広汎性発達障害の大人にあった仕事選び

大人の発達障害の人が増えているという言葉を最近よく聞くようになりました。

広汎性発達障害、ADHD、学習障害などの発達障害は、先天的な脳の機能障害です。

知的障害を伴う広汎性発達障害は幼少期に気づくことができますが、知的障害を伴わないアスペルガー症候群、ADHDなどの人は、本人も、周りの人も気づかないことがあります。

そのような方たちが、大学進学や仕事をするようになって社会に適応できない時、病院を訪れて発達障害だったことを知るのだそうです。

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大人の広汎性発達障害(自閉症、アスペルガー症候群)とは

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広汎性発達障害の人達の特徴は個人差がありますが、社会性の発達、コミュニケーションがうまく取れない、強いこだわりがあるなどの特徴を持っています。

感覚が過敏であったり、想像力の障害などもみられます。

広汎性発達障害には言葉の遅れなどが見られる知的障害を伴うものと、知的障害を伴わないものがありますが、大人になってわかる発達障害は、知的障害のないアスペルガー症候群、ADHD、学習障害の人たちです。

これらの人たちは社会性、コミュニケーションのとり方、こだわりなどから、定型発達の人たちにはない生きづらさを感じている場合が多いのですが、成績がよく、高学歴の人が多いために、発達障害であることがわかりません。

ところが社会にでると人間関係に問題が生じたり、時間に遅れたり、金銭管理ができなかったり、一度に複数の指示をされると忘れてしまう、複数の仕事を同時に処理できない、仕事にミスが多いなど、社会に適応できなくなる人がでてきます。

大人になってから発達障害の診断を受ける人は、子供のころから思い当たることがあると思います。

朝起きられない、落ち着きがない、片付けられない、ミスが多い、よく物を失くす。

一度に複数のことができなかったり、言われたことをすぐ忘れてしまったり、自分の興味のあることはいくらでもしゃべっている。

人の話を聞けなかったり、相手を怒らせることが多かったり、相手の表情を読み取れない。

相手の言うことをそのまま受け取ってしまったり、曖昧な表現が理解できない。

突然の予定変更に臨機応変に対応できない、時間管理ができないなどなど、、、、

発達障害に気づかないまま大人になった人は、自分の特性を知らずに仕事に就くと苦労します。

職場でのコミュニケーションがうまくいかないと、精神的にもつらい状態が続きます。

体調を崩したり、会社を欠勤するようになったり、その状態が長く続くと二次障害を引き起こすことがあるので、専門の医師に相談されることをおすすめします。

こちらは発達障害のサイトです。

発達障害ってなんだろう?

広汎性発達障害の人たちが仕事につくには

大人になってから発達障害の診断を受ける人も少なくありません。

自分に障害があることを受け止められない人もいるかもしれませんが、診断を受けて今までの悩みが解決したという方もいます。

自分の特性を知り、自分にはどのような仕事が向いているのかと前向きに考えることができます。

自分にあった仕事を見つける方法として、ひとつは障害者手帳を申請することです。

発達障害の診断を受けると、障害者手帳を取ることができます。

障害者手帳が発行されれば障害者枠での雇用が可能になり、その人の特性に応じた配慮が受けられます。

ハローワークに登録が必要です。

ハローワークインターネットサービス

また、発達障害の方たちに向けた就労移行支援も行われています。

発達障害があることがわかってご自分を責めたり、必要以上にマイナス思考にならずに、前向きに考えられらる方が良いと思います。

Kaien

LinkBe(リンクビー)

LITALICOワークス(りたりこワークス)

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発達障害の大人にはどのような仕事が向いているか

広汎性発達障害、ADHD、学習障害の人たちにはどのような仕事が向いているでしょうか。

発達障害に現れる特徴は、個人によって多様であるため、ご自分がどんな特性を持っているのかを知ることが大切です。

発達障害の人が苦手とするのは、多くはコミュニケーションの場面です。

仕事では上司や同僚、あるいはお客様の気持ちや立場を考えるということ、その場に相応しい発言、行動をしていく能力が求められます。

発達障害の人は同時に仕事を処理していくこと、優先順位がなかなかつけられないこと、新しい人や環境に臨機応変に対応出来ないことなどが多いです。

しかし、反面、仕事をきちんと行う誠実さ、真面目さ、視覚優位の特性などがあるので、職種によってはプラスに活かすことができるのです。

発達障害の人が自分に合わない仕事について、周りに合わせるのが大変だったというパターンが多いと思うのですが、これからは自分に会う仕事を探していけばよいと思います。

発達障害の人たちには、作業手順がはっきり見える工程の作業や、品質管理業務、総務、経理、人事等など、日常的に数字や文章、PCを扱う事務職などが向いているようです。

自分の関心事を掘り下げられる専門分野があれば生かすことができます。

反復が多い作業やルールが決まっている仕事も向いているといわれるし、緻密さが求められる仕事、自分のペースで進められる仕事も向いていると言われます。

あるソーシャル・ネットワーキング・サービスの会社では、20人以上の発達障害の人を雇用しているという話があります。

仕事の内容は人事、総務関連の業務、各種申請内容の確認やデータ管理ですが、仕事の堅実さと質の高さが認められ、会社の重要な戦力になっているそうです。

管理者が発達障害の人たちに指示を出すときには、口頭ではなく文書にまとめたり、グラフや画像も取り入れたり工夫されているようです。

管理者の方が、発達障害の人の特性、スキルを理解して接して行けば、コミュニケーションもより可能になります。

障害者雇用に対する社会の変化

2013年4月から民間企業の「法定雇用率」が従来の1.8%から2.0%に引き上げられました。

常用労働者50人の企業なら障害者1名の雇用が義務付けられています。

しかし、健常者雇用と比べると、適性が判別しづらい障害者雇用は、単に受け入れ数を多くすればいいというものでもなく、適性に合わない業務では、就労意欲を高く保つことができず退社となるケースもあります。

企業は国や自治体からの助成金やサポートも受けながら障害者を雇用するので、採用数と同時に定着率を高めることが課題となっていますが、そのために特例子会社や知的障害者を中心とした会社を設立します。

以前は身体障害者が主な対象でしたが、最近では知的障害者だけ、あるいは従業員多数が知的障害者の特例子会社が増えているそうです。

特例子会社は障害者雇用のための様々な労働条件や環境を整備しています。

大きな企業であるほどCSR(企業の社会的責任)の一つである障害者雇用に積極的に取り組んでいます。

発達障害の人達を受け入れる環境は、今後さらに整えられていくのではないでしょうか。

まとめ

大人になって広汎性発達障害、ADHD、学習障害であることがわかった人達が、社会にでてから辛い環境におかれたり、辛い経験をしているとしたら、自分の特性に合わない仕事についていた可能性があります。

自分がやりたかったこと、自分に向いている仕事につくと、多少無理をしても乗り越えることができるし、やりがいもあります。

大人の発達障害の人が自分に合う仕事を見つけ、自分の能力を生かすことができれば、企業にとっても優秀な人材になります。

発達障害の人がもっている特性を良い方向に生かして、社会に貢献されることを願っています。

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