広汎性発達障害の子供の特徴を知っていますか?

広汎性発達障害は脳の機能に障害がある先天的な障害だといわれています。

近年になって自閉症についてのドラマが放送されたり、発達障害の方が本を出版したり、テレビで特集が組まれたりと世間でも知られるようになってきましたが、まだ知らない人も多いのではないでしょうか。

発達障害の一つであり、自閉症・アスペルガー症候群・小児期崩壊性障害などを含む広汎性発達障害の特徴を知らないと、子育てがとてもつらいものになってしまいます。

広汎性発達障害の子供の特徴について見ていきましょう。

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広汎性発達障害の子供の特徴とは

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広汎性発達障害は自閉症、言葉の遅れのない自閉症、アスペルガー症候群などを含む発達障害の一つです。

発達障害は見た目にはわからないので、他人から理解を得ることが難しい障害です。

発達障害の子供は自分の気持ちや、自分のやりたいことを、周囲の人にうまく伝えられないことが多く、よくわがままな子供、育てにくい子供と思われてしまいます。

子供の一番身近にいる家族がもっとも理解に苦しむかもしれません。

子供の不自然な行動や特徴、こだわりなどに違和感を感じ、振り回されてしまうのです。

理解されない子供は、なぜそうなのかを表現することができないので、ますます精神的にも辛い立場に置かれることになります。

発達障害の子供はわがままだとか、母親の愛情が足りないとか、親の育て方が悪いと誤解されることが多かったのですが、近年そうではないと言われるようになりました。

広汎性発達障害の子供には脳の情報を伝達する方法に違いがあり、定型発達の人とは違った考え方や行動が見られます。

障害の程度によって特徴の現れ方は違ってきますが、診断基準としての共通の特徴が挙げられています。

広汎性発達障害の子供の社会性の特徴

広汎性発達障害の子供の特徴として、自分の興味や関心のあるところから行動を起こします。

その行動を起こすことで安心するといわれていますが、その関心の向け方は狭いところへ強く、深く向かって行く傾向があります。

その結果、一つのことに秀でた専門家、天才と呼ばれる人を生み出すことにもなります。

(アルベルト・アインシュタイン、トーマス・エジソン、スティーブ・ジョブス、黒柳哲子さん、、、、)

この方達の子供時代のエピソードを見ると、ほとんどの方が変った子と思われ、教師から匙を投げられ、問題児扱いされていたようです。

普通の枠に入りきれない感性を持っていたために、世間には収まりきれなかったのではないでしょうか。

反面それ以外のことには関心を示さないので、相手に合わせられない、空気が読めないなど社会性に問題があるといわれます。

・秩序だっていることを好むので、スーパーなどで商品がきちんと並んでいないと、我慢できずに綺麗に並べ替える

・水族館にいる魚の名前、電車の名前などを全部記憶している子供もいる

・ごっご遊びができない(鬼ごっこ、おままごと)

・多動で意味もなく動き回る

・パズルを好んだり、物を一列に並べるなど、規則性のあることを好む

広汎性発達障害の子供のコミュニケーションの特徴

広汎性発達障害の子供には、コミュニケーション能力に特徴が見られます。

喜びを分かち合ったり、話題を共有したり、自分の言葉を相手はどう思うかというやり取り、話題を作り上げていくようなキャッチボールが苦手です。

・オウム返しをする

・目を合わせない

・自分の好きな話を一方的に話す

・見たままを正直に口に出してしまうので誤解を招くこともある

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広汎性発達障害の子供のイマジネーションの特徴

広汎性発達障害の子供の特徴として想像力の特徴が見られます。

見えないものに意味を見出すところが弱いため、時間の捉え方が難しかったり、過去のことは分かっても未来のことが推測できないといわれます。

次に何をするか分からないと不安になってしまうのです。

・空想家(発想が奇抜)

・言葉だけで言われてもイメージが湧かないので行動ができない。

・いつも決まった道を通ると安心する。

・自分の行動パターンがあり、それから外れるとパニックになることがある

・何時までにこれとこれをしなければならないという総合的な考えができない

・何かをしながら話を聞くなど、一度にいくつものことができず混乱してしまう

広汎性発達障害の子供の感覚の特徴

広汎性発達障害の子供の特徴として感覚が過敏だったり、逆に鈍かったりします。

・特定の音に対する感覚(子供の泣き声、咳、くしゃみに対して、スピーカーを通しての音声など)

・接触に対する感覚(だっこを嫌がる、人との接触、衣服の肌ざわりなど)

・痛みや味に対する感覚(怪我に気づかない、土を食べてしまうなど)

・睡眠障害がある子もいる(夜十分に眠れない、昼寝をしない)

広汎性発達障害の子供の特徴の捉え方

海外旅行をしたり、海外の方と接するとカルチャーショックを覚えます。

まったく違う習慣に出会うと、自分の常識が通じなくて違和感を感じることでしょう。

広汎性発達障害の子供と、定型発達の子供との違いは文化の違いに少し似ていると考えられます。

広汎性発達障害の子供は、よく定型発達の人には理解できないことをしてくれます。

始めはとても受け入れられないと思いますが、広汎性発達障害の特徴について学んでみてください。

その子なりに、なにか理由があって行動を起こすのだとわかってくると、少しづつ気分的にも余裕ができます。

その子供の問題行動だけを見て、問題児だと決め付けてしまうと、子供はもちろんのこと周囲の人も疲れきってしまうでしょう。

特に養育者であるお母さんの気持ちはお子さんと直結しています。

自分の子供に障害があるという事実を受け入れるのも大変なことですが、自分を責めたり、思いどうりにならない子供に手を上げたりするのはぐっとこらえましょう。

他の子供との違いを指摘するのではなく、その子の以前と今を比べてみましょう。

とてもゆっくりですが、以前はできなかったことができるようになります。

まとめ

子供が広汎性発達障害だという現実を受け止められるようになるまで、親はかなりの時間がかかると思います。

広汎性発達障害の子供は、一人一人持っている特性や特徴が違います。

同じ診断名を受けていても、現れてくる問題行動やこだわりが様々です。

障害を受け入れることができても、広汎性発達障害の子供たちがこの世界で生きていくのは簡単ではないという現実にも直面することでしょう。

新しいことをするたびに目の前に壁が立ちふさがり、考えるだけでも精神的に押しつぶされそうになるかもしれません。

多動の子供や、すぐパニックになる子供を受け入れてくれる保育園、幼稚園を見つけるのも簡単ではありません。

小学校選びも頭の痛い問題です。

普通の子供ならしなくていい心配ばかりしないといけません。

何で自分はこんなに辛い思いをしなければならないのかと、数えきれない涙を流すだろうと思います。

広汎性発達障害の子供を持った多くの親が通過してきた道だと思います。

昔であるほど、障害に対する社会の意識も低く、医者でさえよく分からなかったのですから、相談する窓口もなかったのです。

問題行動にどう対処するのか、治療機関はどこにあるのか、相談口はどこか、、、今はつらい時ちゃんとサポートしてくれる公共機関、相談の窓口があります。

ネットを使って家にいながら情報を収集できます。

親の会にも相談や悩みにのってくれる先輩方がいるので、一人で悩まなくても大丈夫です。

あなたも子供も幸せになるために、あなたにその子が与えられたのです。

子供に対する今までの見かたを少しづつ変えていきましょう。

広汎性発達障害の子供の特徴を理解するほど、子供の持っている世界を世間に合わせるのではなく、世間の中で生かしていくことが大切だということに気が付きます。

一緒に学んでいきましょう。

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