アスペルガーとADHDのカップルの相性ってどうなの?

アスペルガー症候群とADHDは共に軽度の発達障害です。

アスペルガー症候群とADHDもいくつかのタイプがあり、現れる行動や特徴、こだわりなどは人によって違います。

アスペルガー症候群とADHDのカップルは意外と多く、お互いに引かれあう部分があるというのですが、実際のところ相性はどうなのでしょうか。

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アスペルガー症候群とADHDのカップルは相性が良い?

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成人発達障害を診てきて驚くのは、夫がアスペルガーで妻がADHDのカップルが非常に多いことだ。基本的にASはADHDが好きなようで、愛着の対象になりやすい。

 ASの夫は、支配的で、よくDVで問題になる。妻の全行動をコントロールしようとしたりする。ところがADHDの妻は、極端にマイペースで、夫がそんなことを考えていても、相手にしない強さがある。ASは一見強そうに見えるが実は依存的で、ADHDの妻が支配できないと分かると一転献身的に尽くす理想の夫に変身する。

逆に考えると、「ASの男性が発達障害以外の女性と同居し続けるのは非常に困難」ということかもしれない。女性のほうが持たなくて、DV問題になってしまう。

ADHDのほうがうざったくなって離婚することも多い。中には繰り返しASと結婚するADHDもいる。

こういうケースで困難なことは、「子供がASであったりADHDであったりして、虐待問題になる」ということだ。逆にこのカップルに発達障害で無い子供が生まれると、必然的にAC(アダルトチルドレン)になってしまう。私はこのさまざまなパターンを診療している。

精神科医 やんばる先生の いみふめいなヒトビト より引用

アスペルガー症候群もADHDも軽度の発達障害であり、普通に言葉を交わしているだけでは見極めがつかないことがあります。

そのため本人や家族でさえわからない場合があり、未診断のまま成人してしまう方も多いのです。

付き合ってみたら相手の方が発達障害だったということは少なくないと思いますが、相性はどうでしょうか。

アスペルガー症候群とADHDのカップルの相性がよい場合

わたしの身近にはエリートのアスペルガーの方はいなかったのですが、仕事の現場で活躍しているアスペルガーの方というのは、一見、障害があるということがわかりません。

ある程度の意思疎通ができ、学歴も高く、難しい資格も持っているし、礼儀正しく知的で真面目そうに見えるのです。

男性はおしゃべりである必要はありませんし、高いコミュニケーションスキルが求められるわけでもありません。

アスペルガー症候群の人は他人の気持ちは的確に読めませんが、頭の回転と記憶力がよく、かつ意志が強く、難関大学を卒業しているということになれば有望株だと思いませんか?

そのようなアスペルガーの男性は、社内でも人気の高い男性社員の候補に挙がると思います。

一方ADHDの女性は、一見おっとりとしていて、極端にマイペースで、アスペルガー症候群の男性のこだわりや支配的に見える態度を相手にしない強さがあるということから、この場合のカップルの相性はよいかもしれません。

引用文では夫がアスペルガーで妻がADHDのカップルが非常に多いということですが、アスペルガー症候群もADHDも様々なタイプがあります。

人は自分にない部分を相手に求めようとするところがあります。

アスペルガー症候群の方は、今までの自分の知識や経験を元に行動を起こすことが多いので、新しいことをはじめたり、思い切った行動を起こすことが苦手ですが、ADHDの方は次々と新しいことを始めていく傾向があります。

ADHDの方はエネルギッシュな方が多く、発想、行動力がよい方向に現れると、一緒にいる人が楽しくなり、新しい発見があるといいます。

ADHDには不注意優勢型と、多動・衝動性優勢型、混合型があり、人によって症状の現れ方には違いがあります。

不注意優勢型のタイプは忘れ物が多い、空想癖がある、行動がワンテンポ遅れてしまう、ボーっとしているなどの特徴があり、女性に多いといわれています。

多動・衝動性優勢型は思ったことをすぐ行動に移す、かっとなって手が出てしまう、落ち着きがなく、いつもそわそわしているなどの特徴があります。

カップルによっては、見ていると危なっかしい、ほうっておけないので何とかしてあげなければいけない、守ってあげたいと思う部分にもなるそうです。

恋愛中のカップルは相手の悪いところなんか見えませんよね。

何かあれば共有したいし、声を聞きたいし、次の休みが待ち遠しくてたまらない。

相手の短所もこんなふうに肯定的に取れるんだと感心することもあります。

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アスペルガー症候群とADHDのカップルの相性がよくない場合

人間には長所も短所もあるのが当たり前ですが、限度を超えると今までよく見えていた部分がよく見えなくなってしまいます。

アスペルガーの方は新しいことになじむのが苦手で、今までの方法や経験で積み上げてきたものを変えるということが難しい面を持っています。

意志が強いといえば長所のように聞こえますが、融通が利かないという短所にもなりえます。

自分の母親像を彼女に求めてしまうこともあり、彼女の足りない部分を非難することもあります。

基本的に相手の気持ちを理解することが苦手なので、お互いの言い分がすれ違ってしまうこともあり、DVに発展してしまうことも多いといいます。

一方ADHDの方の落ち着きのなさ、守ってあげたいと思っていた部分が、限度を超えてこれはひどい!と思った瞬間から、時間管理や金銭管理ができないことから始まって、集中力がなく、話を聞いてないなど欠点だらけになってしまいます。

こうなった場合は相性がよいとは言えません。

感情的に相手を非難するのではなく、冷静にならなければなりません。

発達障害を疑ったら、発達障害者支援センターに相談してみるか、医師の診断を受けてみるなど調べてみることも必要です。

感情的にならずに、自分と相手のできることと苦手なことを冷静に見つめましょう。

そしてお互いの妥協点を見つけ、改善していきましょう。

アスペルガー症候群とADHDのカップルの相性を決めるのは

相手の素敵なところ、苦手なところ、自分のいいところ、苦手なところをお互いに尊重できるようになり、相手の言葉にも耳を傾けることができる謙虚さを持つことができるなら、相性のよい関係を築いていけるのではないでしょうか。

アスペルガー症候群の方もADHDの方も、子どものころから生きづらさを感じている方が多く、そういう面ではお互いを理解しやすい立場にいるともいえます。

アスペルガー症候群とADHDを併発している方もいるので、お互いに似た部分を持っていることで一番の理解者になれるかもしれません。

アスペルガー症候群もADHDも、その人のおかれた環境、人間関係、どのような支援を受けたかなどによって、人間性も大きく変っていきます。

よい環境に恵まれた方は得意分野を生かした仕事に着き、成功を治めることもできるでしょう。

その反対にストレスの多い環境で失敗を繰り返すと、自信を失い、精神疾患を患い、うつ病などの二次障害を起こします。

そうなると考え方が自分中心になり、すべてを周りのせいにするなど、相手の言葉を受けいれられなくなっていきます。

大人の発達障害の方がそうなる前に、よい環境や、よき人との出会いは大切なのです。

まとめ

アスペルガー、ADHDの方のカップルの相性について書いてきましたが、実際のカップルの相性は人それぞれなのだと思います。

人間には完璧な人はいません。

相手に求めてばかりいては不安や恐れが付きまとい、相手に合わせるだけでは疲れてしまうでしょう。

お互いに無理をせず、問題が起こったら納得いくまで話し合いましょう。

そしてできるなら発達障害に対する理解と知識も持ちましょう。

発達障害について知っているだけで、相手を理解しサポートすることもできるでしょう。

カップルからいずれは結婚に発展していくかもしれませんが、慎重に考えたほうがよいと思います。

結婚を考え、家庭を持つようになるとまた状況は変ってくることでしょう。

生まれてくる子どものことも頭においてほしいと思います。

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