エビリファイの初期副作用で吐き気、太ることも

エビリファイは大塚製薬が開発した薬で、世界65カ国以上で承認されている非定型抗精神病薬の一つです。

エビリファイは従来の薬より穏やかに作用するといわれ、副作用が少なく安全性が高いといわれていますが、服用した人の中には太る、吐き気をもよおす等の副作用を訴える場合があります。

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エビリファイはどんな薬?

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「エビリファイ」は、2006年より国内で使用されている抗精神病薬で、統合失調症、双極性障害の躁症状の改善、広汎性発達障害の興奮性に対する治療薬、うつ病の治療に用いられています。

抗精神病薬の中でも第2世代(非定型抗精神病薬)という新しいタイプに属し、第1世代(定型抗精神病薬)と比べると全体的な副作用は少ないといわれます。

さらに第2世代の中でもエビリファイは穏やかに効くため、副作用が少なく安全性の高い薬といわれています。

エビリファイには錠剤(3mg、6mg、12mg)、散剤(1%)、液剤(内用液0.1%)、OD錠(3mg、6mg、12mg、24mg)があります。

特にエビリファイOD錠は、甘みがあり、口の中に入れると数秒で溶けるので、高齢者など嚥下が困難な患者さんにとっても飲みやすく、外出先などでも水なしで飲めるといいます。

今では世界の医薬品売上トップ10に入る薬剤と言われており、日本でも多くの方に処方されている薬です。

エビリファイの新剤形「エビリファイ持続性水懸筋注用」は、一回の投与で4週間効果が持続する注射製剤で、2013年から欧米では使用されており、国内でも承認されました。

「エビリファイ持続性水懸筋注用」は、4週間に1回の投与で効果が持続する筋注用デポ製剤(効力を持続させるために徐々に成分が放出するように作られた薬剤)です。

長期にわたる薬剤の投与が確実であり、患者の来院回数を減らすことができるというメリットが期待されています。

安全性の高いエビリファイにも副作用がある

抗精神病薬には2つの種類があります。

第1世代の定型抗精神病薬と、第2世代の非定型抗精神病薬です。

第1世代の薬は幻覚妄想などをしっかりと押さえてくれるのですが、生活に大きな支障を来たす副作用(手足のふるえなどの神経症状、ホルモンバランスの異常、悪性症候群、重篤な不整脈など)が起こることもあるため、副作用の軽減が課題となっていました。

レボトミン、ヒルナミン、リントン、コントミン等。

第2世代は第1世代の副作用の改善を目指して開発された薬です。

リスパダール、ジプレキサ、ロナセン、セロクエル、エビリファイ等。

第2世代の薬は、第1世代の副作用を抑えることができましたが、身体をリラックスさせて代謝を抑制するため、血糖やコレステロールなどを上昇させて太る、それに伴い、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの発症リスクを上げるなどのデメリットがあるといわれます。

しかし総合的に見れば、第2世代の方が安全性は高いと考えられており、現在の統合失調症治療は、第2世代から始めることが基本となっているとのことです。

エビリファイの副作用は全体的に少なく、安全性が高いといわれていますが副作用はあります。

①アカシジア

アカシジアは足がむずむずしてじっとしていられなくなるという副作用です。

足がむずむずして落ち着かないため、常に貧乏ゆすりのように足を動かしたり、足踏みを繰り返したり、ウロウロと歩き回ってしまうようになります。

また足のむずむずに伴い、不安、焦り、イライラ、そわそわ、不眠などの精神症状が出現することもあります。

アカシジアが出た場合はすぐに主治医に相談することが大切です。

アカシジアを精神的な症状だと錯覚して、さらなる薬の投薬をしてしまうことがあるようなので、薬の副作用であることを覚えておきましょう。

②不安、不眠、焦燥、吐き気

エビリファイの開始初期に起こりやすい副作用です。

エビリファイは初期に十分な鎮静がかからなかったり、初期にドーパミン受容体を刺激してドーパミンを増やしてしまうことでかえって精神状態を不安定にしてしまうことがあります。

他の抗精神病薬には少ない、エビリファイの副作用とのことです。

この副作用は、エビリファイの血中濃度が落ち着くまでの一時的なものであるため、自然と改善していきます。

エビリファイの血中濃度が落ち着くまでは、補助的なお薬(ベンゾジアゼピン系抗不安薬など)を併用することもあるそうです。

③太る

第2世代の抗精神病薬の副作用で太ることがあります。

エビリファイは統計的に見ればわずかに体重は増加するようですが、臨床の実感としては大きく困ることはほとんどないといわれています。

体重増加の副作用は患者への大きな精神的負担になります。

特に若い方や女性は避けたい副作用でしょう。

④眠気、不眠

眠気は主にヒスタミン受容体をブロックすることで生じます。

エビリファイはヒスタミン受容体へほとんど影響しないため、眠気を起こす頻度は少なめですが、初期に精神状態を不安定にしてしまうことから不眠になることがあります。

⑤その他(頻度は極めて少ないといわれるもの)

手足の震え、筋硬直、手足が勝手に動いてしまう、ホルモン異常、悪性症候群

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エビリファイの副作用で太る?

精神科で処方される薬は太るという副作用があるといいます。

中でも抗精神病薬は太りやすい薬が多く、それに困っている患者さんは少なくありません。

お医者様のブログを拝見すると、抗精神病薬の中でエビリファイは体重への影響が少ない薬物の1つであるそうです。

エビリファイは初期に吐き気などの副作用を伴い、体重減少に関与することもあります。

他の抗精神病薬(リスパダールやジプレキサ)からエビリファイに変更した際、大幅な体重減少がみられるケースもあり、他の薬と比べても太る程度が少ない、太りたくない人におすすめらしいです。

同じくエビリファイを服用しても太る人、体重が変わらない人、体重が減る人がいるように、副作用には個人差があるそうです。

エビリファイに限らず、いかなる薬も際限なく体重が増えるわけではなく、ある一定の水準になると体重増加は止まるとのこと。

このようなこともあり、太ったからといって薬を飲まなかったり、やめてしまうのは早急な考え方かもしれません。

精神科医は体重が増えていたとしても、メリットの方がデメリットを上回ると判断すれば、しばしばその薬をそのまま継続するそうなので、まずは主治医に相談してみましょう。

薬の副作用で太ってしまった時の対処法

エビリファイが太らない薬だといっても、100%太らないというわけではありません。

薬を飲み始めてから体重の増加が見られたら、気にしないわけにはいきませんよね。

その場合は、独断で薬の量を減らしたりするとよくないので、必ず主治医と相談してください。

①まずは生活習慣を見直すこと

規則正しい生活、適度な運動などの生活改善を行えば体重は落ちます。

夜型の生活習慣になっていないか、食事の量や栄養のバランスは適正か、ストレスによる暴食、飲酒などをしていないか、きちんと排泄されているか。

30分以上の散歩、余裕があればジョギングやサイクリングなども効果があります。

②エビリファイの減薬

精神状態が安定しているのであれば、主治医と相談の上、 減薬を考えてみる方法もあります。

多少太っても大丈夫な人と、これ以上太れないと思っている人とでは精神的な負担が違います。

太るということが大きなストレスになっているなら、その旨を主治医に伝えましょう。

ただし、病状によっては薬の量を減らせないこともあります。

薬を減らせないという結論になった場合は、主治医の指示に従ってください。

まとめ

エビリファイは他の薬に比べて比較的副作用が少ない、飲みやすいという点から、多くの患者さんに処方されている薬ですが、副作用は抗精神病薬に限らずあらゆる薬にあるものです。

抗精神病薬は長期間飲むことが多いため、特に副作用にも注意を向けたほうが良いと思います。

薬の副作用の現れ方も個人差があり、初期症状の吐き気、太るというのも、その人の生活習慣、健康状態、精神状態によっても違うことでしょう。

抗精神病薬は太るらしいというのもわたしたちが薬に抱いている先入観だったりします。

薬のメリット、デメリット、副作用についても正しい情報を知っていれば不安にならずに済みます。

精神科、心療内科の病院選びも慎重にされることをおすすめします。

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