広汎性発達障害の子供とスポーツ

広汎性発達障害の子供がスポーツをする時に、どんなことに気をつけてあげればいいでしょうか。

本人は悪気はないのに、周りに迷惑をかけてしまったり、相手を傷つけてしまったり、その場の空気を読めずに個人行動に走ってしまったり、、、

「スポーツはやらせてあげたいけど心配」というのがママの本音かもしれませんね。

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広汎性発達障害の子供とスポーツ

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広汎性発達障害の子供の中には運動神経の鈍い子、運動神経のよい子もいます。

知的障害のないアスペルガー症候群、高機能自閉症、特定不能の広汎性発達障害の子供はコミュニケーションも取れるので、少年野球や、少年サッカー等に所属することも多いようです。

広汎性発達障害の子供は、定型発達の子供に比べて独特な社会性とコミュニケーション、想像力、集中力、感覚過敏、強いこだわりなどを持っていることがあり、それがいい面で発揮されるといいのですが、悪い面にでてしまうと団体行動を乱すことになってしまいます。

スポーツをする時にも向き不向きがあるので、その部分も考えてあげましょう。

広汎性発達障害の子供がスポーツをはじめる時、次のような特徴があることも理解してあげましょう。

・細かいルールを理解するのに時間がかかる。

・みんなと同じ行動が取れないことがある。

・大きい声や音が苦手なことがある。

・団体行動についていけないことがある。

・思ったことを言ってしまうので、場の雰囲気を壊すことがある。

・いじめやからかいの対象になることがある。

・ミスをして周りから怒られたり、怒鳴られたりすることもある。

・一度に複数の指示を聞き取れないことがある。

・じっとしていられない子供もいる。

・素質のある子供は集中して取り組むことができる。

学校の部活動や、スポーツクラブでは、少数のスタッフで大勢の子供を見ることになるので、団体行動についていけない子供は受け入れられないこともありますが、監督やチームメイトに恵まれ、丁寧に指導や説明をしてもらえることで上達することもできます。

広汎性発達障害の子供がスポーツに専念できる環境づくりを

広汎性発達障害の子供はある面で優れた集中力を発揮するので、スポーツに専念できる環境づくりは必要です。

ルールが複雑で覚えられない、先生やチームメイトからよく注意される、その場にあわせた状況判断がしにくい、歓声に萎縮し実力を発揮できない等が重なると、スポーツの楽しさや面白さ以前に、自己否定感、劣等感を持つようになってしまいます。

スポーツをやりたいと思っている子供の意思は尊重しながら、その中できちんとルールを守ってできるかどうかを話してみましょう。

指導者が障害に対して理解を示してくださる方ばかりではありませんので、事前に相談しておくことも必要ではないでしょうか。

問題が起こったときには、ひとつひとつ対処していかなければならないことを頭において置きましょう。

広汎性発達障害の子供は不器用だったり、ルールをよく覚えられないということがありますが、何度も繰り返すこと、絵や図を使って教えてあげると、理解できるようになります。

子供によっては個人競技が向いているときもあります。

広汎性発達障害の子供が自分のペースでできるスポーツには、体操、マラソン、水泳、陸上、柔道、剣道、ゴルフ等があります。

親が付き添ってあげられるもの、マンツーマンの個人レッスンなどは、子供の能力にあわせて指導できるので理想的かもしれませんね。

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広汎性発達障害の人のためのスポーツ教室

広汎性発達障害の子供たちの中には、縄跳びやラジオ体操のように強調的運動がぎこちない、全身運動や、手先の操作が不器用なことがあります。

全身運動はボールが片手で投げられない、ドリブルができない、自転車に乗れない、左右を間違えてしまう等、手先の操作が不器用というのはボタンをかけられない、はさみが使えない、鉛筆がもてない等です。

知的障害のある子供は多動で、意思疎通も十分に行えないため、なかなか普通のスポーツクラブに入ることも難しい現状です。

定型発達の子供が普通にできることが、広汎性発達障害の子供には困難であることがあります。

たとえば、水泳を習わせてあげたいと思っても、水が怖くてプールに入ることさえ難しい子供もいます。

声や音が響くので怖がってしまったり、水に慣れるまでに1ヶ月かかることもあります。

泳ぎを教えてもなかなかできるようになりません。

覚えるようになるまで何ヶ月もかかることがあります。

療育でも同じなのですが、一つ一つのことに時間をかけてあげることが大事です。

忍耐をもって教えていく時に小さいことからできるようになるので、半年や一年は見守っていくつもりで、成功体験を積み重ねていくことが大切だといわれます。

各地に障害者のためのスポーツセンターがあるので利用してみましょう。

http://www.tokyo-mscd.com/index.html

広汎性発達障害の子供のための感覚統合治療

感覚統合とは、五感からの刺激をうけると、脳で考え次の行動を決めることですが、広汎性発達障害や発達障害の子供はこの感覚統合がうまく行えないことが多いです。

感覚統合療法とは、感覚が偏った障害児に、遊びや運動で刺激を与え、いろんな感覚を正しく働かせることにより、日常生活に適応させる療育方法です。

感覚統合を使った治療は、子供にとって楽しいものが多く、滑り台・ブランコ・大きなスポンジクッション・トランポリン・トンネル・空中ブランコ、平均台などを使います。

感覚統合療法をしているところはあまりないと思いますが、自宅でもできるように本も出版されています。

感覚統合療法 http://www.nara-pho.jp/reha/rehabilitation/reha_si.html#

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まとめ

広汎性発達障害や発達障害の子供たちの、運動能力が高いか、低いかは個人差があるので、小さいころはいろいろやらせて見たらいいと思いますよ。

子供によっては好奇心が旺盛な子供もいて、運動神経のいい子はスポーツが得意です。

アスペルガー症候群やADHDの子供はスポーツ選手にも多いといいます。

人間関係で悩むことが多いそうですが、実力の世界ですから、ひたすら努力することや、ここぞという時にすばらしい集中力で本領を発揮するそうです。

発達障害のスポーツ選手では長嶋茂雄さんが有名ですよね。

一方で、怖がりな子供や新しいことをはじめるのにとても時間のかかる子供もいるので、子供の性格にあわせてスポーツを選んであげてください。

広汎性発達障害の子供には水泳がいいと聞いて、小さいころは息子を連れて行きましたが、最初の日はプールサイドを走って終わりました。

プールに入るまでも時間がかかりましたよ~。

小学生になると、脱衣室に一緒に入れなくなるので、水泳のクラスに入れてもらいたかったのですが、普通のクラスでは見ることができないと断られ(よくあることですが)、障害児のクラスがあるところを探しました。

一人では通えないので、親が付き添う形になりますが、お陰様で水泳は好きになりました。

一時期感覚統合訓練にも通いましたが、広汎性発達障害の子供たちがたくさん通っていました。

できるだけ小さいころからやった方が、効果も早く現れるそうですが、そういう施設がなかなかありませんでした。

広汎性発達障害の子供たちがスポーツを続けるには様々な障害があると思うんですが、周りがうまくフォローしながら楽しんでほしいですね。

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