発達障害の息子の歯科治療 親知らずの抜歯を終えて

発達障害のお子さんの中でじっとしていない、歯医者に連れて行くのが大変、治療をまともに受けられないということがあると思います。

そんな息子が先日奥歯の治療と、右の上下の親知らずの抜歯をする入院手術を受けましたので、体験を記事にしようと思います。

付き添い人も大変ですが、本人も相当なプレッシャーと緊張と恐怖で?!過ごした2日間です。これからの方たちに少しでも参考になればと思います。

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歯科治療を怖がってしまう息子が親知らず抜歯にまで至った過程

息子は音に敏感です。初めての場所や、人の大勢いるところ、にぎやかな場所は苦手です。

何かにつけ耳を押さえていることが多いので、左右の上の一番奥の永久歯が曲がって生えてきた上に十分に口をあけてくれないのと、毎日の歯磨きをきちんとしてくれるわけではないので、どうしても虫歯になるリスクが大きいです。

先の尖った器具を見ると怖がってしまい、虫歯を削って治療する間じっとしていることができません。

3ヶ月ごとに検診をしていましたが、穴は空いていないのでこれ以上ひどくならないように維持してくださいね~と言われつつ2年くらいになりました。

そしてどうしても避けられない問題が起こってきます。
親知らずです。

レントゲンを撮ると親知らずがしっかり写っているのですが、まっすぐではなく上は真横に向かって両の奥歯の根っこを圧迫している状態です。

下の親知らずはまだ下のほうにもぐっていますがまっすぐ上に生えていないのでゆくゆくは抜いたほうがいいですね~と言われつつも1年が過ぎました。

町の歯医者さんはできれば全身麻酔はしないほうがいいですよね、と言われるのですが、口を開けて治療がすべて終わるまでじっとしている子ではありませんし、動いて口の中を傷つけてしまうと怖いからと治療はできないと言われるしで、4月に口腔外科のある大きな病院への紹介状を書いてもらいました。

子どもの成長と共にだんだん力で抑えることが難しくなります。

口腔外科への診察も考えておくとよいと思います。

口腔外科のある大きな病院に行ってからしたこと

紹介状を書いてもらって始めて行ったその日にしたことは、まずは始めての場所になれることでした。

先生とも初対面だし本人も緊張して固くなっています。まずは口の中を見てもらって、だんだん慣れていけるといいですね~で第一回目は終わりました。

その1ヶ月後にまた検診に行きましたが本人はまだ緊張状態です。
初回よりしっかりと見てもらいましたが、本人が治療に慣れるまで半年かかったとしてそのままにしておくと虫歯の進行が進んでしまうので早めに治療する方向になりました。

その日に歯のレントゲンを撮って帰ってくださいねと言われました。
あごを乗せて顔の周りを機械がぐるっと回るあれですが、町の歯科ではやりましたが、慣れない場所というのもあり、男性の若いスタッフも2.3人いたので、本人は周りが気になりじっとしていられないのでNGになり、CT撮影になりました(汗)

次の診察の時は具体的な手術の日程を決めて、全身麻酔なので採血心電図肺の写真を撮ってくださいといわれました。

採血は10年前に一度やったけど、最近していないのでできるかな?と思いながらも採血室へ。腕にゴムをして注射器を血管に刺す瞬間に反対の手で弾き飛ばしました!!

そのあと職員何人かで押さえてみようとしましたが、超緊張状態になり難しそうだということで、主治医に確認して今回はしなくていいですとなりました。

それから心電図、肺の写真は何とかクリアしました。
先の尖った物が本当にだめなんでしょうね。

その次には具体的な入院手続きの説明と、手術に関する説明書、同意書の受け取り、当日までの注意事項を聞くために母一人で日を改めて外来へ。

親知らずが歯茎の中に入っているので切開して取り出す、または砕いて取り出すとのことです。

痛みが出てからではどうか、痛みが出なければ放置してよいのか、、など聞いたのですが、全身麻酔で虫歯の治療をするなら片方の親知らずも抜いてしまったほうがよいとのこと、また、若いうちにしたほうが傷の回復が早いとのことです。

手術前日の夜9時以降は食事を取らない、水分は当日の朝8時まででOS-1のみ、手術は午後1時から、麻酔が効いたら採血を行い虫歯の治療、採血の結果がでてから抜歯ということで、麻酔から覚めるのは午後4時くらいと、ほとんど1日絶食です。

手術当日から手術まで

手術当日は朝9時半までに病院に来てくださいということだったので、入院書類を提出し病棟のナースセンターへ。

人が沢山いる大部屋では本人も休めないだろうということと親が付き添うために病棟は個室になりました。

病室に入ると体温と血圧を測り、患者用のリストバンドと手術用の服を着ます。

人に触られるのが苦手で看護師さんを避けてしまいます。

接触に敏感な子は嫌がるかもしれません。

全身麻酔をするので足の血行が悪くならないようにとストッキングのような圧のかかる膝までのソックスを履かせてくださいといわれます。

個室なので人に気を遣わなくてすむのはありがたく、窓から外の景色を見たりベットに寝そべったりして時間になるのを待ちました。

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いよいよ手術室へ移動 手術後の様子

個室ではくつろいでいたのですが、時間になり看護師さんについて地下のICUの部屋に入ります。

リストバンドにバーコードが付いているので本人確認と、手術室に入るまで母が同行しましたが、手術室と大きく描かれた部屋の前で座り込んでしまいました!結局男性4人に担がれて手術室に入り、扉が閉じられました。

 

迎えに来てくださいとお呼びがかかったのが午後3時半ごろでしたが、まだ麻酔から覚めないとのことでしばらく付き添っていました。

酸素呼吸器をして、点滴をはずさないために腕には包帯を巻かれて点滴を、指先には計測機器(パルスオキシメーター)をつけています。手術は無事に終わったとのことでひとまずほっとしました。

目が覚めたとたん、酸素マスクと指先についていた計器を外しました!(やっぱり)
特に異常は見られないので大丈夫でしょうということでベットのまま病室に戻りました。

虫歯が3本あり、全部の治療とついでにスケーリングもしてくださったとのことでした。

抜歯した親知らずを見せてもらいましたがかなり大きいものでした。

上の歯は原型を留めていましたが、下の歯は削って砕いたようです。

全身麻酔をすると、麻酔から覚めてもふらふらするし吐き気がします。

昨日の夜から何も食べていないので出てくるものはありませんが、起き上がりトイレにいこうとするので付き添いの看護師さんもびっくりして先生を呼びました。

口の中は傷から血がにじんでくるし、気持ち悪いし無理に吐こうとします。点滴つけたままでトイレに行かないといけません。

先生曰くまだ尿はしばらく出ないとのことでした。

よく歩けるねと看護師さんがちょっと感心してました(苦笑)

その後夕方からひたすら眠っていましたが、目が覚めるとトイレに行くために起き上がるので、点滴を打っているので目が離せません。

吐き気がするのでしょうが胃の中は空っぽなので出てくるのは口の中に溜まった血と胃液だけです。

無理に吐こうとするので看護師さんから「喉を痛めるよ~^^;」と言われても、そうですかという訳にもいかないようです。

術後、両足のマッサージと心電図をとっていました。(あとで本人が取ってしまいましたが)

何度か体温と血圧のチェックがあり、熱は7度以上、右の頬がかなり腫れています。

点滴の他に痛み止めと抗生剤も投与されます。
包帯で巻かれていなかったら針を抜いてしまうだろうと思いました。

11時以降は点滴を外してもらい、翌朝点滴を再開するとのことで針は刺さったままチューブを巻いてネットで押さえました。

夜中もちょくちょく起きていたのですが、2時過ぎに腕のネットをいじってしまい、チューブに血液が逆流したので看護師さんを呼びました。

人により違うと思いますが、術後に静かに寝ていてくれるとは限らないので付き添う人が大変かもしれません。

術後2日目 退院から自宅での様子

朝の検温、血圧を測り、抗生剤と痛み止めの点滴を開始しました。

主治医の回診があり、「顔の腫れは今日明日がピークです、午前中の外来の結果で退院を決めましょう」と言われました。

朝は全粥できざみ食でしたが、見るなり「いらない!」と手をつけようとしません。(これは予想通り)
仕方なく売店で買ってきた柔らかいパンをちぎって食べ、OS-1を飲みました。

外来で見てもらい退院の許可をいただき退院することになりました。

家に帰ってきてからは、やはり傷は痛むのかほとんど口にしません。
普段大好きなお菓子も食べると言いながらも食べませんでした。

柔らかい果物を小さく切って、反対側で食べようねと声かけしましたが不自由で痛そうです。

夜発熱しました、7度8分。

術後3日目

翌朝熱を測ると7度3分。昨日より熱は下がりましたが顔もまだだいぶ腫れていたので生活介護はお休みしました。

ゆっくり休めたらと思うのもつかの間、なにやら口の中をいじっています。

縫った糸を引っ張っているように見え、慌てて弄らないように声かけしました。

普通引っ張らないでしょう?と思うのはわたしの考えです。
彼にとっては口の中にある異物を何とかしたいという考えなのですね(ΦдΦ)

「傷口開いたらどうすんの?!」
かといって24時間見張っているわけにもいかず、病院に電話しました。

「引っ張って取れるようなものじゃないですけど、もし血がだらだら出るようなら病院にきてくださいね~。土日は急患のほうに行ってもらえれば対応できる人いますから」と看護師さん(orz)

勘弁してくれ~と思いながらも無事に回復してくれるように祈りながらその日を過ごします。

本当に終わってからが大変だ~と思ったのでした。

 

次の週に外来で見てもらい、傷は閉じているからとのことでしたが、本人は痛いというのでさらに化膿止めを処方してもらいました。

今回手術が成功したので、できるなら反対側も早めにしたほうがいいと言われましたが、本人も大変なトラウマになっていると思うのですぐには難しいと思いますとお伝えしました。

若いうちにしたほうが回復力も早く、歯周病などのリスクも少ないからとの理由で勧められるのかもしれません。

発達障害の子どもの歯科治療は結構大変な場合が多い

障害のある子の歯の治療は簡単でないことが多いです。

口を開けて治療が終わるまでおとなしくしていることができない子のほうが多いからです。

ある程度理解力のある子、治療を受けることがわかる子、おとなしく歯の治療を受けられる子は問題ありませんが、大人でも歯の治療は嫌なものです。まして抜歯は怖いです。

押さえつけれられ拘束されて治療を受けるというのは大変なストレスになることでしょう。

ただ虫歯をそのままにして放置しておけば神経治療をしなければならないので、早めの治療がよいことは言うまでもありません。

歯医者が怖いところだと思わないように、小さいころから定期健診に通っておくといいと思いますが、それでも虫歯になる時はなりますよね。

町の歯医者での治療が難しいお子さんはゆくゆくは大きな病院で受けられるように紹介状を書いてもらいましょう。

大きい病院の方が実際設備は整っているのであらゆる検査ができるし、治療もしてもらえます。

今回のように全身麻酔は麻酔が切れてもしばらくは歩けないし吐き気を伴います。
じっとしていられない子は点滴の針を自分で取ってしまいます。

何かの時にすぐ看護師を呼ぶことができ、医師に連絡を取ってくれることは安心感がありました。

まあ、これもあまり痛みを感じない子もいるし、すぐ回復する子もいるし、局所麻酔で大丈夫な場合は抜歯したその日に普通に食べられる子もいるので個人差があります。

できるだけ良い状態で歯科治療ができるように準備してあげてください^^

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