スイミングは広汎性発達障害の人に向いているのですが

広汎性発達障害の子供にやらせてあげたい習い事の一つにスイミングがあります。

スイミングスクールは障害のあるなしに関係なく、人気の高い習い事なのですが、広汎性発達障害の子供は多動で、指示を聞けない子が多いので、大丈夫かなと思うお母さんもいるかもしれません。

また、極度に怖がりで、水に慣れるまでに時間のかかる子もいるので、子供の様子にあわせてあげましょう。

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広汎性発達障害の子供とスイミング

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スイミングは赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年齢層が参加できるスポーツで、健康増進やダイエットをする人にも人気があります。

水泳選手の中には、小さいころ体が弱かったり、喘息をもっていたという人も少なくありません。

小さいころから泳いでいた人は健康で、泳ぎがうまいのはもちろん、ほとんどの人がスタイルがいいですよね。

スイミングは浮力により体への負担が軽いということも大きな特徴で、関節や骨に負担をかけずに運動ができるということも大きな魅力です。

広汎性発達障害の人はコミュニケーションがあまり上手でないことから、バスケやサッカー等のチームプレイは向いていないといわれるのですが、スイミングは個人のペースにあわせて習得が可能です。

スイミングのメリットはたくさんあるので、広汎性発達障害の子供ができるようならおすすめです。

広汎性発達障害の子供がスイミングを始める時の注意点

広汎性発達障害の子供がスイミングを始めるときの注意点があります。

一般のスイミングスクールに入れる場合は、コーチ1人が生徒10人くらいを見ていますが、子供がコーチの指示に従えるかどうかがチェックポイントです。

広汎性発達障害やADHDの子供は多動で、じっとしていません。

プールサイドは音が響いたり、水の音やコーチの声、子供の声、いろいろな音がしますが、その音や声を苦手とする子もいます。

いろいろな音に気を取られて、コーチの指示を聞き取れないこともあり、ほかの生徒についていけないこともあります。

自分勝手に行動してしまうことがあり、事故が起こったら大変なので、入会を断られることもあります。

怖がりな広汎性発達障害の子供がスイミングを始めるときの注意点

広汎性発達障害の子供は変化が苦手で、新しいことに取り組むとき、不安がったり、怖がったりする傾向があります。

広汎性発達障害の子のお母さんがよくやってしまうのは、自分の経験や知識でことを進めてしまうことです。

プールの中に入るのが本当に怖い子もいるんですよね。

せっかくプールに連れて行っても、すぐ水から出てしまう子や、泣き出してしまう子もいれば、プールサイドをぐるぐる回っていることもあります。

何でこんなこともできないの!?と思うことも多いのですが、水にさわれない子供、顔に水がかかるのが大嫌いな子供を、無理やりプールに入れてしまうと、恐怖心を植えつけてしまいます。

自分の意見を伝えられる子供ならいいのですが、知的障害のある子供はパニックや癇癪を起こし、それが後々まで辛い記憶として残ってしまいます。

臆病な子供には無理強いをしないこと、辛抱強く付き合ってあげること、水に顔をつけるのも時間がかかるかもしれませんが、ひとつできたら一緒に喜んであげ、次の段階に進みましょう。

少しずつ水に慣れるようにし、スイミングは楽しいと思えるようにしていきましょう。

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広汎性発達障害の子供がスイミングを続けるようにするためには

広汎性発達障害の男の子をプールに連れて行くとき、小さい時はお母さんと一緒でかまいませんが、スイミングを続けたくても、男の子がお母さんと一緒に行くのは年齢と共に難しくなります。

お父さんや男の兄弟が一緒に行けない、一人で着替えのできない子どもはどうしたらいいでしょうか。

①子供の障害に理解があるスイミングスクールを探す

②障害児だけのスイミングクラスに入会する

③個人レッスンをお願いする

④放課後デイサービス等にスイミングの時間を作ってもらう

等の方法があります。

水泳選手を目指すなら個人レッスンをお願いしたほうがいいかもしれませんが、普通は①、②、④でしょうか。

息子は多動で、一般のクラスには入れなかったので、市で運営している障害児だけのスイミングスクールをみつけて通いました。

現在は、放課後デイサービスのスタッフに、水泳のインストラクターがいるということで、月に2回ほどプールに連れて行ってもらいます。

ゆったりしたペースで教えてくださること、昔から水には慣れていたということもあり、25メートルまで泳げるようになりました。

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現状は広汎性発達障害の子供たちを受け入れるスイミング施設がない

広汎性発達障害の子どもの中には運動することが 苦手な子供もいるのですが、それは感覚が統合されていないことからくるのだといわれています。

運動することは脳の発達を促し、それにより自分の身体の動かし方がわかるようになります。

発達障害の子供たちにこそスイミングは理想的な運動なのですが、 受け入れてくれる教室が少ないのが現状です。

特別支援学校は勉強するより体を動かす時間割が多く組まれていますが、中学、高校と上がるにつれ運動の時間は減っていきます。

支援学校の小学部は、夏は毎日のようにスイミングの時間がありますが、中学や高校になると作業の時間が多くなり、泳ぐ時間はほとんどありません。

発達障害の子供たちを 受け入れている運動教室

http://www.johokomachi.com/ikuji/undo.html

息子がお世話になっている放課後デイサービスの所長さんは、息子さんが広汎性発達障害ということもあり、いろいろな取り組みをしてくださるのですが、口コミが広がって、遠方からの利用者もいるといいます。

そういう場所がもっと増えて欲しいですね。

広汎性発達障害の人が運動できる環境が必要

広汎性発達障害の人が高校や大学を卒業すると、ある人は就職し、就職の難しい人は就労移行支援サービスを受けたり、福祉サービスの通所や入所をすることになります。

ときどき福祉サービス事業所に見学に行くのですが、そこでは重度の肢体不自由の方、知的障害の方が作業をしています。

作業の内容は座って作業をする簡単な仕事から、ビニールハウス栽培をしたり、空き缶のリサイクルを行ったり、パンを作ったりと様々ですが、施設長さんが体を使うことがとても大切だとおっしゃっていたのが印象に残っています。

そこでは40代~50代の方も作業をしていましたが、広汎性発達障害の人は年齢と共にだんだん元気がなくなってくるので、動ける人には農作業などの体を使う仕事をお願いしていると言われていました。

私たちも年齢と共に体の衰えを感じてくるので、ウォーキングを始めたりするわけですが、広汎性発達障害の人たちも同じように年齢と共に体力がおちていきます。

学校を卒業後、事業所で働ける人はまだいいですが、不登校、ひきこもりでずっと家にいる人もいます。

広汎性発達障害の人たちが活動できる場所が限られているので、運動するということはますます難しくなります。

スイミングやランニング等、若いころから運動して体力をつけておくことは大切なのだと思います。

まとめ

広汎性発達障害の人がスイミングや運動をしたらいいということはわかっていますが、受け入れてくれるところがあまりないのが現状です。

広汎性発達障害の人はコミュニケーションの問題から、学校の部活や、近所のスポーツクラブでの活動をうまく続けられないことが多く、個人レッスンをお願いしたり、わざわざ遠くに出かけていかなければならないので、時間的、経済的な負担も大きいです。

子供が小さいころはまだ親が元気なので、いろいろしてあげることもできますが、広汎性発達障害の人が大人になったとき、親が年をとってみることができなくなったとき、どこを頼ればいいのだろうという思いは、広汎性発達障害の子供の親の共通の悩みであり、課題でもあるのです。

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