発達障害の原因と栄養と食事

栄養とはわたしたちが外界から物質を摂取し、それで体を構成したり、維持したり、生活活動を行ったりすることです。

毎日何気なく食べている食事が、わたしたちの体にどのような影響を与えているのでしょう。

発達障害の原因のひとつと言われている栄養と食事について考えてみましょう。

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発達障害の子供の食事は栄養不足?

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栄養を栄養学の観点からみると、三つに分けて考えることができます。

1.エネルギーになる

2.身体をつくる

3.身体の調子を調える

小学校のときに丸い円を書いて3大栄養素は炭水化物たんぱく質脂質ミネラルビタミンが加わると5大栄養素、食物繊維を加えて6大栄養素という話を習ったことと思います。

最近では第7の栄養素と言われるファイトケミカルが注目されていますね。

健康のためには適度な栄養素を摂取することが大切であり、脂質や炭水化物(糖質)を取りすぎると肥満になり、生活習慣病になる可能性が高くなるといわれ、栄養素の摂取が少なすぎると、やせすぎたり、体力が減退したり、集中力を失ったりすると言われています。

発達障害の子供に集中力がないこと、落着きがないこと、情緒不安定なところなど、脳の発達が十分でないのは、脳に必要な栄養が不足しているからではないかという見解もあります。

現代は飽食の時代と言われているのに栄養は偏っている

現代の日本では食べるものは沢山ありますが、朝食の欠食や偏食、ダイエットなどによる食事の栄養不足が問題視されています。

バランスのよい食事がいいということが頭でわかっていても、実際は不規則で偏った食事をしている人が多く、糖質や脂質が多かったり、肉中心だったり、塩分の多い食事を取っていたりと自分の嗜好が中心になってしまいます。

平成26年国民健康・栄養調査によると、年齢に関わらず、ビタミンA、B1およびB6、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、食物繊維の計7種類が推奨量を下回っているということです。

私たちの体内では組織が日々新しく生まれ変わっていますが、その代謝に必要不可欠である栄養素が不足すれば、体に変調が現れます。

例えばビタミンB1が不足すると、脚気、むくみ、ウェルニッケ症候群、手足のしびれ、イライラ、精神が不安定になる等の症状が現れることがあります。

ビタミンAの不足は夜盲症、味覚障害、風邪を引きやすくなるなどがあります。

昔からよく言われる『一汁三菜』とは、汁物と、肉や魚、卵などのたんぱく質食品を使った主菜と、野菜、芋、海藻、キノコなどを使った副菜・副々菜がそろった食事ですが、忙しい現代はコンビニのお弁当で済ませたり、会社帰りに特売のお惣菜を買ってきて、食卓に並べることも少なくないと思います。

子供たちの大好きなファストフード、ピザ、清涼飲料水、味の濃いスナック菓子などに慣れてしまうと、薄味の味噌汁や煮物などを食べなくなってしまいます。

家で食事を食べていると言う方も、インスタント食品、混ぜるだけの調理用ソース、焼肉のたれ、スーパーで調理されたお惣菜をよく利用するなら、その中には実は沢山の添加物が入っているという話を知っていますか?

特に市販の漬物、明太子、ハム・ソーセージには数十種類の添加物が添加されているというので、食べ方にも工夫が必要です。

その他にも遺伝子組み換え食品、トランス脂肪酸、輸入果物に散布されるポストハーベスト農薬などがあるので、消費者は賢い食品選びをしなければなりません。

発達障害の子供たちだけでなく、定型発達の子供や大人も、栄養のバランスが整った安全な食事を食べているとはいえない現実の中にわたしたちは生きています。

毎日の食事や栄養は発達障害の原因に?

発達障害の原因に栄養のことがよく挙げられる理由は、発達障害の子供たちは偏食が多く、特に味覚や臭いに敏感で、決まったものしか食べられないという場合があります。

決まったおかずや甘いものを良く食べるので与えてしまう、その結果ご飯を食べないという子供も少なくないと思います。

発達障害の子供を育てるのは実際とても大変なので、食事に神経を遣う余裕がないということもあると思います。

けれども、毎日の食事が偏ってしまうと、栄養のバランスを崩し、病気にかかりやすくなったり、精神的に不安定になるということが実際にあります。

発達障害は先天的な脳の機能障害で、遺伝などの原因によって発症するという見解が多数ですが、毎日摂っている食事や栄養にも原因があるのではないかという意見も増えています。

毎日の食生活による栄養の過不足やアレルギーが、脳や神経の働きを不安定にし、腸内環境を悪化させていると言う意見もあります。

発達障害の子供の食事や栄養を見直すことによって、問題行動が改善する事例も多くあげられています。

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発達障害の人の栄養を考えた食事とは

今はコンビニやマート、デパートの食品売り場に行けば、どんな食材でも手に入るし、様々な料理、お惣菜、スイーツ、お菓子、飲み物が売っていますが、すべてに食品添加物が使われていることを知っておきましょう。

なぜ食品添加物がよくないといわれるのか、食品添加物には発がん性、毒性遺伝、催奇形性(胎児などが奇形を起こす体質)の危険があると言われるからです。

体に良くないからといって、全く食べないというわけにはいかないと思いますが、わたしたちができることからはじめてみましょう。

食品添加物が使用されている食品をなるべく減らす努力をしてみる

食品添加物は特に発達障害の子供たちに食べさせないほうがいいと言われています。

子供が大好きなお菓子、スナック、菓子パン、清涼飲料水などには、裏の原材料名を見ると、カタカナで添加物の名前がズラッと記入されているのがわかります。

デパートの地下で売っている名店のお惣菜も例外ではありません。

切ってある生野菜の色がいつまでも変色しないのも、添加物が使われているからです。

厚焼き玉子やサラダのパック、子供の好きな肉団子やハンバーグが特売セールしていても、なぜ安いのか裏を見てちょっと考えましょう。

家で作るときには絶対入ることのない、様々な添加物の名前が書かれていることでしょう。

加工度が高くなるほど、調味料(アミノ酸等)、ソルビン酸カリウム、増粘剤、酸化防止剤、着色料などの添加物が入るので、卵や野菜を買ってきて、家で調理するというのはいかがでしょうか。

毎回とはいいませんが、たまには手作りのおやつを作ってみるのはどうでしょうか。

輸入品より国産の果物を、少し値段は高いかもしれませんが、低農薬や有機野菜を使うのも一つの選択です。

もちろん時間がないときや、簡単に済ませたいときもありますから、そこは臨機応変に、消費者が賢く選択していきましょう。

発達障害を改善するのに積極的に摂ったほうが良い食品や栄養素

葉酸:神経の発達に重要な役割を担っている・・・・菜の花・ホウレン草・ブロッコリー・春菊・枝豆・モロヘイヤ・芽キャベツ・牛レバー

タウリン:脳や神経が正常に発達する・・・・魚介類や軟体動物

オメガ3脂肪酸:集中力を高め、情緒を安定させ、脳神経の働きを正常に保つ・・・・イワシやサバ、サンマのような青魚

乳酸菌:腸内環境を改善し、栄養素の吸収を高める・・・・納豆・味噌・塩こうじ・キムチ・ザワークラウト

レシチン:記憶力や学習能力を高める・・・・卵黄、大豆製品、穀類、ごま油、コーン油、小魚、レバー、うなぎ

他にも沢山ありますが、すべてを食品から摂取することは難しいと思います。

毎日、野菜を大皿一杯食べなければいけないと思うより、総合ビタミン・ミネラルをサプリメントで取る方が簡単です。

いろいろな会社から、いろいろなサプリメントが出ているので、できるだけ質のよいものを選択されると良いと思います。

まとめ

発達障害の子供の食事を変えていくことで、問題行動が改善されていく書籍も多数出版されているので、原因が栄養の偏りなのかと思い、食事療法もしなければ!と思う方もいるかもしれません。

発達障害のお子さんを持つ親なら、良い治療法があると聞けば、飛びつきたくなるものですが、すべての子どもに効果が認められるわけではありません。

また、高額な検査費用、サプリメントを長期に渡って購入するのは経済的に負担になります。

発達障害の食物アレルギーは20%、化学物質過敏症が80%から由来しているという話もあり、食物アレルギーがある場合は、食事療法で効果がみられることがありますが、化学物質が原因になっている場合は、食事の改善だけでは効果が見られません。

いままでの生活環境や生活習慣、毎日摂取する食事や栄養について、もう一度見直してみることも大切なように思います。

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