注意欠陥障害(ADHD)の人は仕事でのミスが多い?

現代のような情報化社会では、些細な仕事のミスが大きな損失につながることもあります。

仕事でのミスは最小限に抑えたいと誰もが思うことでしょう。

でも、気をつけていてもミスが多いという人は、ひょっとしたら注意欠陥障害かもしれません。

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注意欠陥障害は大人に見られる発達障害

大人になってから診断される発達障害のことを大人の発達障害といいます。

発達障害とは先天性の脳の機能障害ですが、知的障害がなく日常生活が人並みにこなせると、ほとんどの場合は障害とは思わずに見過ごしてしまいます。

大人の発達障害にはアスペルガー症候群、高機能自閉症、ADHD、LDなどがありますが、外見は周囲の人と変わらないし、落着きのなさや不器用さ、空想好き、短気、こだわりが強い、などはその人の個性と捉えられ、親や周囲の人間が気をつけてあげないと発見が難しい障害と言えます。

自分が発達障害であると自覚していない人も多いと思います。

そのため子どもの頃から生きづらさを感じていたり、周りの子供たちに合わせることができなかったということがあります。

大人の発達障害がわかるのは、一人暮らしを始めたことがきっかけだったり、社会人になってからだったり、結婚して家庭に入ってからなど、今まで親がしてくれていたことを、一人でしなければならなくなったときに顕著に現れてきます。

発達障害の人は複数のことを計画的に終わらせるということが苦手な人が多いです。

一人暮らしをするようになると、時間管理、金銭管理、料理、洗濯、片付け、近所づきあい、ゴミ出しなど、、、様々なことを一人でしなければなりませんが、これらのことができないので徐々にストレスになり、感情のコントロールができなくなっていきます。

注意欠陥障害に見られる特徴とは

発達障害の特徴ははっきりと区別されるものばかりではありません。

一人が複数の特徴を持っていることもあるし、その人の性格や個性、育った環境も関係してきます。

注意欠陥障害は大人のADHDとも呼ばれます。

ADHDは注意欠陥・多動性障害のことですが、一般的に落着きのない子供、注意散漫でよく物を失くすとか、短気だとか、男の子に多いというイメージがありますが、女の子にも見られます。

女の子の場合は静かで空想好き、クラスでもおとなしいからあまり目立たないこともあり、大人になるまで気づかないことも多いです。

小さいころ多動だった子どもも、大人になると多動は目立たなくなるだけでADHDが治るわけではありません。

大人になってから見られる発達障害の特徴は次のとおりです。

・集中力がない

・会議中にそわそわする

・会議中に必要のない発言をする

・話し始めると止まらないことがある

・頼まれた仕事を先送りにする

・頼まれた仕事を忘れる

・人と話している最中に別のことを考えてしまう

・何かをしているのに別のことをしはじめる

・思ったことをすぐ口に出してしまう

・衝動買いをしてしまう

・時間が守れない

・金銭管理ができない

・仕事でのミスが多い

・うっかりミスが多い

・忘れ物、失くし物が多い

・仕事や作業を計画的に行うことが難しい

・仕事の締め切りに間に合わない

・感情のコントロールができない

・過集中が見られる

・相手の気持ちを理解できない

・空気を読めといわれる

・読字障害がある

・突然予定変更されるとパニックになる

・3人以上の会話についていけない

・音や臭いにとても敏感

・不器用

・些細なことにキレる

・机の上や中が片付けられない

・好奇心旺盛

・発想が豊かである

・映像記憶が得意である

・探究心がある

発達障害の人は子どもの頃から『変わっている子』と思われていたとか、『とても頭がよい子供だった』とか、『周りに合わせるのが大変だった』とか、『超問題児だった』とか、『人が考えつかないアイディアを思いつく』など、いろいろなエピソードをもっています。

こちらの記事も御覧ください⇒広汎性発達障害の子供の診断とチェックリスト

注意欠陥障害の人が今の仕事を続けていくためには

発達障害が未診断のまま大人になった人たちは、社会や家庭生活で実際多くの困難を抱えています。

自分でも気をつけているのに、気づくと仕事のミスを繰り返すということが多いからです。

周りからは仕事ができないという評価をもらうようになり、自分でも能力がない、何をやってもだめだというセルフイメージを持ってしまうので、できるだけ早く状況を改善したほうがいいと思います。

そのために専門機関に診断を受けてみるというのは、社会的な支援を受けるためにも必要です。

大人になってはじめて診断を受ける方は精神科や心療内科、発達障害を診療してくれる病院に行きましょう。

注意欠陥障害の特性を知り、問題となっている部分を解決するために環境調整や心理治療、場合によってはお薬による治療などが行われます。

どこの病院に行けばいいかわからないという方は、地域の発達障害支援センターや福祉課に相談するとよいでしょう。

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注意欠陥障害の人の仕事選び

発達障害の人は定型発達の人に比べて、仕事ができないというのではありません。

大人の発達障害といわれる方で、優秀な方は沢山いらっしゃるからです。

ただ定型発達の人が無意識にやっていることが、発達障害の人には難しい場合があります。

複数の仕事を計画的に行うということや、相手の立場を考えるとか、配慮するということが難しいのです。

一つの事に集中できるけれど、全体像を見ることが難しいのです。

時間通りに動くということも難しいようです。

だから、じっくり自分自身を見つめてみるということはとても大切です。

どういうことが苦手で、どういうことが得意なのか、どういう仕事を選択したらいいのかを知っておくとよいでしょう。

注意欠陥障害の人に向いているのはどんな仕事があるのでしょう?

・デザイナー関係の仕事

・プログラマー

・イラストレーター

・ライター

・動物園の飼育係

・俳優

・声優

・カメラマン

・作家

・漫画家

・起業家

・芸術家

・美容師

・営業

・経営者

・企画室

・探検家

・発明家

注意欠陥障害の人に向いていないのはどんな仕事でしょう?

・事務の仕事

・薬剤師

・ドライバー

・コールセンター

・相談員

・秘書

・医療関係の仕事

・弁護士

正確さを求められる作業、ミスが許されない仕事は控えたほうがよいでしょう。

全体を見ながら配慮していくのも大変かもしれません。

ただ、同じ注意欠陥障害の人でも、性格、生活環境、何に関心があるかは人によって様々です。

自分のタイプにあわせて、向いていると思える仕事を検討しましょう。

発達障害者のための就職支援も行われているので相談してみましょう。

まとめ

日本では発達障害の人は仕事ができない、ミスが多いというイメージがあると思いますが、海外ではそうではありません。

過去においても偉大な発明家、科学者、起業家、経営者、大統領が発達障害だったことが明らかになっています。

どんどん新しいアイディアを出していく人、クリエイティブな考え方はこれからの時代をリードしていくと言われているのです。

だからといって偉大な人になってくださいというのではありません。

残念なのは大人の発達障害の人が、何度も転職を繰り返しているという人が多いという現実です。

そのため『自分には能力がない』と思っている人も少なくありません。

今のお仕事で悩んでいる方がいるなら、一人で悩まずに専門機関に相談してみて下さい。

自分のしたいことは何か。どんなことが好きか。

自分と向き合ってどんな仕事をしたいのか考えてみて下さいね。

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