発達障害の方が仕事でできる工夫とは

発達障害の方は仕事ができないとか、上司や同僚とうまくやっていけないという話も多いのですが、工夫次第でよりよい環境の中で仕事をすることができます。

発達障害の特性を理解し、自分に向いている仕事を見つけ、生き生きと働いている方もいらっしゃいます。

職場でできる工夫について調べてみました。

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発達障害の人が仕事上抱えている問題点

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多くの発達障害の方は高度な対人スキルや、一度に沢山の仕事を任されること、見通しの立たないことに対する対応が苦手です。

また、不器用な面もあり、仕事ができないと思われてしまうことも少なくありません。

大人の発達障害といわれる人たちは若い年代の人たちだけでなく、管理職の方にも意外と多いという話もあります。

上司が発達障害の場合、むしろ部下達が振り回され、苦労が耐えないという話も、、、

発達障害の人は仕事をするのに次のような課題を抱えています。

●朝起きることから出勤までの準備がスムーズにできない、よく忘れ物をする、出社に不安を抱えている方がいます。

●発達障害の特性として、言葉だけの説明や曖昧な言い回しが苦手という方が多いです。

●電話で用件を聞きながらメモを取ることが難しいという方がいます。

●相手の言葉をそのまま受け取ってしまい、言葉の裏に隠れている本音、暗黙の了解などを理解することが苦手です。

●スケジュール管理や時間の管理が苦手な方も多いです。

●意識があちこちに飛んでしまい、人の話を集中して聞けないことがあります。

●注意散漫で仕事のミスや忘れ物が多い方がいます。

●整理整頓が苦手な方が多いです。

●発達障害の多くの方がなんらかの感覚過敏を持っています。

発達障害の方は自分では一生懸命なのに、その割にはうまく行かないことのほうが多く、よく叱られたり、注意を受けます。

そのため自分はだめな人間だとセルフイメージを低くしてしまいがちです。

これらを何とか改善していきましょう。

発達障害の人が仕事をするためにできる工夫

1.出勤できるように睡眠、生活リズムを助けてくれる家族、支援機関が必要

出勤までの準備、持ち物の確認、一日のスケジュールをチェックする、物の置き場所を一定にしておく。

2.発達障害の方は言語で伝えられる情報よりも、視覚的情報の方が伝わりやすい

ミニホワイトボードやメモやメールを活用して、指示のやりとりを徹底する。

3.仕事の手順を明確にする

仕事のスケジュールが一目でわかるようにボードに記入し、時間管理ができるようにする。

4.指示事項は具体的、明確にする

複雑な指示事項は混乱する原因になるため、具体的に明確に伝え、質問も受け付けます。

5.会議や会話の席での対応

話に熱中して周りが見えなくなることや、場にふさわしくない態度や発言をしてしまうこともあります。

その場合は周りが止めてあげること、大声で叱り飛ばすのではなく注意を促す、休憩を挟むことも有効です。

6.報・連・相が苦手な人への対応

自発的な発言が苦手な方、自分の判断で進めてしまう方、言いたいことをわかりやすく伝えられない方がいるので、報告の時間を設けます。

上司、同僚からの理解と支援が必要です。

7.優先順位をつけられない、不器用、文章の説明が理解できない人への対応

複数の仕事は与えずに一つづつの仕事のスケジュールを立てる。

文字情報が苦手な人には図や画像を用いてマニュアル化する。

苦手な分野をそのままにしないで相談し改善する。

8.静かになれる場所が必要なこともある

発達障害の方で気分が不安定になることがあります。

仕事中にパニックになってしまう時には、休んで気分を切り替えることも必要です。

9.感覚過敏への対策

発達障害の方は感覚過敏を持つ方がけっこういます。

人の多いザワザワしたところで集中できない人は、相手の声以外の周囲の雑音を遮断できない傾向があります。

このような場合は耳栓、イヤーマフなどを使う、静かな場所で仕事をさせる方法があります。

また太陽光や明るすぎる蛍光灯の光が苦手な方は、サングラスなどを着用すると落ち着く人もいます。

10.会社での付き合い方

休憩や昼食時間に同僚の談話に入っていけない人、日常的な人付き合いが苦手な人もいます。

業務以外の付き合いを強要せず、一人で過ごしたり、自由にできる時間があったほうが負担にならないケースもあります。

これらの工夫をすることにより、仕事上のストレスを減らすことができます。

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発達障害者の生活面にも仕事上のトラブルの原因が潜んでいる

発達障害の方が仕事をする時、企業側に知らせたくないと言う方もいらっしゃいますが、会社には伝えておくべきではないかと思います。

とてもデリケートな部分かもしれませんが、発達障害であることを隠し、常にストレスを抱えながら仕事を続けていくことは簡単なことではありません。

発達障害であることを伝えたほうが、上司や同僚からの理解を得られること、通院している場合、服薬している場合なども隠さなくてすみます。

仕事が安定するためには、仕事の工夫と仕事以外の生活面への配慮も必要です。

発達障害の方の中には趣味に深い関心をむけることがあり、鉄道やカメラ、旅行、パソコン、ゲームに関しては専門的な知識を持っていることがあります。

時には寝食を忘れて没頭してしまうこともあり、そのために朝起きられなかったり、会社に遅刻するということもあります。

また、責任感の強い方は会社で終わらなかった仕事を家に持ち帰り、休日返上で仕事をしすぎて体調を崩すということもあります。

そのような生活の延長が仕事に悪影響を及ぼし、仕事のミスや集中できないことにつながることもあります。

発達障害の方の中には、仕事より自分の事情が優先してしまい、時間管理、体調管理、金銭管理ができなくなってしまう方もいるので、興味の偏りがエスカレートしないように、支援者やご家族の協力も必要です。

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発達障害と仕事に関連する支援機関

軽度の発達障害の方は、一般の学校を卒業後に就職する方がほとんどです。

支援学校と違い、発達障害者に対する情報収集も自分がしなければなりません。

発達障害のある方や、発達障害者を雇用する事業主に対してサービスを提供する機関は次のようなものがあります。

・医療機関(心療内科、精神科)

・発達障害者支援センター

・ハローワーク

・地域障害者職業センター

・障害者就業、生活支援センター

・発達障害の当事者会による定期集会や情報交換

・精神障害者保健福祉手帳の活用

軽度の発達障害の人は本人や周りも気づかないこともありますが、生きづらさを感じているとか、発達障害の疑いが見られたら、できるだけ早い時期に相談されると良いと思います。

発達障害者支援センターでは定期的な相談、将来の活動に向けた情報提供などを行っています。

就職活動についてはハローワークに登録後、地域障害者就職センターで発達障害の特性と配慮事項を整理した『ナビゲーションブック』等を作成し、具体的な就職に向けて働きかけていきます。

発達障害の方が仕事につくときに、ジョブコーチ支援を取り入れたトライアル雇用という制度もあります。

発達障害の方が社会生活を順調に続けていくためには、発達障害を受け入れる企業側と本人と家庭との連携が欠かせません。

会社と本人と家族の定期的な面談を行っているところもあります。

まとめ

近年、発達障害の方の雇用を促進するための施策は、以前に比べて整えられてきました。

発達障害の方には適切な支援を、雇用する企業側には発達障害についての理解と就労者の情報提供をすることにより、創意工夫を重ね、更によりよい環境が整えられることでしょう。

発達障害未診断の方が、高度な対人スキルと、臨機応変な対応が求められる仕事に就くといろいろ大変なようです。

発達障害の方がご自分の適性にあう仕事を探すには、実際いろいろな準備が必要です。

時間がかかるかもしれませんが、ご自分にふさわしい仕事を見つけ、充実した日々を送っていただきたいと思います。

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