2歳の赤ちゃんにも現れる広汎性発達障害の特徴

2歳の赤ちゃんというとどんなイメージを持つでしょうか?

言葉や運動能力が発達し、いろんなことができるようになります。

何でも自分でやりたがる時期で、はっきりと自己主張するようになるので『魔の2歳児』と呼ばれたりします。

癇癪が見られるのもこの時期ですが、注意深く見ていると広汎性発達障害の特徴が現れているときがあります。

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広汎性発達障害の特徴を早期発見できる赤ちゃんの健診

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乳幼児健診は行政で義務付けられているのは3~4ヶ月健診、1歳半健診、3歳健診です。

つい忙しくて行かなかった、対応する職員の態度にがっがりした、行っても役に立たなかったなどの意見もありますが、親ではわからない先天的な病気の有無・早期発見ができます。

わたしが息子を出産したときは海外在住で、正常分娩で特に異常は見られないということだったのですが、抱き上げるとのけぞったり、人が大勢集まるようなところではひどく泣き出すことがありました。

保健所では身長、体重の測定と予防接種はあったのですが、日本のように細かく発達検査をしてくれるような検診ではありませんでした。

その当時は他の赤ちゃんより敏感なのかなと思うくらいで、発達障害の特徴があるなどとは知る由もありませんでした。

父親も言葉の出るのが遅かったらしく、男の子は女の子より遅いし、そのうち話すようになるからと、周りの人からも気にしすぎだといわれましたが、2歳になっても言葉がでてこなかったので、さすがに病院を訪ねることになりました。

生後2歳までの赤ちゃんに現れる広汎性発達障害の特徴

赤ちゃんの発達の早さには驚くべきものがあります。

この時期は特に発達のスピードが著しいので日に日に変化が現れます。

乳幼児健診にいくと、他の赤ちゃんとつい比べてしまいますよね。

神経質になる必要はありませんが、お母さん自身も赤ちゃんの発達についての知識を持っていたほうがいいと思います。

広汎性発達障害は自閉症、アスペルガー症候群などを含む発達障害の一つのカテゴリーに分類されます。

特に知的障害のある自閉傾向の強い子供は、早くからいろいろ問題行動が現れます。

2歳くらいまでに現れる広汎性発達障害の特徴は次のようなものです。

視線が合わない

真っ直ぐ目を見ようとしません。

時々首を傾けて斜め上を見るようなしぐさをします。

抱っこを嫌がる

抱っこをするとつっぱったり、後ろへのけぞってしまいます。

急に触られることを嫌がったりします。

多動

とにかくじっとしてない。

目を離すとすぐどこかにいってしまいます。

一人でよく遊んでいる

あまりママを追いかけてきません。

手がかからないと感じる親も多いです。

外に出ると自分の行きたいほうにどんどん歩いていってしまい、名前を呼んでも戻ってきません。

同じくらいの子供に興味を示さないこともあります。

クルクル回るものや、光るもの、数字に興味を示すことがあります。

指差しをしない

人の手をつかんでひっぱっていこうとしたり、何かをさせようとするクレーン現象というものが見られます。

偏食

決まったものしか食べないこともあります。

言葉が出ない

言葉の遅れのある場合はいつまでも言葉が出てきません。

簡単な言葉の理解ができません。

名前を呼ばれてもふりむかない

耳が聞こえないわけではありません。

歩けるようになるのが遅い

物を上手に持てなかったり、不器用だったり、発達状態が悪いことがあります。

かんしゃくやパニックを起こす

強いこだわりがあり、思うようにいかないと物を投げたり、泣き叫んだりする。

決まった道を歩きたがる。

物を一列に並べる。

自傷行為、他害行為が見られることもある。

感覚過敏

音や光に敏感でよく泣くことがあります。

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2歳の赤ちゃんに広汎性発達障害の特徴が見られたら

発達障害に関する相談を受けてくれる機関は保健センター、子育て支援センター、発達障害者支援センターなどがあります。

乳幼児検診時にもし発達障害や自閉傾向があるといわれたら、地域の相談センターやそこで紹介してくれる小児精神科を訪ねましょう。

疑いがあるといわれただけでも不安になると思いますが、できるだけ早く診察を受けましょう。

広汎性発達障害は早期発見・早期療育が大切だといわれるメリットは次のとおりです。

・専門家との相談によって今の状況が把握できる

・障害を理解することで、子供にどのような働きかけをしたらいいのかが分かる

・障害による問題行動を軽減する方法を知ることができる

・地域によってはペアレントトレーニングに参加することができる

・先生やママ友との交流が心の支えになり、何よりもママが元気になる

病院や相談所に行くと必ず子供の生育歴を聞かれるので、母子手帳、育児日記などを準備していきましょう。

『光とともに、、、』という自閉症の子供の話を描いた漫画があります。

古い本なのですがドラマ化もされ、自閉症がどういうものかを教えてくれた本です。

1巻は子供が生まれたときから診断を受けるまでのママの苦悩、障害を受け入れるまでの心の変化など丁寧に描かれています。

関心のある方は読んでみてください。

息子が広汎性発達障害の診断を受けるまで

息子の場合は2歳を過ぎても言葉が出てこない、指差しをしない、あまり母親を探さない、目を離すとすぐどこかにいってしまうなど、、、やっぱり変だと思いつつも、病院にいってもまだ小さいからわからないといわれました。

大学病院の小児科でしたが、小児精神科の医師ではなかったのだろうと思います。

「お母さんがあまりお話ししないからじゃないですか、子供がたくさんいる保育園でも送ってみたら?」というのが先生の返事でした。

(ところが保育園に送った初日に脱走して大騒ぎになりました!)

音楽や遊びを通しての治療室、言語治療、運動療法、いいと聞けば、電車で片道一時間半もかかる所へも週に2回通いました。

父方の親戚が心配するあまり、祈禱師を家に呼んでお祓いまで受けました。

いろんな治療室を転々として、大都市の大学病院で様々な検査を受けて、正式に診断を受けたのは5歳の時でした。

とても遠回りをしてしまったのです。

広汎性発達障害や自閉症に対する知識が全くなかったので、わたしも息子もその大切な期間を辛い時期にしてしまいました。

良い先生、良い療育者にめぐり合えればとても幸運なのですが、いつもそいうわけにはいきません。

当時は発達障害について知っている人が周りにもいなかったので、一人で悶々と悩んでいました。

PCもなかったので調べることもできませんでした。

人に話しても、その場は自分の気がまぎれるだけで、何の解決にもなりません。

勇気を出して病院に行ったのに、じっとしていられない子供と長い時間待たされたあげくに、ドクターの診察は子供をひとめ見て、「入院して検査を受けてください」でした。

これは本当に辛かったです。

ドクターは一日中そんな患者を何十人も見ているので、機械的に処理していくだけです。

誰だって障害があるなんていわれたら、崖から突き落とされた気分です。

「どうして?」「親戚からなんていわれるんだろう、、」頭の中をそのような思いがぐるぐる駆け巡っていました。

当時は『愛着性発達障害』という診断名で、大学病院で紹介された治療室に通うようになりましたが、そこも大学の実習生を育てるための場所だったり、結婚を期に治療士がやめたりと、しょっちゅう人も変わりました。

どういうところにいけばいいのか、通いながら経験を積んでいきました。

治療室の待合室では、同じような経験をしてきた子供のママたちと交流を持つようになり、だんだんと息子の障害を受け入れ、自分も力をもらえるようになりました。

まとめ

2歳の赤ちゃんに現れる広汎性発達障害の特徴は全部出てこないこともあります。

言葉の遅れのないアスペルガー症候群、高機能の自閉症の場合などは親も気づかないことが多いです。

まだ小さいから様子を見よう、男の子は言葉が遅いからと、そのままにしてしまうこともあるのですが、いちばん子供と接する時間の多いママが注意して見てあげることが必要です。

今は検診の時に発達の遅れを発見することができるので、もし疑いがあるといわれてもショックを受けずに、冷静になって専門機関に相談してください。

子供が広汎性発達障害だからといって、何もできないわけじゃないんです。

知的障害があると本当に大変ですが、この子は何をやらせてもダメだとあきらめないでください。

あなたもあなたの子供もやるべきことがあるからこの世に生まれてきたのです。

どの子供も無限の可能性を秘めています。

その可能性を信じてあげてくださいね。

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