普通に大学に進み、就職し、結婚している人もたくさんいます。

結婚できるかどうかという質問の答えはYESです。

広汎性発達障害の人が結婚した後に浮き彫りになること

広汎性発達障害の人が結婚すると、いろいろな問題が起こるという特集番組を見たことがあります。

ある家庭は夫がアスペルガー症候群で、妻がうつ病になってしまうというケースでした。

アスペルガー症候群は、言葉の遅れが見られない広汎性発達障害で、このような特徴を持っています。

・思ったことをストレートに言う。

・暗黙の了解、相手の態度や表情を読み取るということが苦手。

・自分の関心があることを、相手の興味におかまいなしに一方的に話す傾向がある。

・物事への強いこだわり

・食材、調味料の使い方まで、いちいち文句を言う。

・全体を見渡すことが苦手で、決断できない。

・予定通りにことが進まないと子供みたいにぐずる。

・興味のあることに関心を持ち、コレクションを持っている。

アスペルガー症候群の夫と結婚する女性は大変な苦労をするというのです。

アスペルガー症候群の夫はマイペースで、妻が困っていたり疲れていても気が付かないことが多く、自分の趣味や仕事に熱中してしまいます。

家庭内で何事かが起るとパニックを起こして、急に大声を上げたり暴力的な行動をとることもあります。

見かねた妻が注意を促すと、言い分を聞くどころか逆切れする人もいるので、起きた事柄よりも夫をなだめる方にエネルギーを使います。

またアスペルガー症候群の人はよく人間関係でトラブルを起こします。

仕事でストレスを受けると、家庭ではさらに自分の主張を通そうとする、酒に頼る、不眠症、胃腸障害、うつ病などの二次障害を引き起こす場合もあり、更に精神的にも不安定な状態になります。

そのような夫に何十年も堪える女性もいますが、離婚に及ぶケースも多いといいます。

ずっと心に秘めてきた思いを最近メディアや書籍を通して表現する女性の姿も見られるようになりました。

広汎性発達障害の人との結婚生活を改善していくためには

もしかしてウチの夫は広汎性発達障害かもしれない!?と思う妻が増えているといいます。

大人の発達障害をもつ人の中には、自覚症状がない人も少なくないといいます。

いまさら診断を受けてみようかと謙虚に受け止める男性が何人いるでしょうか。

そのままでは妻は何十年も独りで悩み続けることになります。

もし夫にアスペルガー症候群の疑いがあるのではと思った場合、どのように対処したらよいのでしょうか。

①夫に期待しない

人は相手にわかって欲しいと思う願望がありますが、広汎性発達障害の人は生まれたときから人の気持ちを察することが苦手です。

これくらいわかってよという暗黙の了解は通じないことを肝に銘じ、自分が疲れていたり、辛い時は言葉に出して自分の気持ちを伝えましょう。

お願いする時もこれとこれをしてくださいと具体的に言いましょう。

②夫の世界を尊重しつつもルールは守らせる

広汎性発達障害の人は自分の興味のあることに深い関心を示し、興味のないことにはあまり関心を示しません。

あまり夫の趣味や夫の世界に干渉すると逆切れすることがあるので、夫の世界を尊重しつつも、家族とのつながりを持つように話し合いましょう。

③大切な話をする時は向かい合うより横に座る

広汎性発達障害の人と向かい合って座ると、話に集中できないことがあるそうです。

横に並んで座り、見てほしい物がある場合は一緒に見ながら話すと良いそうです。

④妻は一人で悩まずに、同じような悩みをもつ人と交流を持つ

普通の人に話してもなかなかわかってもらえません。

同じような悩みを持つ人との交流は、妻の長年の悩みを解放し心を癒してくれます。

⑤指示代名詞は禁句

何で?あれって、あの時こうだったなどの曖昧な表現は禁句です。

広汎性発達障害の人は曖昧な表現をされると混乱するといいます。

また、非難されると自分を否定されたと思い込んでそれ以上対話ができません。

⑥指示やお願いは絵や文字にして渡す

広汎性発達障害の人は視覚的に物事を捉える傾向にあります。

すぐ消えてしまう言葉よりも、絵やメモにして伝えましょう。

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これから結婚を考えている人達へ

広汎性発達障害の人が皆同じ特徴をもっているわけではありません。

夫が広汎性発達障害だった場合も、妻の言い分を夫が受け入れ、障害を真摯に受け止めて結婚生活を改善していく夫婦もいらっしゃいます。

もともと根がまじめな広汎性発達障害の人は、役割を与えてあげるときちんとしてくれることが多いのです。

発達障害があるから結婚できる、できないは他人が決めることではありません。

世間一般は結婚が難しいと言うかもしれませんが、発達障害があることがわかっているなら、どうしたらいいか前向きに考えていくことができます。

結婚は当事者だけの問題ではなく、生まれてくる子供にも影響を及ぼします。

親が発達障害を持っていると、生まれてくる子供も発達障害である割合が高いといわれます。

広汎性発達障害の正しい知識と理解を持って、リスクとしっかり向き合い、結婚できるかどうかを考えていくことが大切です。

まとめ

人の話やメディアの情報を聞いただけで漠然とした不安を持つのではなく、自分でも調べたり、本を読んだり知識を得ていきましょう。

広汎性発達障害についての悪い面や問題点がクローズアップされがちですが、理解を深めていくと良い面、すばらしい世界を持っていることにも気が付きます。

世の中を変えてきたリーダー達の中に発達障害をもつ人達が多かったことは歴史が証明しています。

発達障害がなければ幸せな結婚生活を送れるのかといえば、そんなことはありませんよね。

発達障害がクローズアップされるにつれ、今後ますます結婚できるのかという悩みをもつ人も増えてくると思います。

目に見えない障害であるために、理解されにくく、誤解されやすい部分も多いと思います。

周りの意見や世間の評価は否定的で、結婚を反対されることもあると思いますが、大切なのは自分がどうしたいかです。

自分と向き合って、結婚するにあたり自分の課題や問題点をしっかり見つめていきましょう。

結婚後起こる可能性のあるリスクに対しての対処の仕方も考えておきましょう。

結婚後どうしていきたいかビジョンを持つこと、環境や周囲の意見に振り回されない心の強さを持つことも大切だと思います。

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