アスペルガーとADHDと重複しやすいACについて

AC(アダルトチルドレン)は、正常な機能を果たしていない家庭で育ったことにより、成人してからも心に傷を抱えている人のことをいいます。

アスペルガー症候群やADHDの方がアダルトチルドレンであることも多く、発達障害の方のお子さんがアダルトチルドレンであることもあります。

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AC(アダルトチルドレン)ってなに?

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ACは『大人になりきれない精神的に幼い人たち』と誤解されやすいこともありますが、機能不全の家庭で育った子どもが、親に甘えたり、無邪気な幼少時代を過ごすことができず、むしろ、幼少の頃から大人として生きなければならなかった人達のことをいいます。

例えば、子どもの時からいつも母親の愚痴の聞き役だった、親から虐待されていた、突然怒り出す母親の機嫌を損ねないように気を使っていた、家族に病人がいたために甘えることができなかった、両親がいつもけんかしていたなど・・・。

それゆえ、アダルトチルドレンの方はむしろ「しっかりした方」「頼れる方」「きちんとした方」と評価されることもあるそうです。

幼い子どもが機能不全の家庭で育つということは、幼い心に深い心の傷(トラウマ)を体験したということです。

アダルトチルドレンの方の多くは、そのトラウマが適切に処理されないまま、大人になってもトラウマを持ち続けています。

上司に怒られると身体が震え、仕事に支障をきたしてしまうとか、相手の目を見て話せないとか、コミュニケーションや人間関係の苦手さ、恐怖心や緊張、神経症などといったことも心的外傷の後遺症であると考えられています。

アダルトチルドレンが自然に解消されていくということは難しいそうです。

心に受けたトラウマが自分の意思や努力で変えていけないほどの深い傷だからです。

ACの方は次のような悩みを持っています。

・対人恐怖・緊張

・人の顔色を伺ってばかりで疲れてしまう

・他人の評価をとても気にしてしまう

・相手のご機嫌を取ってしまう

・子供にきつく当たってしまう

・どこに行っても苦手な人がいる

・何となく生きづらい

・自分の感情がわからない

・何かにつけ自分を責める

・自分がどうしたらいいかわからない

・自分も他人も信頼できない

・他人の世話ばかりしてしまう

・愛情を示してくれる人を求めてしまう

・人の意見にノーと言えない

・常に何かが足りないという空しさや寂しさを感じる

・生きていること自体に罪悪感を感じる

・他人から認められたいという気持ちがとても強い

・攻撃的で、反社会的な行動を起こすことが多い

・自分を必要とする人がいないと不安になる

ACの方が抱くこれらの悩みの根はとても深く、トラウマと複雑に絡み合っていますが、そのことがわからないとすべてうまくいかないのは自分のせいだと自分を責め、自分には価値がないと思ってしまいます。

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アスペルガーとADHDの方がACであることも少なくない

機能不全の家庭とは、親が子どもに対して精神的、身体的、性的な虐待をしていた、親がアルコールやギャンブルや薬に依存して子どもの面倒を見なかったということだけではありません。

親の浮気、離婚、再婚、家庭不和、経済的貧困、家族の病気などが原因で、ストレスが多い家庭環境になり、自分が気づかないうちにトラウマになっている可能性があります。

親がしつけや教育を口実にして、子どもの健やかな成長を妨げる『毒親』になっている場合もあります。

経済的に厳しい家庭に多いのではなく、経済的に豊かで、社会的な地位がある家庭においても機能不全の家庭は存在するのです。

アスペルガー症候群やADHD、知的障害のある自閉症のお子さんを持つ親なら、ほとんどの方が経験していることでしょう。

発達障害を持つお子さんは、ほとんどの方が幼いころから、程度の差はあれ親から精神的、身体的虐待、とまでは行かなくても、よく叱られ、たたかれ、否定的な言葉を言われて育ちます。

優秀な子どもであればよい成績を取るのは当たり前で、成績が下がったらひどく叱られるという家庭環境に育った方もいます。

非情にしつけの厳しい家庭では、親に口答えすることは一切許されず、いつも親の顔色を伺っていたという方もいます。

自分はACかもしれないと相談に来られた方で、アスペルガーやADHDであった方もいるそうです。

そして、これらの家庭で受けたトラウマは、子どもが親になったときに受け継がれていく可能性があります。

アスペルガー症候群の方は、軽度の方であっても他人の気持ちがよくわからない、言葉の裏が読めない、指示されたことを理解できないということがあります。

人よりこだわりが強いこともあり、対人関係が苦手という方は多いです。

ADHDの方は子どものころは落着きがなく、多動が見られます。

本人は真面目にやっているのに他の事に気持ちが行き、人の話をきいていないと思われ、よくミスをしたり、物をなくしたりするので、しかられることが多いと思います。

人の話を割って入ってしまうこともあり、嫌がられることもあります。

軽度のアスペルガー症候群やADHDの方は、大人になりながら処世術を身に着けていくのですが、彼らの生きづらさは、アダルトチルドレンの方の特徴にも似ています。

親から褒められるより叱られることの多い環境で育った子どもは、屈託なく笑いあっている人たちが、自分の気持ちには合わないといいます。

また小さい頃から、親から怒鳴られたり、親のDVを見て育ったりしているうちに、自分の感情を押し殺すことを覚えてしまい、常に人に合わせていたり、自分の意見を言うことを恐れるようになってしまいます。

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親、兄弟がアスペルガーやADHDである場合にもACになる可能性がある

主に子どもの養育者である母親、父親、また兄弟がアスペルガーやADHDの場合、他の病気だった場合には次のようなことがおこります。

・母親が急に怒り出すので怖かった

・母親が片付けられない人で、いつも家の中が散らかっていたので友達を呼べなかった

・母親が相手が傷つくようなことを平気で言う人だった

・母親が立ち話をすると、いつまでもしゃべり続けていた

・買い物に行くと子どものことを忘れるので、よく迷子になっていた

・父親はいつも部屋にこもって自分の好きなことをしていた

・父親はとても変った人だった

・嫁姑の争いをいつも見ていた

・夫婦喧嘩が絶えなかった

・父親に遊んでもらったことがない

・兄が自閉症だったので、自分だけが幸せになってはいけないという罪悪感をもって生きていた

・弟に身体障害があったので親に甘えられず、いい姉を演じてきた

・姉が精神疾患をわずらい、自殺未遂や感情の爆発にずっと振り回されてきた

・優秀な兄の死により、心が癒えない両親との生活で自分の存在価値を見いだせなくなった

自分だけでなく、家族のアスペルガー症候群やADHD、その他の病気で辛い思いをすることがACに及ぶこともあるのです。

まとめ

アスペルガー症候群やADHDの方がカウンセリングを受けると、ACが重なる方も少なくないといいます。

発達障害の方の生きづらさと、AC(アダルトチルドレン)の生きづらさは、重複するところがありますね。

何か特別な家庭だけに育った人だけがACになるわけではありません。

発達障害の方だけでなく、定型発達の方も、おそらく誰もが心に傷を負っています。

物質的には豊かになったとはいえ、ストレスの多い社会に生きている私たち、次世代を担って行くあなたも注意しなければいけませんね。

自分の心の問題に正面から向き合うのはとても勇気のいることですが、ACは長期に渡るカウンセリングにより解決することができるそうです。

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