大人の発達障害の原因と特徴と症状をチェックしてみよう

今まで発達障害は、子供の病気だと思われていましたが、最近は大人にも見られることが知られてきました。

大人になってから診断を受ける人は意外と多いのですが、その原因はどこにあるのでしょう。

未診断で大人になってしまった人、今まで生きづらさを感じてきた人、発達障害の症状や特徴をチェックしてみましょう。

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大人の発達障害の原因は先天性の脳機能障害

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2004年に放送された自閉症の子供のドラマ『光とともに。。。』を記憶している方は多いのではないかと思います。

光が自閉症と診断されるまでの母親と家族の葛藤、周囲の人の反応、光の成長過程を丁寧に表現しています。

予定の変更が苦手で、大きな声が嫌いで、キラキラするものが大好きで、周囲の人が関心を示すものには関心を示さなくて、言葉が通じない上に、目を離すととんでもないことをしてしまう光君のような、重度の自閉症のお子さんを持つ親は本当に辛い思いをしてきました。

このドラマや原作の漫画が自閉症に対する世間への啓発に役立ったことは事実ですが、自閉症が発達障害のすべてではありません。

言葉の遅れがなく、日常生活に支障のない子供であっても、社会性、コミュニケーションに問題があり、周囲から変った子、反抗的な子と思われている子供たちが発達障害であることがあります。

自分の関心のないことには興味を示さないので、授業中上の空だったり、教室を飛び出してしまったり、突然キレたり、集中力の続かない子供だったり、そうかと思うとボーっとしていたり、成績はとてもいいのに相手の気持ちを読むことができなかったり、他には問題がないのに特定の学習能力が低かったり、、。

これらは、見方によってはその子の性格や個性と捉えることもできますが、発達障害という脳の機能障害が原因の場合もあるのです。

軽度の発達障害にはどのような特徴が見られるのでしょう。

大人の発達障害に見られる症状とチェックリスト

軽度の発達障害といわれるのは広汎性発達障害であるアスペルガー症候群、知的障害のない高機能自閉症、特定不能の広汎性発達障害、ADHD、LDなどの診断を受けた人、または大人になるまで発達障害の診断を受けていない人たちです。

大人になってから発達障害であることがわかる人たちは、社会にでるまでは家族と一緒に住んでいたということもありますが、大きな問題もなく成長したのだろうと思います。

ただ、発達障害は先天性の脳の機能障害といわれているので、幼少のころからその傾向や特徴はあっただろうと思われます。

大人の発達障害の方が子供のころに持っていたであろう主な特徴は次のとおりです。

広汎性発達障害(アスペルガー症候群、高機能自閉症など)に多く見られる症状や特徴

・言葉を話すのが遅かった

・多動

・目を合わせない

・暗記力が良い

・頭のいい子だった

・決まった手順や動作にこだわる

・一つのことにのめりこむ

・感覚に過敏(音、臭い、感触など)

・協調運動が不得意

・数字に強い

・人間関係の構築が苦手

・場の空気が読めない

・人を不快にさせたり、怒らせることがよくあった

・同時に2つのことを行うのが苦手

・予定を変更されるとパニックになる

・新しい環境に入るのを極度に怖がる

・突発的な出来事に対応するのが非常に苦手

・他人から言われたことを、そのまま言葉通り受け取ってしまう

・会話の曖昧な意味を理解できない

・皮肉やお世辞、社交辞令などを理解できない

・会話のキャッチボールができない

ADHD(注意欠陥・多動性障害)に多く見られる症状や特徴

・一度はじめると周りが見えなくなる

・先延ばしにしてしまう

・ボーっとしていることが多かった

・空想家だった

・教室から出て行ってしまう

・忘れ物をしたり、物を無くすことが多かった

・よく失敗して怒られることが多かった

・部屋がいつも散らかっていた

・落着きがない子どもだった

・多動

LD(学習障害)に多く見られる症状や特徴

・読み書きや計算など、特定の学習ができない

・手先が不器用だった

・集中できない

・話を聞けない

・記憶できない

・人の話を遮って話してしまう

・もじもじする

・じっとしていられない

・計画を立てるのが苦手

・依存しやすい(ネットやゲーム、大人だったらタバコや酒、薬)

・何かを待つのが苦手

・空間認知能力が低い

アスペルガーの人とADHDの人は症状が違いますが、アスペルガーとADHDを併存している、またはLDを併存していることもあります。

障害の程度により、現れてくる症状は個人差があります。

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大人の発達障害が増えてきた原因と社会の変化

上述のようなチェックリストは、誰にでも思い当たる部分があるのでは?と思われるものもあります。

その人の性格や個性だといってしまうこともできるし、ちょっと変った人などは昔は沢山いたのではないでしょうか。

大人の発達障害の人が増えてきたというよりも、社会の構造が変ったので目立ってきたというほうがしっくりくるかもしれません。

ここ40年くらいで日本の社会形態は大きく変りました。

昔の一般家庭では、男性が朝早くから夜遅くまで外で働き、女性は家庭を守り、家事や育児に専念していました。

極端な話、男性は仕事や外のことだけ考えていればよかったのです。

産業化が進み、機械が導入されるようになると、単純な仕事は機械やコンピューターが担当するようになり、人間のする仕事は複雑化しました。

現代はサービス業が主流です。

一人の人が複数の仕事を担当するようになり、会社においては高いコミュニケーション能力が求めらるようになりました。

社会性やコミュニケーションに問題があり、仕事のできない人は仕事を続けることが難しくなってしまうでしょう。

大学を卒業して実際社会にでると適応できない人が多く、大人になってから発達障害の診断を受ける人が増えてきているのは、社会の変化が背景にあるようです。

昔は『ちょっと変った人』も周りがフォローしてくれることが日常だったのに、最近はフォローするより排除するところが多い現実です。

それくらい個人においても、社会においても精神的には余裕がなくなっているのでしょう。

集団行動ができない子、空気が読めない人、社会にでて適応障害を起こしてしまう人は、現代社会においては問題視される傾向があります。

これらが大人の発達障害の人が増えてきている原因のようです。

発達障害の症状や特徴をチェックした後は

発達障害の症状や特徴のチェックリストを参考にしながら、大人の発達障害かな?と思ったり、生活に支障があるほど悩んでいたら、診断を受けられることをおすすめします。

一人で悩んでいるうちに、ストレスで会社を休むようになってしまったり、二次的な精神疾患を引き起こしてしまうこともあるからです。

診断を受けて、今まで抱えていた生きづらさや悩みが解決したという方もいらっしゃいますし、支援を受けるようになってストレスが減り、ずっと楽になったという方もいます。

発達障害の特性を知り、必要なスキルを習得し、転職するという方もいます。

まず地域の発達障害者支援センターや、管轄の福祉課に相談してみてください。

軽度の発達障害の人は、未診断のまま大人になってしまう方も少なくないと思いますが、よい指導者に出会い、よい人間関係を築いている人、得意分野に進んで成功している人もいます。

発達障害の特徴は、決してマイナス的な要素だけではありません。

まとめ

大人の発達障害の人が増えている原因は、発達障害に対する知識と理解が不足していることからも起ります。

発達障害って何なのか、どういう症状や特徴があるのか、どういう支援が受けられるのか、どういう仕事に向いているのか、いろいろ調べてみて下さい。

2005年に発達障害者支援法ができてから、各地に発達障害者支援センターが設置され、相談窓口が広がりました。

専門医はまだまだ足りないといわれていますが、障害者就労・生活支援センターでも相談できます。

一人で悩まずに、勇気を出して、ご自分に合う解決策を見つけてくださいね。

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