広汎性発達障害の原因って何ですか?

広汎性発達障害は発達障害の一つであり、自閉症スペクトラムとも呼ばれます。

自閉症やアスペルガー症候群などがそうですが、知的に遅れはなく特定の能力の修得に困難を示すLD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)の子供も増えているといわれます。

何故発達障害が増えてきたのでしょうか。

広汎性発達障害の原因てなんでしょうか。

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広汎性発達障害って一生治らないの?

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広汎性発達障害はどんな病気なの?と思う方が多いかもしれませんが、発達障害は先天的な脳機能の障害です。

病気ではないので、薬を飲んだり手術すれば治るものでもありません。

一生付き合っていくものです。

脳の機能的な障害のために対人関係、こだわり、衝動性、多動性、特定の学習困難を生じるのです。

重度の知的障害があると、日常の生活全般に誰かのサポートを必要としますが、知的障害がなければ障害であることも気づきません。

その人の育った環境も大きく影響しますが、発達障害の人10人が10人とも同じ特徴を示すわけではありません。

軽度の人は診断さえ受けないので発達障害を持つ人の数は正確にはわかっていません。

1クラス30人のなかに発達障害を持つ児童は1~2人いると言われていますし、知的な遅れのない子供もあわせると約10%が該当するのではないかとも言われています。

20年ほど前は自閉症といったら、一生治らない病気といわれていました。

重度の子は小さい時は特に落ち着きがなく、目を離すとすぐとんでもないことをしでかします。

親の言葉を理解しないのか、わかっていても自分の本能のままに動いてしまうのか、見るのが大変です。

睡眠障害がある子供が多く、昼寝もあまりしない上、夜も2時間おきに起きてしまいます。

こだわりがあって、無理にやめさせようとすると大騒ぎになります。

外出して手を離すと一瞬でいなくなってしまうこともあるので、親は一日中気の休まる時がないのです。

当時は、この子は言葉も話せないまま、一生この状態で生きていくのかと、考えるだけで絶望のどん底でした。

聞き分けのない子、育てにくい子、親のしつけがなっていない子供。

周りからは『ああはなりたくないよね、可哀想ね』という哀れみの視線を向けられていました。

まだ発達障害という言葉が一般の人には知られていなかったころ、このような雰囲気だったと思います。

周りにはこんな子はいないから、どこに聞いてもわからない。

町の小児科の先生もよくわかりません。大きな大学病院の専門の先生でなければわからないのです。

ただ子供が大きくなるにつれてわかってきたことですが、このままの状態が一生続くわけではありませんでした。

こちらの言うことを理解できるようになり、少しづつできることが増えていったのです。

発達障害の子供との上手な付き合い方、対応の仕方、適切な支援をすることによって状況はよくなっていきます。

広汎性発達障害の原因ってどれが本当なのでしょう

広汎性発達障害の原因についてはいろいろ言われてきました。

遺伝

発達障害の遺伝素因を持った父親が高齢で子を作ると、子が発達障害になりやすい。

双子は遺伝子が同じなので、一人が発達障害なら二人ともそうである場合が多い。

兄弟が発達障害であることが多い。

同じ兄弟でも女の子よりも男の子が発達障害になりやすい。

親が発達障害の遺伝要因を持っていても、かならず発症するわけではない。

妊娠中のストレス

妊婦がインスタント、レトルト食品を好んでたべた。

母親の喫煙、飲酒。

環境ホルモンや、水銀などの重金属が取り込まれた。

高齢出産だった。

親の愛情の問題

親のしつけが悪いから。

テレビやビデオをたくさん見せたから。

その他

本人が努力しないから。

先祖が罪を犯した。

生まれた子供が発達障害だったら、あれこれ自分を責めることが多いですし、親の代までさかのぼってそういう人がいなかったか調べたりしますよね。

わたしは先祖供養をするようにと、いろんな方から言われましたよ。

海外に住んでいたので、変な先祖がついているからと、お払いまで受けさせられました。

日本では2004年に発達障害者支援法が成立してから、親の育て方や本人が怠けているからではないという見解が世間に広まってきたように思います。

発達障害は脳の先天的な神経発達の障害であること、脳の中で情報を伝達する方法に違いがあり、定型発達の人とは違った考え方や学習の仕方、理解の仕方をするからだといわれています。

愛情が足りなかったり、育て方が原因で後天的に生じたものではないということです。

『お母さんのせいではありませんよ。』という言葉を聞いたとき、随分慰められました。

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発達障害についてまず理解しましょう

広汎性発達障害の人に適切な支援をするために最も重要なことは、親も周囲の人間も広汎性発達障害の人を正しく理解することだと思います。

理解を深めるのに良いDVDや書籍もでています。

『自閉症の人が見ている世界』

このDVDシリーズは、発達障害の人のものの見方や感じ方、考え方などの違いをとても分かりやすく説明しています。

子どもから大人まで13人の自閉症の方々による実際の映像を中心に構成しています。

親の会で教えてもらいました。

『光とともに、、、』

これは息子の通う特別支援学校の先生から教えてもらいました。

ドラマ化もされて話題にもなった漫画です。

なかなかこんなにうまくはいかないよと思いながらも、とても読みやすく参考になりました。

発達障害や自閉症についてまだよくわからないという方、子供がまだ小さい方にはよい手引書になると思います。

昔に比べると各地で研究が進み、積極的な取り組みが行われているところもありますが、地域によってはいまだに診断を受けたいけれどどこに行けばいいかわからない、通えるところがない、相談相手がいないという声も聞きます。

そんな中で教育のためのDVDや書籍がすこしづつ出版されるようになり、インターネットの普及によって、簡単に情報を得られる環境になりました。

家にいながら情報を得られるというのはとてもありがたいことです。

まとめ

広汎性発達障害の原因についてはいろいろな説がありますが、目の前の現実を受け止めることが大切だと思います。

今現在が大変なのだから、過去の自分を責めたり、悔やんだりするのはやめましょう。

親や教師が広汎性発達障害の特性を理解して、子供が早くから適切な支援を受ければ、社会に適応できるようになるということがわかってきました。

肯定的な考え方と、行動を起こすことが必要だと思います。

子供が自閉症だったことは、私の人生を大きく変えました。

わたしの場合は子供が診断を受けるまでが一番大変でした。

いろんなことがあったんですけれども、子供のお陰で今の自分があります。

私はとても傲慢で、否定的な考えの持ち主でした。

人を見下したり、比べたり、恨んだり、嫉妬したり、定型発達の子供をうらやましいと思ったり、、、

息子は話ができないので人の悪口はいいません。

そのような彼の方がよっぽど心が綺麗だと涙を流して反省した時があります。

息子のお陰で人を馬鹿にするようなところがあった自分が、謙虚になれたと思ったことがあります。

定型発達の人より障害のある人のほうが純粋で、かえって教えられることもあります。

発達障害を持った方、その親、家族は本当に大変だと思いますが、障害があるから人生が不幸になるのではありません。

過去に辛い思いをしてきた分、息子もわたしも幸せな人生を生きるべきだと思うし、毎日の生活をそのようにするために取り組んでいます。

このブログを読んでくださった方も、子育ての傍ら自分の心の幸せも追求してくださるよう願っています。

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