発達障害で仕事を辞めたいと思うことがありますか?

発達障害の方は仕事がなかなか覚えられない、上司や同僚との人間関係が苦手、仕事に集中できずミスが続いたり、忘れ物が多かったりということがあります。

仕事にいくことがストレスになり、体調を崩し、精神的に不安定になってしまうこともあります。

そんなあなたは仕事を辞めたいと思ったことはありませんか?

スポンサードリンク



あなたが発達障害かもしれないと思った時にすべきこと

PAK25_dotenisuwattemiagerusora_TP_V

発達障害は先天性の脳の機能障害です。

大人になってから発症するものではなく、治療を受ければ治るものでもありません。

発達障害は障害の重い方から軽い方までいるので、日常生活が困難な方から1人で何でもできる方まで広範囲の方が含まれます。

軽度の発達障害の方は成績優秀で、どこが障害なの?と思うくらい普通の人と変わりなく見えます。

けれども、これがかえって発達障害であることに気づかないまま成人してしまうことになります。

2005年に発達障害者支援法が施行され、発達障害がメディアを通して世間に知らされるようになり、本格的に支援の必要性と、早期発見と早期療育が大切だといわれるようになりました。

だから、それ以前の世代(現在20代以上の成人)は、発達障害の診断を受けずに大人になってしまった方が少なくありません。

子どものころから変った子、空気が読めない子、落着きのない子、失敗ばかりしている子、個性的な子、みんなと話が合わない子、世間の話題に関心がなかった子などは、もしかしたら発達障害だったかもしれません。

こちらの記事もご覧ください ⇒広汎性発達障害の子供の診断とチェックリスト

ご自分が発達障害かもしれないと思われる方は、小児精神科、心療内科や精神科で、診察を受けられるとよいと思います。

病院まで行くのはちょっとと思われる方は、各都道府県の発達障害者支援センターに相談されるとよいと思います。

アルバイトや仕事でミスが多く、仕事がなかなか覚えられない、 コミュニケーションがうまく取れない、転職を繰り返す、仕事を辞めたいと思っている方の助けになるかもしれません。

仕事を辞めたいと思っている方は発達障害の特性を知っておこう

発達障害であってもそうでなくても、自分の適性に合う仕事、合わない仕事というのはあります。

どんなに給料がよくても、自分の適性に合わない仕事を長期間やり続けるのは苦痛です。

ここでは発達障害の大まかな特性について知っておきましょう。

発達障害には自閉症、アスペルガー症候群、高機能自閉症、特定不能の広汎性発達障害、ADHD、LD等があります。

自閉症、アスペルガー症候群、高機能自閉症、特定不能の広汎性発達障害などは広汎性発達障害、または自閉症スペクトラムと呼ばれ、社会性、コミュニケーション、想像力の質的差異が見られます。

広汎性発達障害、自閉症スペクトラムの方は物事の全体像を見ることが苦手で、細部に深く関心を向ける傾向があり、一つのことはできるのに、複数のことを同時に処理することが苦手です。

コミュニケーションにおいては、話している相手の気持ちや意図を汲み取ることが苦手で、会話はするけど自分の意見を一方的に話したり、その場に合わない発言をしてしまうことがあります。

自分の意見をわかりやすく伝えることも苦手で、一度に複数のことを言われると困ってしまいます。

仕事面においては一つの仕事はできるのに、一度に複数の仕事ができない、予定が突然変更されると動揺する、キレる、パニックになるということがあります。

また、社会性、コミュニケーション、想像力の質的差異に加え、五感の感覚過敏がある方、痛みに鈍感な方がいます。

大声で怒鳴られると、感情のコントロールができなくなる人もいます。

ADHDの方は落着きがない、仕事に集中できない、片づけられない、段取りが組めない、優先順位がつけられない、忘れ物やミスが多い、時間が守れない、金銭管理ができない等の特徴を持っています。

LDの方は読み書きができない、数字が苦手、簡単な四則計算、割合計算ができない、マニュアルが読めない、メモが取れない、報告書がかけない等の問題があります。

なかなか仕事が覚えられない、自分の考えをわかりやすく伝えられないということも仕事に支障をきたす要因になっているようです。

発達障害の特性を複数併せ持っている方、特性がはっきり現れない方がいますが、高度な協調性や対人スキル、臨機応変な対応、複数の異なる要求を同時進行でこなさなければいけない仕事(接客業、一般事務職、顧客相談センター、旅行センター、窓口業務)には向いていないといえるでしょう。

スポンサードリンク



発達障害の人が仕事を辞めたいと思ったら適性に合う仕事選びを

発達障害の方がストレスを抱えながら仕事を続けると、体調を崩し精神疾患に及んでしまう危険性があります。

あなたにもし発達障害の疑いがあり、仕事を辞めたいと思うなら次の行動を起こしてみてください。

診断は病院で専門医の診察を受けなければなりません。

特に大人の発達障害を診断してくれる病院は何ヶ月も待たなければいけないので、病院に予約を入れておきましょう。

発達障害者支援センターで発達障害に対する知識、理解を深め、今後どのような支援を受けていくか相談しましょう。

各県の障害者職業センターでは職業相談、職業適性検査、職業訓練を行っています。

ハローワークへの登録も必要です。

今までは発達障害により精神疾患を併発した方が、長期にわたって日常生活または社会生活への制約がある場合、福祉手帳を申請することができましたが、平成23年度から発達障害の方も精神障害者保険福祉手帳を取得できるようになっています。

手帳の発行は各自治体ごとに判断基準が違いますが、様々な支援が受けられるので検討してみてください。

やることが沢山あって躊躇してしまう方がいるかもしれませんが、全部1人で抱えることはありません。

時間がかかることもありますが、支援機関に相談しながら一つづつ進めていきましょう。

発達障害の方に向いているといわれる仕事

広汎性発達障害の方は研究者、科学者、獣医、飼育係、塾の講師、調理師、プログラマー、翻訳家、作家、在宅ワーク、デザイナー関係の仕事、ADHDの方は起業家、芸術家、音楽的能力を生かす仕事、何かを作り出すクリエイティブな仕事などが向いているといわれています。

あなたの適性、得意分野を生かす仕事を見つけ、才能を発揮することも可能です。

コミュニケーションをとるのが苦手という発達障害の方は多く、職場で孤立し、仕事で怒られたことをいつまでも引きずってしまい、欠勤がちになり、仕事をやめてしまうこともあります。

このようなストレスや転職を繰り返すということを防ぐために、個人で仕事をするという選択をする方もいます。

自分のペースで働けて、他人からの制約をうけないので、最近はライター業やネットショップの運営など、 在宅でできる仕事に専念している方もいます。

すべてが自己責任で、自己管理能力も必要とされますが、このような仕事が自分にあっているという方もいます。

自分の得意分野、苦手な分野、課題、将来何をしたいのかを明確にし、必要な知識やスキルを身につけましょう。

あなたの人生はあなたが作っていくのだということがわかると、今までの考えや態度、行動が変ってくると思います。

まとめ

今まで多くの発達障害の方の方向性がはっきりしていませんでした。

発達障害がどういうもので、どういう支援が必要で、何をしたらいいのかがよくわからなかったので、学校を卒業したら行くところがなかった在宅の発達障害の方も多いと思います。

発達障害本人とその家族たちは、現在も多くの難しい課題を抱えています。

仕事が続かない、仕事を辞めたい、転職を繰り返すというのは背後に発達障害があるからなのかもしれません。

発達障害の方が安定した仕事ができ、安心して暮らせるような社会環境が整えられることを、発達障害児を持つ親として心から願っています。

スポンサードリンク



コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ