日本人で発達障害を公表した有名人や芸能人のエピソード

発達障害が世間に知られるようになったのは最近のことですが、ずっと昔から発達障害はあったのです。

発達障害は障害の程度により、現れる特徴も違うので、対処の仕方も違ってきます。

日本人の中にも、あるいは有名人や芸能人といわれる方にも、発達障害を公表した方がいらっしゃいます。

この方達とご家族は、発達障害とどのように向き合ってこられたのでしょうか。

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発達障害といわれる日本人、公表した有名人や芸能人

黒柳徹子さん

芸能人、女優、司会者、声優、エッセイスト、ユニセフ親善大使など様々な顔を持つ黒柳徹子さん。

83歳になられた黒柳さんは、現在、同一司会者によるトーク番組の最多放送世界記録保持者として、記録更新中であり、2016年9月からインスタグラム(Instagram)を開始し、さまざまなユニーク画像を投稿することでも知られています。

1981年に出版された『窓際のトットちゃん』は今でも多くの方に読まれているベストセラーで、日本だけでなく、世界35ヶ国語で翻訳されている名作です。

この話は戦前の話なのですが、いま読んでもぜんぜん違和感がないどころか、子育てするすべての人、発達障害の子供を持つ親が読んでも、とても考えさせられる本です。

黒柳徹子さんの時代には、日本で発達障害という概念もなかったと思いますし、ご本人も、自分が発達障害や学習障害とは思っていなかったようですが、学習障害や、発達障害の本を読むと、たいがい自分のことが載っているのでそうなのかと思ったそうです。

トモエ学園の小林先生と、トモエ学園の教育が、世間からはみ出してしまう子供の教育にぴったりだったんだということが、後世になってわかったので、今も多くの人に読まれているのだと思います。

黒柳徹子さんが小学校一年生のときに、退学になったエピソードは有名ですが、「クラス中の迷惑になるので、他の学校にお連れください」といわれたお母さんの胸中は大変だったと思います。

・ふたのある机を100回くらい開け閉めする

・チンドン屋さんを呼び込む

・外のツバメと大声で話す

・ほとんど毎日廊下に立たされていた

お母さんは、あっち、こっちかけずりまわって、トモエ学園を探したのですが、退学になったことを責めるどころか、本人がコンプレックスをもってはいけないからと、二十歳を過ぎてから話したのです。

トモエ学園の小林先生は、「君は、本当はいい子なんだよ」とトットちゃんに言い続けます。

トモエに入ることがなく、小林先生にも逢わなかったら、わたしは、恐らく、なにをしても、「悪い子」、というレッテルを貼られ、コンプレックスにとらわれ、どうしていいかわからないままの、大人になっていた、と思います。

小林先生の教育方針は、常に、「どんな子も、生まれたときには、いい性質を持っている。それが大きくなる間に、いろいろな、周りの環境とか、大人たちの影響で、スポイルされてしまう。だから、早く、この『いい性質』を見つけて、それをのばしていき、個性のある人間にしていこう」というのでした。

窓ぎわのトットちゃんより抜粋

黒柳さんがトモエに転入した日に、小林先生がたっぷり4時間、話を聞いてくれたそうですが、好奇心旺盛で、知りたがり屋の女の子が、疎外感を感じることなく学校に通えたのです。

戦前に、このような学園があったということも驚くべきことですが、黒柳さん(トットちゃん)を暖かく見守ってくださる方々が、沢山いらっしゃったということがわかります。

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勝間和代さん

勝間和代さんは、日本の著述家、評論家、慶応義塾大学商学部卒業後、早稲田大学大学院ファイナンス研究家専門職学位課程を修了し、ファイナンス修士の学位を取得したというすばらしい学歴をお持ちです。

経済評論家として活躍する一方、中央大学大学院戦略経営研究家客員教授も務めていて、取得資格は公認会計士、中小企業診断士、高度情報処理技術者、2005年には、ウォールストリートジャーナル紙から「2005年に注目したい50人の女性」の1人に選ばれ、2006年はエイボン女性大賞を最年少で受賞されました。

内閣府男女共同参画局の「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)に関する専門調査会」の専門委員、男女共同参画会議の議員、朝日新聞別刷土曜版beで「勝間式『自分ナビ』宣言」、毎日新聞で「勝間和代のクロストーク」をコラム連載、日系マネー、日本ビジネスアソシエ、日本経済新聞「勝間和代のITマーケットウォッチ」などにも連載しています。

世界中の難民・被災民の教育支援、自立支援にむけたチャリティ・ブック・プログラム『Chabo!』を開始し、ビジネス作家9名と共に、印税の20%を寄付にあてる活動を行っています。

これだけ素晴らしい経歴・肩書の持ち主で、現役の大学教授も務めていながら、「勝間和代のクロストーク」の中では、ご自分が発達障害のADHDであるということを書いています。

ADHDと付き合う

ADHDとの付き合い方

勝間さんは発達障害の症状を持つ人がまず、恥ずかしがらずに自覚することが大切だと言います。

そして、周りに理解と支援を求めるように勧めています。

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栗原類さん

栗原類さんは、イギリス人の父と日本人の母から生まれ、8歳のとき発達障害と診断されます。

中学時代にメンズノンノなどのファッション誌でモデルデビューし、19歳でパリコレのモデルデビュー。

栗原類さんは、芸能人として、モデル、俳優、テレビや舞台、ファッションショーなど、様々な分野で活躍する中で、NHKの「あさイチ」で、ご自分がADDであることを話したことで大きな注目を集めました。

ご本人はご自身のブログやツイッターで書いていたので、みんな知ってるのかと思っていたら、テレビの放送が終わったあと、ものすごい反響だったということです。

昨年、自叙伝『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』を出版されましたね。

発達障害の人は、感情表現や人の気持ちを読むことが苦手な人が多いと思うのですが、俳優やモデル、芸能の世界に飛び込んだというのがすごいです。

ニューヨークにいた頃、ユーモアを理解するためにコメディ映画を観ていたのがきっかけで、お芝居自体に興味を持つようになったそうです。

自分ではない、色々な人になりきることの面白さを感じ、俳優になりたいと思ったとのことですが、その影には、お母さんが、気になった部分があると一時停止して、登場人物の気持ちや意図を解説してくれたんだそうです。

栗原類さんのお母さん自身もADHD(注意欠陥・多動性障害)だそうですが、同じ発達障害といっても、性質がお互いに真逆なんだそうです。

そんな中で、類さんのお母さんは、焦らず、長期的な視点を持つようにと、常に類さんの一番の理解者であったのです。

栗原類さんも本の中で、お母さんをとても尊敬していると書いています。

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畠山昌樹さん

畠山昌樹さんは、防衛医科大学校卒業後、自衛隊医官として勤務され、自衛隊退職後、整形外科を開業した、アスペルガーのお医者さんです。

畠山さんは、本を書こうと思った動機をこのように書いています。

ぼくがアスペルガー症候群であることを社会にカミングアウトして、この本を書こうと思ったのは、ぼくのようなアスペルガー症候群をはじめとする「発達障害」の人々が、少しでも「生きにくさ」を感じないで生きていけるように、また普通の人たちが発達障害の人々に対して「付き合いにくいヤツ」というレッテル を貼って、いじめたり、仲間外れにしたり、居場所を奪ったりしないでほしかったからです。

医師・畠山昌樹のブログより抜粋

畠山さんのライフストーリーではこのようにおっしゃっています。

僕は、人の気持ちはわからないんです。

でも、「コミュニケーションというものがある」のであれば、それを意識して動こうと思っています。

相手の感情が伝わってくるから楽しく喋っているわけではないんです。
でも、楽しい雰囲気というのは、コミュニケーションを円滑にする。
だからこうする、というように僕にとってコミュニケーションは論理的につくるものなんです。

まとめ

このほかにも、深瀬慧さん、アズ直子さん、さかなくん、芸能人の中にも、周りから見て発達障害かもしれないと思われる日本人、有名人がいらっしゃいます。

東田直樹さんは、会話をすることができない重度の自閉症でありながら、パソコンや文字盤などの助けを借りて自分の意思を発信し、本は世界22ヶ国語に翻訳されていて、世界でも有名人です。

発達障害の方やご家族の話を聞いたり、本を読むと、主にお母さんがすばらしい方が多いなあと思います。

自分はここまでできないやということを、決してあきらめずに取り組んでおられたり、考え方がおおらかだったり、子供のよい面を引き出してあげたり、、、。

発達障害のお子さんを持つ親は、本当に大変だと思います。

障害の程度は個人差があるし、人と比べることはできないのですが、でも、やはり見習うべきところは見習っていきましょう。

発達障害の子供に対して、「君は、本当はいい子なんだよ」と言ってあげましょう。

抱きしめてあげましょう。

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