広汎性発達障害の人が辛いと感じているコミュニケーションの障害

広汎性発達障害の人はコミュニケーションの障害のために、人生が辛いと思っている人が多いといいます。

人と関わる時に欠かせないコミュニケーションですが、悩んでいるのは広汎性発達障害の人だけでしょうか。

最近は定型発達の人でも、自分はコミュニケーションが苦手で辛いと思う人は多いようです。

あなたはいかがですか?

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コミュニケーションの障害があり、辛いと感じている広汎性発達障害の人たち

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コミュニケーションの障害はコミュ障とも呼ばれ、他人と十分なコミュニケーションをとることができなくなるという障害のことです。

話題になるアニメやライトノベルの主人公がコミュ障だったというものも多く、病気や障害というよりも、最近のトレンドのような感覚で受け取っている人もいると思います。

本来のコミュニケーションの障害は視覚障害や聴覚障害など、身体的障害に起因するものとされていましたが、最近は人体に特別問題がない一般人にも現れる心の障害であるといわれ、社会現象となっています。

幼児期、小児期、青年期の若い年代に見られることが多く、失語症などの言語障害、音韻障害、吃音、声の障害、言語発達の遅れなどにより現れることもあります。

広汎性発達障害、アスペルガー症候群、高機能自閉症、特定不能の広汎性発達障害、ADHD、LDなどの発達障害をもっている人たちの特性もコミュニケーションの障害を起こす要因になりやすいといわれています。

コミュニケーションの障害を起こしやすい広汎性発達障害の人の特徴

広汎性発達障害の特性は社会性、コミュニケーション、イマジネーションに特徴があります。

・自分の興味のあることには深い関心を持ちますが、興味のないことには関心をあまり持ちません。

・部分的なことはよく見えますが、全体像を把握することが困難です。

・一つのことは処理できますが、複数のことを同時に処理することが苦手です。

人とのコミュニケーションは相手の状況を把握しながら、相手の気持ちも考えながら、言葉を選んで言葉のキャッチボールをしていかなければなりません。

複数のことを同時に処理することを苦手とする広汎性発達障害の人は、相手の気持ちやその場の雰囲気にそぐわない発言をしてしまうことが多いので、辛い思いをしています。

その他にもこのような特徴があります。

・人と目を合わせない

・曖昧な表現や例え話は理解できない

・相手の顔の表情や声の調子を読み取れない

・暗黙の了解などもわからない

・一対一の会話ができても3人以上は難しい

・言葉をそのまま受け取ってしまうので冗談が通じない

・自分の関心のあることについて夢中になって話し続けてしまう

・思ったままを口に出してしまうので相手を傷つけることがある

・全体の雰囲気を壊す発言をしてしまうことがある

・同じ人を理想化したり、こきおろしたりたりする

・些細な事で口論になる

など更にコミュニケーションを難しくしてしまうことがあります。

このようなことが続くと、周りからは空気が読めないとか、変った人といわれ、思春期にはいじめやからかいの対象になることもあります。

アスペルガー症候群、高機能自閉症、特定不能の広汎性発達障害の人たちは、障害のためにコミュニケーションの障害を起こしやすいのですが、周囲の人は障害だとは思わず、また、本人が自覚していない場合もあります。

「天然ボケ」「不思議ちゃん」といわれる人たちは、自分がコミュニケーションの障害を持っていることに気づかないまま大人になった人たちですが、高学歴の人の中に多いといわれています。

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広汎性発達障害の人がコミュニケーション障害の辛さを克服するには

軽度の広汎性発達障害やADHD、LDの人たちは、本人や周りの人も障害に気づかないことが多く、人間関係によるストレスから不登校やひきこもりになるなど、さらに状況を悪くしてしまうことがあります。

コミュニケーションの障害を放置しておくと、だんだん会話をしなくなる→会話に対する苦手意識が生まれる→物事に対して消極的、否定的な考えになる→自分に自信が持てなくなる→さらに重度のコミュ障になるという負のスパイラルに陥ります。

コミュニケーションの障害は、人間関係においても悪影響を及ぼし、生きていくのが辛いと思うほどに自分を追い込んでしまうことがあります。

会話が続かない、相手と信頼関係が結べない、深い話ができない、自分に自信がないから友達ができにくい、親友と呼べる人がいない、恋人ができない、ついにはそのような自分を正当化してしまうこともあります。

対人関係に悩み、日常生活でも不都合を感じている場合は、専門医の診察を受けてみることをおすすめします。

診断を受けることで自分の特性がわかり、その人が辛いと思っている問題に対して考えることができます。

できれば家族や学校の友人、周りの人にも理解してもらうとよいでしょう。

広汎性発達障害の人はコミュニケーションの障害により、辛い環境におかれやすいといえますが、克服していくことは可能です。

解決方法は小さなことから少しづつはじめるのです。

・きちんと挨拶をする→よい印象を与える

・なるべく外に出るようにする→家にこもってゲームばかりするようになることを避ける

・コンビニの店員さん、外食した時などにも声をかける→コミュニケーションの練習になる

・相手の目を見ることが苦手な人→相手の目と目の間を見る

・人の話を聞いていないといわれる人→話の間に相槌を取る、頷く

・ストレートな物言いをしてしまう→人が嫌がる言葉を言わない、相手のプライバシーに配慮する

・話題を探すのが難しい→相手の話の聞き役に回る

・正確に状況を伝えられない→話すことをまとめておく、メモを活用する

広汎性発達障害の人だけがコミュ障を辛いと感じているわけではない

最近では、コミュ障あるあるとつぶやく人たちがたくさんいます。

基本一人、目的無しにカバン漁る、ひたすらTwitterをしている、休み時間は寝てるフリ、しきりに窓の外を見る、言葉のまえに「えっ、あ、うん 」 をつける、自分から話は振らないけど話しかけられたらそれなりに応じる、仲の良い奴の前ではテンション高い、電話が苦手、沈黙が怖い、ネットでは饒舌などなど、、、

いまや広汎性発達障害の人だけがコミュニケーションの障害に悩んでいるわけではないようです。

TwitterやFacebookはとても便利なツールですが、人と人とのコミュニケーションが辛いという人はこれからも増えていくような気がします。

まとめ

広汎性発達障害の人がコミュニケーションの障害を克服していくには、深刻に悩み、何度も失敗や経験を重ねるしかないようです。

過去の失敗や辛い経験は、自分の強みにすることができます。

広汎性発達障害、アスペルガー症候群の人たちが集まる会などに参加することは、同じような経験を分かち合える場になります。

そういうコミュニティの場を通して、障害の特性についてご自分も理解を深めてください。

広汎性発達障害の人は辛い思いをすることが多いかもしれません。

しかし、障害の特性を知り、得意分野を生かしてすばらしい才能を発揮している方も多いのです。

コミュニケーションは相手がいて成立つものです。

話すことが難しいと思ったら、まずは聞くことに専念してみましょう。

あなたが一生懸命なら、相手もあなたの話を聞いてくれるはずです。

そして周りの方々もコミュニケーションの障害を持つ方がいたら、突き放すのではなく一歩近づいていただきたいと思います。

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