発達障害の種類と子供 に見られる特徴

発達障害の子供が、昔より多くなったといわれていますね。

発達障害にはいくつかの種類があり、現れる特徴が違います。

子供に多いといわれていますが、成長と共になくなっていくものでもありません。

発達障害の種類と特徴を知っておくと、判断がしやすいかもしれませんね。

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子供の発達障害の種類について知っておこう

発達障害の特徴は、先天性な脳の機能障害だということ、障害は治らないということ、障害の特徴は発達の過程で、変ってくるということが挙げられます。

日本に発達障害の概念が入ってきたのは、1970年代以降と言われています。

自閉症という障害は、昔から知られていましたが、アスペルガー症候群や、ADHDが認識されはじめたのは、最近30年くらいのことでしょう。

また、発達障害の診断基準になっている、アメリカ精神医学会の診断基準DSMの改定などにより、診断名が変ったりもしています。

日本の福祉の分野では、知的障害は早くから法が整備され、支援が行われていますが、認識されるのが遅かった発達障害に関する対応は、2005年に発達障害者支援法が制定されてからです。

発達障害者をサポートするためには、まず、多くの人々が正しい知識を持ち、理解することが大切であると思われます。

発達障害は現代においては、主に広汎性発達障害(PDD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、特異的発達障害または学習障害(LD)の3種類に分類されています。

自閉症やアスペルガー症候群は広汎性発達障害に含まれますが、2013年のDSMの改定により、自閉症スペクトラム障害とも呼ばれます。

知的障害のある発達障害の子供に現れる特徴

発達障害は知的障害の有無によっても現れる特徴は変ってきます。

知的障害のある発達障害(IQ70以下)の場合、更に最重度(IQ20以下)、重度(IQ21-35)、中度(IQ36-50)、軽度(IQ51-70)に分類されます。

最重度知的障害の発達障害

IQに加えて、日常生活でどれくらい自立しているのかを表す適応機能も評価されますが、知的障害のある発達障害で、最重度の場合は、ほとんど言葉が発達することはなく、声を出す程度にとどまるといわれます。

一人で身辺処理は全くできず、生活のすべてに付き添う介助が必要です。

重度知的障害の発達障害

IQが20~35の知的障害がある発達障害者をさします。

言語・運動機能の発達が遅く、学習面ではひらがなの読み書き程度に留まります。

着替え、入浴、排泄、食事などの日常生活は、常に誰かの指示や手助けが必要です。

情緒の発達が未熟で、簡単な挨拶や受け答えは難しく、身の回りのことを一人で行うことは難しいので、常に保護や介助が必要です。

中度知的障害の発達障害

IQが35~50の知的障害がある発達障害者をさします。

言語発達や運動能力の遅れがあり、身辺自立は部分的にはできますが、全てをこなすことは困難です。

横で指示してくれる人がいれば、日常生活はできるが、場合に合わせた選択・調整が困難です。

一人での外出(交通機関の利用、買い物など)は保護や介助が必要です。

軽度知的障害のある発達障害

IQが50~70の知的障害のある発達障害者をさします。

日常生活を行ううえで、ほとんど支障はありませんが、言語の発達がゆっくりで、18歳以上でも小学生レベルの学力にとどまることが多いそうです。

集団参加や友達との交流は可能だといわれます。

発達障害でIQが低く、生活上の適応能力が低いほど、日常生活は困難にならざるを得ません。

本人しかわからない感覚の過敏は、その不快さが周囲の人にはわからないため、乳幼児や言葉がよくできない子供のときは、それが、激しい癇癪や、パニック、自傷行為や他害行為となって現れるので、本人も周りの介助者もかなりのストレスを受けることになります。

しかし、幼少の頃から適切な支援を受けると、大きく発達することが認められているため、早期発見と早期療育がとても大切であるといわれています。

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知的障害のない発達障害の子供に現れる特徴

知的障害のない発達障害の子供には、言葉の遅れが見られません。

そのため、言葉が出ているからと、親も安心してしまうのかもしれませんが、注意してみると、発達障害の特徴が現れています。

ここにはアスペルガーや、ADHD、LDの子供たちが該当しますが、特徴は次のようなものです。

アスペルガーの子供の特徴

アスペルガーを含む広汎性発達障害の子供は、『ウィングの三つ組(みつぐみ)』という3つの特徴を持っています。

1.社会性の質的な差異
2.コミュニケーションの質的な差異
3.イマジネーションの質的な差異

社会性の質的差異とは、自分以外の相手とかかわりをもつことの困難さで、場の空気を読んだり、常識を獲得することの困難さとも言えます。

コミュニケーションの質的な差異とは、言葉は相手に何かを伝えたり、相手の考えや気持ちを理解するのに使われるものですが、発達障害の子供は、往々にして知識としてコレクションしている言葉数と実用に使われる言葉数にギャップがあります。

言葉を話すけれども、人に伝える意図をもたない独り言、気付いてもらうのを前提としたつぶやきでの意思表示、一方的な発話、言外の意味の汲みそこね、話題のかたよりや、自分の関心のあることだけを話すなどが見られます。

イマジネーションの質的な差異とは、考え・行動・感情などのリセットが困難になり、柔軟性に乏しい行動パターンが示されます。

譲れない決めごとや、周囲に奇妙な印象を与えるほどの物や情報への執着、決まった行動を繰り返すなどがみられます。

3つの特徴を持っているといっても、その特徴の現れ方は、子供の年齢や状況、これまで接してきた情報量、その子供の性格によって千差万別です。

このほかに感覚過敏をもっている子供も多く、音や光に敏感だったり、臭いや感触に敏感なこともあります。

人が大勢集まるところや、初めてのところに入っていけない子供もいます。

一度に複数の事ができないというのも、アスペルガーの子供によく見られます。

アスペルガーの子供は、暗記や数字に強く、優秀な成績の子供が多いということも知られています。

ADHDの子供の特徴

ADHDは、不注意、多動、衝動性の3種類を主症状とし、それぞれの現れ方によって、次の3つの種類に分かれる発達障害のひとつです。

不注意優勢型
注意散漫、集中力欠如、忘れっぽいなどが顕著で、女児・女性に多いといわれます。

多動性・衝動性優勢型
衝動的な言動や落ち着きのなさが目立ち、男児・男性に多くみられ、子供によくみられる多動性は、大人になると次第に収まるといわれています。

混合発現型
不注意と多動性・衝動性がみられます。

ADHDの子供は落ち着きがなく、ばたばたしているイメージがありますが、女の子の場合は静かで、おとなしいこともあり、周りが気づかないこともあります。

アスペルガーとADHDを持つ子供もいるので、いずれにしても、現れる特徴は個人差が大きく、成長に伴う変化も大きいです。

学習障害の子供の特徴

学習障害は主に、読字障害(読みの困難)、書字表出障害(書きの困難)、算数障害(算数、推論の困難)の3つに分類されます。

一部の学習能力に困難がある場合が多く、読む能力はあっても書くのが苦手、他の教科は問題ないのに数学だけは理解ができないなど、ある特定分野に偏りが見られます。

学習障害の子供の中には、視覚的情報を処理することが苦手で、図形問題を回答することが困難な場合、空間認知能力が低い場合があります。

また、特定の学習以外に身体の不器用さが見られることがあります。

知的発達や日常生活に大きな問題はありませんが、学習障害は小学生頃まで判断が難しい障害です。

特定分野でできなないことを除けば、発達の遅れは見られないため、周囲の人間からは、努力が足りないとか、ふざけていると思われることも多いといいます。

本人は真面目にやっているのに、理解されないところがとても辛いところです。

こちらの記事もご覧ください ⇒広汎性発達障害の子供の診断とチェックリスト

まとめ

発達障害の種類と特徴は、子供の年齢や、性格、家庭環境によっても違い、簡単に説明できないので、まだまだ一般の方に理解されていない部分が多いのだと思います。

子供がもし発達障害だったら、親も真剣に向き合い、いろいろ学ぶ必要があります。

子供によっては発達障害でありながら、特に大きな問題もなく、発達障害の特徴があまり現れない場合もあります。

未診断で大人になってしまう場合も少なくないので、親は常に子供への関心を向けてあげましょう。

一人で我慢してしまう子供もいるので、普段から親子のコミュニケーションをとり、子供がなんでも話してくれる親子の関係を持ちたいですね。

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