仕事ができない、遅いのは、ひょっとすると広汎性発達障害?

仕事ができない、遅い、ミスが多い、片付けられない、覚えが悪い、一度に複数のことができない、時間が守れない、対人関係が苦手―これらのことが思い当たる人がいたら、広汎性発達障害、ADHD、LDの疑いがあるかもしれません。

知的障害のない発達障害の人は、大人になるまで気づかないことがあります。

アルバイトや仕事をしてみたら、うまくやっていけずに悩んでいる人も少なくありません。

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仕事ができない、遅いといわれる人は広汎性発達障害の疑いが?

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子供の頃から不器用で、ミスが多く、落着きがなくておっちょこちょいだったという人はいると思います。

大きくなるにつれて落ち着くようになるといいますが、中には大人になっても落ち着きのない人もいます。

対人関係が苦手だとか、仕事でミスが多いとか、ちょっと変った人だとか、そういう人ってその人の性格であったり、個性であると思われることも多かったと思います。

しかし、現代社会においては、仕事ができない、遅い、ミスが多い、対人関係が苦手というようなことは容認されなくなってきました。

社会全体がシビアになってきたというか、いろいろな人を受け入れる器がなくなってきたというか、みんなと同じように仕事ができない人は、排除される傾向にあります。

日本経済が厳しくなり、人材は削減され、臨機応変に仕事をこなせる優秀な人材が求められる社会です。

仕事ができない、遅い、ミスが多い人はリストラの対象になってしまうでしょう。

周りからは注意され、一生懸命やっているのに成果が出ない、原因がわからないという人は、もしかしたら、広汎性発達障害やADHDかもしれません。

広汎性発達障害の人が仕事ができない、遅い理由

広汎性発達障害には自閉症、アスペルガー症候群、小児期崩壊性障害、高機能自閉症、特定不能の広汎性発達障害等があり、知的障害のない人は、日常生活においてはあまり問題がありません。

本人は生きづらさを感じていることも多いのですが、周りの大人が気づかないと、社会にでるまでそのまま過ごしてしまいます。

広汎性発達障害の人は、定型発達の人とは違う物事の捉えかたをするのですが、苦労するのは一度に複数のことができないこと、コミュニケーションが苦手だということです。

広汎性発達障害の人は、先天的な脳の機能障害を持っていて、物事の全体を見て処理する能力が低いといわれています。

自分の関心のあることには興味を示し、ひとつのことには熱心に取り組むのですが、それ以外のことにはあまり関心を向けることができません。

そのほかにも感覚過敏があったり、強いこだわりを持っていたり、運動機能に障害があると不器用だったり、定型発達の人が普通にできることができないということがあります。

会話をする時にも、自分の関心のあることを一方的に話してしまう、相手の状況を考えない発言をしてしまうなど、場の雰囲気を把握できない傾向があります。

また、曖昧な表現を理解できず、話の内容がよく分からないこともあるといいます。

何度も言われたことを忘れてしまったり、仕事がなかなか覚えられないということもあります。

ADHDやLDの人の中には読み書きや簡単な計算ができない人や、絵が上手く書けなかったり運動が苦手だという人もいます。

空間認知が弱く、方向音痴だったり、図形が不得手な場合や全体的に鈍い印象で、中には対人関係が不器用な人もいます。

何かをしている途中に他の考えが浮かび、ひとつのことに集中できない、片づけができない、時間が守れない、金銭管理ができないというのはADHDの人に多いといわれます。

広汎性発達障害の症状は人によって違いますが、中にはアスペルガー症候群とADHDを併存している人もいます。

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仕事ができない、遅いことを一人で悩まずに、相談を

知的障害のない広汎性発達障害や、ADHDやLDの人は、障害の程度の違いはありますが、周りに助けてもらいながら、人生を生きてこられたと思います。

学生のうちは親のもとで生活していますが、一人暮らしを始めたり、就職するようになると、急に自分でやることが増えます。

発達障害の人が急に一人暮らしをすると、今まで親がやってくれていたことを自分で全てやらなければならなくなり、混乱するそうです。

日々の金銭管理や税金の支払い、近所とのつきあい、ゴミ出し、料理、洗濯、掃除、仕事、、今まで自分のことだけやっていればよかったのに、複数のことを考えながら、行動に移さなければなりません。

アルバイトや仕事においても、ひとつのことだけをやっていればいい単純作業は、最近はあまりありません。

接客業などは、発達障害の人には向いていない職業だといえるでしょう。

自分に発達障害があることを知らずに、自分に向いていない仕事に着いた場合、仕事ができない、遅い、仕事でミスを連発する、人間関係でトラブルを起こすなどの問題に突き当たり、悩むことになります。

上司から注意されることが多くなると、仕事を休みがちになり、体調を崩し、精神を病んでしまうことがあります。

そのままにしておくことは、あなたにも、会社のためにもよくありません。

職場に知られたくない人は、まず相談窓口に相談してみましょう。

相談することは少しも恥ずかしいことではないと思いますよ。

大人の発達障害相談窓口

仕事ができない、遅いと思っている発達障害の人へのアドバイス

発達障害の人は、口頭での説明を理解することが苦手だということを知っておきましょう。

すぐ消えてしまう言葉をとどめておくことは難しいので、必ず言われたことをメモに取りましょう。

定型発達の人でも、時間がたつと忘れてしまうことはよくあります。

メモを取っていれば後で見直してイメージトレーニング出来ますし、初めのうちはメモで確認しながら実際に仕事をこなしていきましょう。

仕事を覚えるのが苦手な人は、何度も繰り返して覚える必要があります。

暗記するくらい、習慣になるまで何度でも繰り返しましょう。

視覚的に物事を捉えることに優れているので、メモや、文章、絵に描いて視覚化するのも有効です。

人との会話が苦手で失敗も多いかと思いますが、多くの人は失敗や経験を積みながら、苦手なコミュニケーションを克服しています。

時間が守れない人はタイマーを設置したり、スマホでスケジュール管理をしています。

整理整頓が苦手な人は、中身の見える透明なケースにラベルを貼り分類しています。

料理の手順を覚えるために料理カードを作成したり、その日やることをホワイトボードに書いて、終わったものから消していくなどすれば、仕事のミスも減らすことができます。

全てを頭の中でやろうとすると混乱しますが、スケジュールを視覚化すると、次にやることが見えてくるので、仕事がやりやすくなります。

今の環境でできるかぎりの工夫や努力をしてみて、それでも仕事ができない、遅いのであれば、別の仕事を考えるという選択もあるので、前向きにチャレンジしてみて下さい。

まとめ

日々の生活の中で、私たちは様々なストレスを抱えています。

小さな子供であってもストレスを抱えているのです。

現代社会はスピードや実績を求められ、それに答えられないと非難されたり、無視されるということもあります。

広汎性発達障害の人は仕事ができない、遅いといわれることがあります。

落ち込んだり、イライラする時どうやって解決していますか?

一人で解決するのが難しい時、家族をはじめ、職場の上司や同僚、学生時代の友人、趣味の仲間など、普段から相談しあえる関係を築いておくといいですね。

信頼できる親しい人、身近な人に困っていることを話すだけでも、自分の状況を整理できたり、気持ちが落ち着きます。

ただし、その辛さをわかってもらえないときは、専門機関に相談することが大切です。

心の悩みは目に見えないだけに判断が難しいのです。

気の持ちようだと言われたら、返す言葉がありません。

同じような経験をもつ人との交流もお勧めで、心の痛みを分かち合い、前向きな気持ちを呼び起こします。

現代は就職難の上、仕事ができないことがストレスになり、二次障害を起こす人が急増しています。

そのようなことが起こる前に、自分自身をよく見つめて賢い選択をしていきましょう。

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