ADHDやアスペルガーは子供に遺伝する?

アスペルガー症候群とADHDは子供に遺伝する確率が高いといわれています。

発達障害の原因については様々な説がありますが、親や親族に発達障害の方がいたら、定型発達の方に比べて高い確率で子供に遺伝する可能性があります。

発達障害の遺伝についてどのように向き合っていかれますか?

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アスペルガー症候群とADHDの子供への遺伝説

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アスペルガー症候群とADHDは言葉の遅れがない発達障害です。

アスペルガー症候群の人は、子供のころから頭がよく、記憶力も良いそうです。

一流大学を出ている人も多く、資格も沢山もっている、けれども仕事が覚えられない、人の気持ちが分からない、常識が通じない、ちょっと困った人という感じでしょうか。

このアスペルガー症候群もいくつかタイプがあり、積極奇異型、受動型、孤立型の3つに分類されています。

積極的奇異型は社交的です。どんどん人とかかわりを持とうとするのですが、知らない人に話しかけたり、人と話す距離が近かったり、一方的に自分の話をすることがあります。

受動型は誘われれば付き合うが、自分からは人と接しない、集団の中で目立たない人ですが、他人と関わろうと努力をしている人もいます。

孤立型は1人でいるのが好きなので、他人とはあまり関わらない人が多く、あまり周りの影響を受けません。

相手の立場を考えずにストレートな発言をしてしまい、場の雰囲気を壊してしまうこともあります。

アスペルガーという名前が認識されるようになったのも20年前くらいのことなので、高学歴の大人でアスペルガーの方は少なくないと思います。

最近子供のアスペルガーを契機として、調べてみたら親や親族にもそのような人がいるということで、遺伝するらしいという説が定着してきました。

ADHDは集中力が続かない(不注意)、落ち着きがない(多動性)、思いついたら実行してしまう(衝動性)といった症状が特徴です。

小さい子供にはこれらの行動がよくみられ、成長とともに周りに合わせてコントロールできるようになるものですが、ADHDを持つ人は成長しても、学校や仕事や結婚生活に支障が出てきてしまうのです。

多動は成長と共になくなっていくようですが、大人になっても不注意や衝動性はそのまま残り、就職や結婚後に問題が起こり、相談に来る方も多いようです。

ADHDにも不注意優勢型、多動・衝動性優勢型、混合型とタイプがあります。

不注意優勢型は約束を忘れたり、物を無くしたり、空想壁があるということが頻繁に起こり、女性に多く、おっとりしている、ボーっとしているという印象を持ちます。

多動・衝動性優勢型は、落着きがなく、エネルギッシュに行動を起こすのですが、ミスも目立ちます。

アスペルガー症候群とADHDの両方の特性を併発している方もいます。

また、同じ発達障害であるLD(学習障害)を併発している方もいます。

更には強いこだわり、感覚的な過敏症状を持つ場合もあり、発達障害の特性が強く現れる方と、そうでない方がいること、また、育った環境や性格なども関わって、発達障害を持つ方の状態は人により様々であると言うことができます。

ADHDも100%ではありませんが、子供に遺伝する可能性があるといわれています。

アスペルガーとADHDは子供から兄弟へも遺伝する?

アスペルガー症候群やADHDは兄弟にも遺伝するでしょうか。

遺伝的な因果関係はまだまだ解明されていない部分が多く、兄弟がアスペルガーやADHDになる確率まではわかっていません。

アスペルガーやADHDの場合は、言葉の遅れがないために、日常生活に支障をきたすほどではありません。

子供のころから賢い子だと思われることはあっても、まさか障害があるなどと思わずに、親も見落としてしまうこともあるでしょう。

ADHDの場合は男児に多動の症状が多く見られ、女児には不注意の症状が多く見られています。

女児の場合は周りにおとなしい子という印象を与えるため、ADHDの症状が分かりづらく、見逃されてしまうことも少なくありません。

発達障害は男女比の割合も4:1で男性に多いといわれていますが、実際には女性の割合がもっと多いのかもしれません。

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もしアスペルガー症候群とADHDが子供に遺伝していたら

アスペルガー症候群とADHDは共に軽度の発達障害ですが、20年位前までは一般的にあまり知られていなかったと思います。

おとなしい子、静かな子、目立たない子はあまり問題を起こしませんし、成績優秀なら教師にも期待され、普通にクラスの中で過ごせる子もいることでしょう。

積極的でクラスの人気者になる子もいることでしょう。

ところが悪い面が強く現れて、クラスの友達からはぶられたり、いじめの対象になることもあります。

友達とよく衝突し、教師からも問題児扱いされ、不登校やひきこもってしまう子どもが少なくないのも事実です。

LDを併発している場合は特定の教科が苦手だったりするので、なかなか障害であることに気づかない場合もあり、親や教師が注意してあげることも必要です。

本人が生きづらさを持っていても、それを障害とは思わなかった時代の人たちは、社会にでてから、家庭を持ってから問題に気づいた人も多いはずです。

発達障害の疑いが見られ、学校や社会生活、結婚生活において支障がみられるようなら、専門医の診察を受けることをおすすめします。

アスペルガー症候群やADHDを放置しておくと、学校を卒業後、仕事が続かなかったり、職場を転々としたり、状況によってはうつ病やひきこもりなどの二次障害に発展する場合があります。

発達障害は親から必ず遺伝するというわけではありませんが、親から子どもに、また兄弟に遺伝するかもしれないということを覚えておきましょう。

親から遺伝したと思われる場合は、親が同じ苦労をしてきたわけですから、子どものよき理解者になれるケースもあります。

発達障害には様々な特性があるということや、適切な支援を受けることで今まで感じていた生きづらさやストレスを減らすことができるということを知っておくと、本人も周りもとても楽になると思います。

アスペルガーやADHDが子供に遺伝するなら、検査する方法は?

アスペルガーやADHDが子供に遺伝する可能性があるなら、妊娠中に検査することができないかと思う方がいるかもしれません。

病気や障害を知るための検査として超音波検査、羊水検査、新出生前診断、胎児ドッグ、遺伝子検査など様々な出産前診断があります。

出産前診断は近年めざましい発達をしており、遺伝子検査においてもすべての遺伝子を解析できる技術も整っているとのことですが、まだ実用段階ではありません。

出生前にアスペルガー症候群、ADHDの可能性を知るための検査は現在はまだありません。

発達障害は脳の働きや神経伝達物質の働きが原因であると言われているので、身体に特徴的なものはなく、出生時は正常児と判断されます。

実際の診断は、アメリカ精神医学会で定められている判断基準であるDSM-5やWHOのICD-10を用いて診断がなされます。

本人への問診や面談、子供のころの様子、知能検査などから、アスペルガー症候群やADHDかどうかが総合的に診断されていきます。

まとめ

子供アスペルガー症候群やADHDは、親や教師が関心を持ってあげると早期発見が可能です。

日本の社会が昔とは随分変ってきたので、目立つようになった障害であるかもしれません。

診断を受けずに大人になってしまった方々が社会にでて辛い思いをしています。

子供がアスペルガー症候群やADHDであった場合は、親や兄弟にもその特性が認められることがわかっています。

発達障害の遺伝を心配して、結婚や出産を考えてしまう方もいらっしゃると思いますが、これはそのときにならなければ分からない部分でもあります。

だから、発達障害に対して無知でいるよりも、発達障害に対する知識と理解と、もしもの場合の対策もご夫婦で考えておいてほしいのです。

発達障害の遺伝性がもっと社会に認識されるようになり、早いうちから適切な支援を提供できるようになるといいですね。

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