有名人から学ぶ場面緘黙の克服

場面緘黙の症状は人により程度の差はありますが、治療が可能だといわれています。

最近は過去に場面緘黙であった方、経験者、有名人が自ら語り、ブログなどで経験談を記事にしています。

場面緘黙とどのように向き合っていったのか、どのように克服していったのか、メッセージなどを通して、有名人から学んでいきましょう。

スポンサードリンク



場面緘黙を克服した有名人-カースティ・ヘイズルウッドさん(イギリス)

kirsty

かんもくネットより抜粋」

『ザ!世界仰天ニュース』で「静かな少女の秘密」として紹介されたカースティさん。

彼女は幼稚園への入園をきっかけに場面緘黙症となり、小学校に上がってもその症状が続いていました。

カースティさんが場面緘黙症を脱するきっかけとなったのは、お母さんが家での様子を撮影したホームビデオを学校で流したこと。

カースティさんは、それをきっかけに少しずつ場面緘黙症を乗り越えることができたようです。

そんなことをしたらよけいに話せなくなってしまう子もいるんじゃないかと、小心者の自分は思ってしまうのですが、きっかけは人ぞれぞれなようです。

カースティさんはモデルとして活躍するようになり、2013年のミスイングランドに選ばれています。

イギリスの場面緘黙支援グループSMIRAにも参席し、場面緘黙で苦しんでいる人たちの力になりたいとメッセージを届けています。

場面緘黙をもつ子どもたちとかんもくネットの皆さんへ

場面緘黙をもつ子どもたち、そして保護者のみなさん、どうか諦めないでください。すぐには変わらないし、時間がかかります。そのため、粘り強さが必要です。

場面緘黙をもつ人たちや子どもたちへ

あなたの周りに、あなたを愛してくれる人、気にかけてくれる人、一緒にいてほっとできる人を増やしていきましょう。毎日、少しずつ声に出して言うことを増やしてみてください。頼れる誰かに向かってでもいいですし、自分自身に向かってでもいいのです。場面緘黙は克服できます。自分の力を信じてください。そして自分自身のために克服したいと望んでください。他の誰でもない、あなたにしかできないことです。

どうか私を信じてください。どんなに小さなことでもいいんです。何か怖いことにうち勝つことができたら、あなたの自信はぐんぐん大きくなって、自分のことを誇らしく感じるようになっていきます。どうか自分自身のために頑張って!

場面緘黙のお子さんをもつ保護者のみなさんへ

どうか辛抱強く、穏やかに接してあげてください。できる限りの愛情を注ぎ、支援をしてあげてくださいね。私のように、先生や慣れない大人に話さないお子さんなら、相手に「心配しないで、子どもに穏やかにゆったりと接してください」と伝えてください。

知らない人と話せる感じになるまでには、まずお子さんがその場所に安心でき、ほっとできることが必要です。時間はかかりますが、大人は温かく穏やかな態度で、子どもに徐々に話しかけていくようにしてあげてください。そうすれば、子どもの緊張は次第に和らぎ、怖さや脅威が薄らいでいくと思います。うまくいけばその人をより身近に感じるようになるでしょう。

場面緘黙の子どもの多くは、本当はものすごく話したいのに、どうしても話す力が出せないのだと思います。環境が変わって、まわりに知っている人や頼れる人がいない、不安の大きい環境に置かれたためでしょう。どんなことでもそうですが、はじめは少し怖いことでも、何度も回を重ねていけばだんだんと怖さは減っていきます。場面緘黙の子どもにとっても同じです。なるべく環境を変えずに同じ人たちと過ごすようにすれば、子どもたちは次第に落ちついて、自分を表現できるようになると思います。

みなさんの幸運を心からお祈りしています! どうか頑張ってください。
やろうと心に決めたことは、必ず実を結びます!

カースティより

かんもくネットより抜粋」

スポンサードリンク



場面緘黙だった有名人-沖田 ×華(おきた ばっか)さん

沖田 ×華さんは小学生の頃に発達障害である学習障害、ADHD中学生の頃にアスペルガー症候群の診断を受けます。

看護師、様々なバイト、職業を経て漫画家に転身し、「問題児」というレッテルを貼られ、いじめられた自身の経験を、赤裸々に描いた『ニトロちゃん』を出版。

〈発達障害〉がよくわかるコミックエッセイとして人気を集めています。

過去には先生に執拗に怒られたり、暴力を振るわれたりしたことがあり、場面緘黙であったことも明らかにしています。

読者に送ったメッセージ

世の中には、頑張らないといけないと思っても、頑張れない人が沢山います。そんな「ニトロちゃん」は私だけじゃありません。特に子どもの時は、うまく自分のことを喋れない子が多いと思うんです。そんな時は、『ニトロちゃん』を親や先生に渡してみて、「私はこういう子どもかもしれない」と伝えてもらえたらいいですね。周りの大人も、この本を読んでその気持ちを受け止めて欲しいと思います。そんな橋渡しが出来る本になればいいですね。

自分が「発達障害」だなんて認めたくなかったけどより抜粋」

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。

ニトロちゃん [ 沖田×華 ]
価格:616円(税込、送料無料) (2016/9/18時点)

場面緘黙だった有名人-らせんゆむさん

『私はかんもくガール: しゃべりたいのにしゃべれない 場面緘黙症のなんかおかしな日常』の著者であるらせんゆむさん。

幼稚園入園から外では「話をしないキャラ」のパターンが固定されてしまい、そこから抜け出すのが難しくなった過程を描きます。

少しずつ話せるようになり、普通の人と何ら変わらないコミュニケーションを取れるまで改善しますが、社会人になってから、社会にとけこめないことで孤立感を深めます。

らせんゆむさんは、自身の経験が同じ症状に悩む人の役に立てば……と思い本を出版しました。

場面緘黙の体験と、成人後に話せるようになってから直面した「後遺症」の実体験まで綴られた本書は、場面緘黙経験者に限らず、多くの人から支持される1冊になっています。

場面緘黙だった有名人-shizuさん

『発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ』の著者shizuさんは、発達障害である自閉症のお子さんを持つお母さん。

3歳のとき自閉症と診断を受けた息子さんは、ABA早期療育により大きく成長され、今では全国で講演をされるほどの忙しい毎日を送られています。

shizuさんは、本の中で幼少時に場面緘黙の経験があったこと、話せるようになるまでの経験を書いています。

ご自身のブログでも場面緘黙に関する記事、講演会についての紹介もされています。

発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ

場面緘黙だった有名人-manana(マナナ)さん

シンガーソングライターmananaさんはステージ上で歌を歌い、MCでも活躍中です。

今では取材にも饒舌に答える彼女は、以前場面緘黙だったのですが、何度も何度も場数を踏んで、やっと最近慣れてきたという努力の方です。

担任からは人格を否定されるような暴言を吐かれ、体罰を受け、同級生からもしょっちゅういじめに遭ったといいます。

mananaさんからのメッセージは場面緘黙を早い時期に克服するべきだということ。

「私みたいに大人になるまで引きずっちゃダメ。自意識が目覚める思春期以降は他人からの視線が気になったり、自分を責めてしまったりするし、話せるようになってからも苦労することが多い。小学生くらいの早い時期に克服するのが一番だと思います」(mananaさん)

大人になっても人と話せない…知られざる「場面緘黙(かんもく)症」の苦悩とは』より抜粋

まとめ

過去に場面緘黙の症状を持ちながらも克服され、社会で活躍している方は多いです。

環境の変化によって話すことができるようになった方、理解してくれる教師、クラスメートに支えられて少しずつ克服していった方、話せない自分を変えたいと決断して徐々に経験を積んでいった方、場面緘黙の克服方法は人によって随分違うのかもしれません。

そして、すぐに結果は現れないかもしれませんが、場面緘黙は克服できるものだと多くの経験者、有名人は宣言しています。

場面緘黙で苦しんでいる方、場面緘黙のお子さんを見ながら胸を痛めているおかあさん、どうかあきらめずに継続して取り組んでいただきたいと思います。

そして周囲の方々にも場面緘黙の理解と支援をお願いします。

スポンサードリンク



コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ