大人になってからの広汎性発達障害

大人になってから発達障害の診断を受ける人は、一般の人とは違う感性を持っているというか、変わった人と言われます。

広汎性発達障害やADHDや学習障害は大人になってから発病するのではありません。

先天的な脳機能の障害を持っているということなのですが、なぜある人は成功し、ある人は望まない人生を送るようになってしまうのでしょうか?

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広汎性発達障害やADHD、学習障害などを含む発達障害とは何でしょうか?

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広汎性発達障害、自閉症、アスペルガー症候群、LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)などを発達障害といいますが、これは病気ではなく障害です。

先天的に脳の機能に障害があるといわれ、薬を飲んで治るものではありません。

発達障害の人達は定型発達の人たちとは違った考え方や捉え方をするので、社会性、他人との関係づくりやコミュニケーションなどに支障が出ることが多く、周りに合わせることが難しいのです。

想像力においても特徴があり、強いこだわりがあり、特定の音や、臭い、感触などに対する感覚が敏感です。

優れた能力が隠されている場合もあり、ある分野においては天才的な才能を発揮する人たちが多いというのも事実です。

知的障害のある重度の自閉症の人から、天才的な科学者や歴史の偉大な人物にいたるまで、ひとつの連続体に含まれているということから自閉症スペクトラムとも呼ばれます。

発達障害の人というのは、複数の障害が重なって現われることもあり、障害の程度や環境などによっても症状は違ってきます。

発達障害の人はひとりひとり様々な特徴を持っていて、周りから見ても、こういうものだと規定しにくい障害です。

発達障害の人たちが個々の能力を伸ばし、社会の中で自立していくためには、本人の自覚と、周囲の理解と適切なサポートが欠かせません。

発達障害ってなんだろう?

大人になってからわかる発達障害とは

大人になってからわかる発達障害は、広汎性発達障害(高機能自閉症、アスペルガー症候群)、ADHD、LDなどの人達で、基本的に言葉の遅れはありません。

知的障害のない発達障害の人は子供の頃から生きづらさを感じていたり、空気を読めなかったり、変わった人と思われることが多いのですが、成績は優秀で実力のある人が多いので、障害に気づかないまま大人になる人が多いのです。

広汎性発達障害

社会性、コミュニケーション、イマジネーションに特徴があり、興味、関心に偏りがあります。

予定外の出来事に、臨機応変に対応することが苦手です。

人の顔色や様子を見て相手の気持ちを察することが苦手です。

ひとつのことに対してこつこつやることは向いていますが、一度に複数の仕事をこなすことが苦手です。

ADHD

不注意、多動、衝動的な行動などを特徴とする発達障害です。

子供の頃は多動であることが多く、大人でも落ち着きがなく、忘れ物や物を無くすことが多かったり、約束の時間が守れなかったり、仕事でのミスが目立ちます。

書類の整理、部屋の方付けができない、物事の優先順位がつけられないなどがあります。

空想に浸ったり、ひとつのことに没頭して時間を忘れてしまうこともあります。

LD学習障害

全般的な知的発達に遅れはないのに、聞く、話す、読む、書く、計算するなどの特定の学習に障害があります。

大人の発達障害

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大人になってからの発達障害との付き合い方

社会にでると人間関係や生活環境も複雑になっていき、職場では上司や同僚、顧客との良い人間関係を築いていくこと、仕事を臨機応変にこなし、約束、時間を守ることは基本ですが、発達障害の人はうまく適応できない場合があります。

仕事や日常生活で失敗を重ねるようになってくると、自分を責めたり自己評価を下げてしまいます。

辛いのは本人は一生懸命やっているのに、周りからは怠けている、ダメな人間だと思われてしまうことです。

一人で悩んで体調を崩したり、リストラの対象になったり、精神的にも辛い状態が続き二次障害を引き起こしてしまう人もいるということです。

発達障害の人は急に一人暮らしを始めるより、サポートしてくれる家族などが一緒にいたほうがいいといいます。

発達障害の女性が結婚して家に入ると、家事、金銭管理、近所づきあい、子供の世話などすべてをやらなければならないので、ストレスによるうつ病を併発してしまうことがありますが、その比率は外で仕事をしている男性よりもずっと多いそうです。

日常生活に支障をきたす深刻な状況では、一度診断を受けてみることをおすすめします。

自分のダメな理由や、ずっと感じてきた生きづらさを解決する糸口が見つかるかもしれません。

発達障害に向いている仕事、向いてない仕事

発達障害の人は自分の興味のある物事に深い関心を示す傾向があります。

特定のジャンルにおいて専門家のような知識を持っている人が少なくありませんし、その内容について何時間でも話したり取り組んだりすることができるのです。

発達障害の人はそういう特性を生かした仕事が向いているようです。

研究者、生物学者、科学者、教師、塾の講師、大学教授

作家、画家、工芸家、音楽家、漫画家、イラストレーター、CGアニメーター、カメラマン、デザイナー、美容師、建築家、出版関係、広告関係など

警察官、消防士、電気技師、自動車整備士、会計士、司書、調理師など

発達障害の人は対人関係が苦手な傾向があります。

協調性、臨機応変な対応が求められ、いくつもの業務をこなさなければならないような仕事です。

営業、接客、人事、窓口業務は向いていないといわれます。

自分の特性を活かして仕事についているか、どのような職業を選ぶのかを意識することも大切なことかもしれませんね。

まとめ

近年、発達障害や脳の機能がだんだん明らかになってきたことにより、いろいろなことがわかってきました。

広汎性発達障害の方が本を出版したり、著名な方々が発達障害であることを明かすようになったことも社会に影響を与えていると思います。

過去の偉大な人物の生き方やエピソードから、彼らが発達障害だったらしいという推測もされています。

『大人の発達障害 有名人』で検索するとたくさんの記事がヒットします。

発達障害の人達が成功している秘訣は、自分の特性、得意分野を生かしていることのように思います。

ひとつのことを深く追究していった結果、実を結んだのではないでしょうか。

現代は大人の発達障害の人が増えていて、困難な状況におかれている人が多いといわれています。

発達障害のために今苦しんでいる人がいたり、身近な人が辛い立場に立たされているなら、今の状況を注意深く観察してみてください。

社会に適応できないと自分を責めないで、自分の能力を伸ばす方向に視点を変えてみてください。

自分にあった仕事についているか、問題があるなら改善できるところはないか、自分の今までの行動や内面を見つめてみると、曖昧にしていた部分がけっこうあるかもしれません。

本当の自分の実力を発揮していないかもしれません。

どうか一人で抱え込まないで適切な支援を受けられますように。

大人になってから発達障害だということがわかった人達が、望まない人生を生きるのではなく、自分の特性を生かして前向きに歩まれることを心から願っています。

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