いとこの発達障害は自分の子供に遺伝する?

いとこや親戚に発達障害がいると、子供に遺伝するかも知れないと心配される方がいらっしゃると思います。

発達障害の原因の一つとして遺伝的要因がありますが、結婚や出産を諦めないといけないでしょうか。

発達障害について漠然とした知識しか持っていないと、不要な不安や恐れを抱くことになりますよ。

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いとこの発達障害の遺伝が自分にも及んだらという恐れ

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もし、あなたにお姉さんがいて、結婚してお子さんを産んだとしましょう。

そのお子さんが発達障害だったとしたら、あなたはお姉さんの苦労を見ながら、結婚や出産に対して不安を抱くかもしれませんね。

いとこが発達障害だったら、自分の子供に遺伝するのだろうかということを一度は考えるのではないでしょうか。

または、自分のお兄さんが重度の自閉症だったら、あなたはお母さんの苦労を子供のころからずっと見てきたわけだから、自分の子供にも遺伝するかもしれない、自分にはできないと思うかもしれません。

発達障害の中でも、特に重度の知的障害を持って生まれてきたお子さんを育てていくのは、本当にとても大変なことです。

昔は発達障害がどんな障害なのかもわからなかったので、世間の見方は『親のしつけのなっていない子供』でした。

周りと同じように行動できないことは非難の対象にされ、親はもちろん、その兄弟も辛い思いをしてきたことでしょう。

反面、その大変さを知っているから、支援する側に立って、発達障害の人をサポートしていく道を志す方もいらっしゃいます。

発達障害がどういうもので、どういう支援をしてあげたらいいのかがまったくわからないと、家族が振り回されることになりますが、わかっていると支えることができます。

現時点では発達障害の遺伝はいつ、どのように現れるのか確定することはできないのです。

親、兄弟、いとこに発達障害の人がいたら、自分の子供にも遺伝する確率は高くなります。

遺伝子の研究も進んでいますが、すべての遺伝子を調べることは実用的ではありません。

お子さんが発達障害を持って生まれる場合もあるし、遺伝しない場合もあります。

もし発達障害を持って生まれてきても、重度の障害なのか、軽度のものなのかわかりません。

結婚相手の家系をいちいち調べることもできないでしょう。

生まれてくる子供は天に委ねることしかできないのではないでしょうか。

いとこの発達障害の遺伝をどのように受け止めるか

いとこや、親兄弟の発達障害により結婚や出産に恐れを抱く方は、将来に対して真剣に考えていらっしゃる方でしょう。

それはすばらしいことですが、それだけにとらわれないほうがいいように思います。

わたしたちは自分の寿命をどうすることもできないし、生まれてくる子供の人生にも関与できません。

いとこの発達障害が遺伝するか真剣に思い悩んで現実が変るでしょうか。

そのあとどうするのかを考えた方が建設的だと思いませんか。

生まれた子供が健康であって欲しいと思うのは、すべての親の願いだと思います。

では生まれた子供に障害があったら、要らないのですか?

そんなことはないと思います。

どんな姿で生まれてきても、あなたに、その夫婦に、その家庭にいちばんふさわしい子供が生まれるのだとわたしは思います。

だから、これから結婚を考えている方、お子さんのすべてを受け入れる準備をして結婚、出産に臨んでください。

母親になる方、父親になる方、親になるというのはどういうことなのか心の準備をして臨んでください。

どんな夫婦になるのか、どんな親になるのか、どんな家庭を築くのか、どんな人生を歩むのか、結婚について真剣に考える方なら、何が起こっても受け止めていけるのではないかなと思うのです。

わたしは今になって思うのは、結婚や出産や、人生に対して真剣に考えていなかったのでとても後悔しています。

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発達障害は理解されにくいため誤解を受けやすい

発達障害という言葉を聞いたことがあっても、よくわからないという人は多いのではないでしょうか。

発達障害が理解されにくく、世間に悪い印象を与えてしまうのはなぜでしょう。

一つには、発達障害が従来の一般的な障害の概念では説明できない部分があることです。

発達障害の分類は多岐にわたり、障害の程度により個人の状態や行動が多様で、統一的なイメージをつかみにくいのです。

目に見える身体の異常ではなく、日常の態度や行動に特徴が現れるため、特に軽度の人は障害があるかどうかもわかりません。

発達障害は広汎性発達障害、ADHD、LD、吃音、チック症の総称であり、広汎性発達障害はさらに自閉症、小児期崩壊性障害、高機能自閉症、特定不能の広汎性発達障害、アスペルガー症候群などが含まれます。

・広汎性発達障害の自閉症の中には知的障害を伴う場合が多く、以前に知的障害を持つ自閉症児のドラマを見た方は、その一部を垣間見られたかと思います。

・知的障害を持つ自閉症は言葉の遅れ、多動、強いこだわり、パニック、てんかん、聴覚過敏等を持つうえに、自閉症特有の社会性、コミュニケーション、想像力の質的差異が幼少のころから現れます。

・知的障害のないアスペルガー症候群、高機能自閉症、特定不能の広汎性発達障害は言葉の遅れはないのですが、程度の差はあれ自閉症の特性をもっているので、特にコミュニケーションの部分で社会に適応できにくい問題を抱えています。

・ADHDは注意欠陥多動性障害といわれるように、多動、集中力散漫、ミスが多く、こちらも社会に適応できにくいという問題を抱えています。

・LDは特定の学習能力に偏りがあり、読み、書き、計算などに困難さを持つ場合と、非言語的な不器用さ、運動能力に困難さを持つこともあります。

発達障害は先天的な脳の機能障害であるので、障害の程度に関わらず支援が必要なのですが、軽度の発達障害は知的基準では問題がないからと、支援学級に通うこともできず、十分な支援が受けられないことが多いです。

いとこが発達障害だったら、障害の程度によりますが、その親はとても苦労するのではたから見ても大変だと思うでしょう。

しかし、発達障害の子供が早期に発見され、早くから適切な支援を受ければ、後に引き起こされる二次障害を防ぐこともできるのです。

もし子供が発達障害でも早期療育で問題は改善する

日本ではまだまだ発達障害、特に軽度の発達障害に対する理解と支援体制が十分ではないため、発達障害の人が社会に適応できない状況が浮き彫りになっています。

また、支援方法は各自治体に任されているため、発達障害に対する支援が進んでいる地域もあれば、支援が進んでいない地域もあります。

支援が受けられないまま大人になった発達障害の人の問題が、時々事件として取り扱われることもあるため『発達障害だったら大変だ!』というイメージが定着しているのでしょう。

どうしても発達障害の問題の部分がクローズアップされてしまうのですが、長所もあり、すばらしい才能を持っていることもあるのでお忘れなく!

発達障害についてまったく知らない状態で子育てをしたら大変ですが、あらかじめ発達障害の持つ特性と上手に付き合っていく方法を知っていれば、対処していけるのではないでしょうか。

いとこが発達障害で、もし生まれてくる自分の子どもに遺伝したらどうしようと恐れて、結婚や出産を前に苦悩している方がいたら、前向きに考えてくださるといいなと思っています。

まとめ

結婚や出産は人生の大きな転換点ですね。

今までの人生が180度変ってしまうのですから慎重にならざるをえません。

しかし、いとこが発達障害だったから、自分の子供にも遺伝するという確率は神様にしかわかりません。

私は最近人と話していて(あれ、この人も発達障害的なところがあるな)と感じることがあります。

定型発達といわれる人も程度の差はあれ独自のこだわり、譲れない部分、変った部分、あれ?と思う個性を持っています。

発達障害の人を何か特別な人としてみるのではなく、自分とはちょっと(だいぶかもしれませんが)違う考え方、物事の捉えかたをするんだなというふうに見方を変えていくと、受け入れていくことができますよ。

相手が自分にはない違った部分を持っていることを尊重してあげ、理解しようという努力を怠らないならば、定型発達の人と発達障害の人とがもっと分かり合えるのではないかなと思います。

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